こたえなんていらないさ

舞台オタクの観劇感想その他もろもろブログです。

2018年の観劇とイベントまとめ

まとめるというか、観たものをひたすらに並べるだけでとくに演目ごとの感想とかは全くないです!(感想はすでに引くほど大量に書いているしな…)
あとから振り返るための自分の記録として大事なのでやっている、というだけのやつです!

  • 1月

1/7 刀ミュ つはものどもがゆめのあと(マチソワ)
1/8 刀ミュ つはものどもがゆめのあと(マチソワ)
1/13 刀ミュ つはものどもがゆめのあと(ソワレ)
1/14 刀ミュ つはものどもがゆめのあと(東京楽)
1/17 The Brow Beat 仙台
1/21 黒羽麻璃央ファンミーティング東京1部・2部
1/24 TBS「ライブB♪」収録(TBB出演)
1/27 The Brow Beat 名古屋
1/30 刀ミュ つはものどもがゆめのあと ライビュ

  • 2月

2/3 The Brow Beat 東京
2/4 The Brow Beat 東京オーラス
2/7 舞台「おおきく振りかぶって
2/9 久順銘茶トークイベント@二子玉川ライズ
2/10 Sea Opening 公開初日舞台挨拶@シネマート新宿
2/11 佐藤流司写真集「Reception」リリイベ@HMV渋谷
2/12 Sea Opening 舞台挨拶@イオンシネマ板橋
2/12 佐藤流司写真集「Reception」リリイベ(トークショー
2/17 「俺旅inハワイ」追加公演1部・2部
2/26 北園涼26thバースデーイベント

  • 3月

3/21 朗読劇「シスター」(マチソワ)
3/24 黒羽麻璃央写真集「開放」リリイベ@HMV渋谷
3/24 刀ミュ 結びの響、始まりの音(初日)
3/31 黒羽麻璃央写真集「開放」リリイベ@越谷レイクタウン

  • 4月

4/1 刀ミュ 結びの響、始まりの音(東京楽)
4/21 舞台「黒子のバスケIGNITE-ZONE
4/22 刀ミュ 結びの響、始まりの音(マチネ)
4/28 刀ミュ 結びの響、始まりの音(ソワレ)

  • 5月

5/2 朗読劇「私の頭の中の消しゴム」(ソワレ)
5/3 The Brow Beat @日比谷野外音楽堂
5/4 刀ミュ 結びの響、始まりの音(マチネ)
5/6 刀ミュ 結びの響、始まりの音(前楽・大楽)
5/20 めがだん上映会1部
5/20 テニミュ ドリライ2018

  • 6月

6/23 タカトーク1部

  • 7月

7/21 黒羽麻璃央25th Birhday Party 東京1部・2部
7/22 黒羽麻璃央25th Birhday Party 大阪1部・2部

  • 8月

8/4 刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里(マチソワ)
8/5 刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里(マチソワ)
8/9 刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里(マチソワ)
8/11 刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里(マチソワ)
8/12 刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里(マチソワ)
8/14 刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里(マチソワ)
8/18 刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里(マチソワ)
8/19 刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里(大楽)
8/26 ぼくは明日、昨日のきみとデートする(15時・19時)

  • 9月

9/8 ミュージカル「ジャージー・ボーイズ」(TEAM BLUE)
9/9 映画「鹿沼」イベント(1~3部)
9/15 「アヤメくんののんびり肉食日誌」リリイベ@HMV渋谷(1~3部)
9/16 刀ミュ 加州清光単騎出陣2018(マチソワ)
9/17 刀ミュ 加州清光単騎出陣2018(東京楽)
9/22 テニミュ 全国大会 青学VS氷帝

  • 10月

10/6 黒羽麻璃央ふるさと巡り@仙台
10/20「俺旅in韓国」完成記念イベント東京(1~3部)

  • 11月

11/10 黒羽麻璃央カレンダーイベント東京(1~3部)
11/18 映画「鹿沼」イベント(1~3部)
11/24 刀ミュ 真剣乱舞祭2018@サンドーム福井
11/27 刀ミュ 真剣乱舞祭2018@日本武道館

  • 12月

12/6 刀ミュ 真剣乱舞祭2018@宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(マチソワ)
12/15 刀ミュ 真剣乱舞祭2018@幕張メッセ
12/16 刀ミュ 真剣乱舞祭2018@幕張メッセ(マチソワ)


今年は文字通り、見事なくらいに刀ミュに始まり刀ミュに終わる年になりました。
このまとめをやってる理由はですね、毎年ごとに現場の数を可視化することは(散財している)現実に向き合う上で大事だな!と思ってるからです!
2018年の現場数はたぶん「88」らしくて圧倒的に過去最多になったのですが、怖かったのはその数が自分の体感よりも30くらい多かったことでした。いやそれ、いくらなんでも私のカウント性能ザルすぎでは!?と思いました。なお軽く反省はしたが、後悔はしていない!

そのわりに観た演目の数は、過去最小になってしまったような気がする。そこがちょっともったいなくはあったかな…!でも自分ではっきり決めて、今年は明確に推しと刀ミュに全エネルギー&資金を投入した結果なので、まじですごくすごく楽しかったです。
間違いなく、舞台おたくになって一番楽しい年でした。本当に悔いなくやりきったと思う。…でもまぁやっぱりちょっとやりきりすぎたな~!って気もしたので、お金の使い方という意味では、来年はもう少しだけ、おとなしくできたらいいなと思います!…ほんとかな。ほんとにしたいな。マイナス20現場くらいにはなんとか抑えたいと思う。リメンバー人の心。
あと今年は体調理由で反故にしてしまうチケットが1枚もないという初の年だったので、それもめでたかった。元気があるってすごい。健康ってほんとうにだいじ。来年も健康を維持して、推しを推していくことに邁進していきたい所存です。まずは体が資本だからな!
2019年はどんな年になるかな。観たい演目はちゃんと観つつ、やっぱり推しに全力投球して生きていきたいな~!いつだって今が一番楽しい!ハッピー!って毎日言って生きて死んでいけたら幸せだなと日々思っています。


そして今年はこれから最大の現場が…テレビの前にスタンバイするという、最重要の超ビッグな現場が…
「~出陣!紅白歌合戦~」な刀剣男士のみんなを、思う存分号泣しながら見届けたいと思います。もうね、言葉にできません。ずっと心の中がウロウロしています。こんな大晦日、きっと人生で二度と無いね!

2018年お世話になった皆様、ブログを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
どうせまたお正月すぐに更新しにくるけど、皆様どうぞ良いお年を!

「光がここにあって」― ひとつの最高到達点を見た冬。~らぶフェス2018を総括しての感想、その2~

これを書き終わる頃には、多分日付が変わっているんだろうなぁ。変わった先の日付は、12月31日。第69回NHK紅白歌合戦の、当日というわけでして…!
「紅白を経験していない自分でいられる時間が残り僅かだ」というわけの分からないことを口走りっぱなしなのですが、今の状態でどうしても、らぶフェス2018の総括をしておきたい…!
先日ライブパート楽曲については全曲コメントを書いたので、今回は作品全体について書きます。わりと概念的?なおはなしになりそう。



今年のらぶフェス2018は、流石の3年目の貫禄というか、あらゆる面において、やりたいこと・やれることを全部つめつめに盛り込んだ印象の「今だからこそできる」圧巻のステージだったと思います。
それは演出、楽曲、そしてストーリーの全てがそうだったと感じています。


らぶフェスという真冬のお祭りを、初年度である2016年から貫くテーマ。それは、
「祭りとは、彼岸と此岸を繋ぐもの」
という、一度聞いたら忘れられないフレーズです。

2016年当時は、な、なるほど、そういう世界観フムフム!となりつつも、個人的には三日月による「加州清光は、三条の手中にあり!」という宣言のわけのわからなさ(※褒めてる)に必死でついていくことで、正直まずは精一杯でした。2日間マチソワでの4公演っていう凝縮した見方になっちゃったのもあるし。そのために、作品の中での「彼岸に立つ者」と「此岸に生きる者」の対比を、私自身はそこまで繊細には味わえていなかったかな~と思うところがあります。
いや、なんていうか、まだ刀ミュが描こうとしてる文脈に今ほど慣れていなかったっていうのも大きい気がする。そもそも、ライブだよ!って言ってたくせに、いざ行ってみたらがっつり物語があるんだもん、本当にびっくりしたよねぇ…!

そして2016年は、幕末天狼傳を駆け抜けた先で一度行き倒れていたという事情もあり、なぜか一切の感想をブログに書き残していないという、後から悔やまれすぎる失態をおかした私なんですが、そんなポンコツな状況でも、当時からとても強く印象に残っている場面があります。
それは、ラスト近辺、三日月宗近から「三条と新選組、どちらと共にあるのか」を選択するように迫られた時の清光が返す答えです。

「祭りとは、彼岸と此岸を繋ぐものなんでしょ。俺の選ぶは違うんだ。
モノであり、ヒトである俺は、…全部繋ぐよ!」

この、言葉に尽くせないほどの清光の真っ直ぐな姿に、両国国技館で、本当に心臓を撃ち抜かれたような思いになりました。

刀ミュの物語は、「どちらかを選ぶ」ことを無理に強いることがないように思います。しかしその裏返しのように、どの答えが誤りで、どの答えが正解なのかを、明確にすることもしない。
だけれど、物語の中にいる刀剣男士たちが自らの意思をもって目の前の出来事に真摯にぶつかり、答えを出そうともがくその時に、必ず手を差し伸べてくれる仲間の存在が、確かに描かれている。

もしかしたら「夢と現」にも例えられるような、三条と新選組という対照的な存在。そのどちらか片方だけを選ぶことはせず、自らそのあわいを繋ぐ架け橋になると宣言する清光の姿は、その先に続く刀ミュの物語の方向性を、ひとつ明確に打ち出したようなものだった気がします。
彼岸と此岸を繋ぐもの、というその世界観は、そんな清光の健気で凛々しい姿とともに、私の中に深く刻み込まれました。


らぶフェス2017では、真冬の百物語を題材として、男士たちがかわるがわるに不思議な話を披露していくという形がとられます。
そして最終的には、その百物語の発案者であるところの青江が、どこか憑かれたような表情で百話目を語ろうとします。自らの名の謂れとなった子連れの女幽霊の話、御神刀たりえない理由とされているその逸話を語り進める青江のことを、しかし途中で石切丸が優しく制します。百物語は、最後まで語らなくても良いんだよ、と言って。
「それもそうだね」と言って穏やかに微笑んだ青江は、今剣と石切丸と三人で、手を繋いで帰っていく。その手のぬくもりをお互いに感じ合う様子を歌った「てのひら」は、緊張した場面をすごしたさにわたちをほっと解きほぐしてくれるような、じんわりとした優しさに満ちていました。
百物語という題材にもふさわしく、彼岸と此岸という言葉が、少し背筋をぞくりとさせるような形で描かれたのが2017年の特徴だったかなと思います。


そして、3年目となった今年は、そもそもの「祭り」という存在を、真正面からとらえなおすような作品構成になっていました。
刀剣男士18振りによる、まさかの東西祭り対決…!本当に圧倒された。あまりにも素晴らしかった。最早コンセプトの勝利を感じました。
祭り対決が始まった直後に歌われる楽曲は、公開されたリストによると「ハレハレ祭り」というタイトルだそうなんですが…あのね、ほんとにね、らぶフェスっていう場そのものが、私達にとって間違いなくひとつの大きな「ハレ」の場なんだよね…!
日常という「ケ」を越えた先に初めて会えるもの。放っておいてもその場にいると心が勝手に浮き立ってしまう、これ以上ない非日常を体感できる、年に一度の特別な場所。
そんな会場で聞く「ハレハレ祭り」は、本当にどうやったって説明できないほどにみんなみんな、全員がかっこよくて…。
「ついにこんな表現を真正面から見せてくれるまでになった、ミュージカル刀剣乱舞…!!!……!!!」ってなりました。(←あまりの出来事に思わず二度ほど息を飲み込んでしまっている様子)


今回の祭り対決というテーマとあの凝った演出が可能になったのは、やっぱりあくまでもらぶフェスが「3年目」を迎えたという、時間の経過がなせるものだったのではないかな、と思いました。その予想を遥かに越えた進化に、これまでの歩みを感じて、もうグッと来ざるを得なかった。

まず、お客さんと作品との間で、祭りの定義がしっかりと共有できていること。
祭りの意味を問い直す巴さんの姿を通じて、「彼岸」から「此岸」に向けての祈りの存在を静かに明らかにしてみせるというその流れに、やっぱり刀ミュの物語の根底には、限りない優しさがあるんだな…って実感しました。
彼岸にいる元の主や、犬猫蝸牛たちと呼応しあって、ひとり「楽しいな」と零す巴さんの表情と声とが、忘れられない。
なんていったらいいのかな…「今のお客さんにはきっと間違いなくこの表現が伝わるだろう」って、作り手側である御笠ノさんや茅野さんが、こちらへ物語を理解する機会を、信頼して力強く、手渡してくれたような気がしました。

そして何より、全力でお祭りを表現するみんなの姿が、本当に、かっこよかった。
刀剣男士である彼らは、刀であったことはあれど、顕現するまで人であった経験はない。この世において、彼ら自身が実際に祭りを体感したことがあったとしたら、それはきっとモノとしての記憶にほかならない。
かつての主と共に過ごした縁のある土地で聞き馴染んだ祭り囃子を、それぞれが胸の内で思い返すように、誇らしげに精一杯披露してみせているのだな、って思ったら、なんかもう、どう表現したらよいのかわからない気持ちになりました。
言葉にしようとすると陳腐になりすぎるし本当にうまくいえないんだけど、「和」の世界が持つ奥行き、ある意味ではどこまでも混沌としている様子に、胸をわしづかみにされてしまう。だってそもそも巴さんの歌い出しが「天地初めて向かいし時」なんだもの…。あめつち、ですよ…。
そしてその混沌の中を、己の身ひとつで力強く駆け抜けていくことの美しさと尊さ、みたいなものを感じます。

今年のらぶフェスは、日本刀をモチーフとした「刀剣乱舞」だからこそ、そしてそこに歌と踊りを携えることのできる「刀ミュ」だからこそ描き出せた、唯一無二の世界だったと思います。
祇園祭の山鉾や、ねぶた祭りの大きなねぶた。自軍の祭りの歌を誇らしげに、堂々と声を張って歌い上げるむっちゃんや蜻蛉切さん。手元で打ち鳴らされる鐘と鳴子。腰を落としながら踏みしめるその足取りや、宙に翻っては残像を残す舞姿。みんながそれぞれの背に宿す、流麗な筆致の白虎と青龍。

らぶフェス初日から、かっこよさについて語る他の語彙についてずーーーっと考えているんだけど、ほんとにこれ以上、出てこない…わかりやすく言ってしまえばそれはきっと男らしさであり、日本らしさであり、色気や力強さ…などなどになっていくんだけど、その全てを包括してみんなが携えていたのは、やっぱり紛れもない「かっこよさ」だったなって思います。
祭り対決の西軍・東軍がそれぞれ、これまでの刀ミュ本公演では見たことのない魅力をこれでもかというくらい見せつけてくれたので、心底みんなに惚れ直しました。
ほんと、紅白の後に刀ミュに興味を持った人がいたら、真っ先にらぶフェス2018を見せたいくらいの気持ちになるの…。イケメンだよね、顔がいいよね、みんなキラキラしてるよね!でもねそれだけじゃないんだ。こういう方向性の痺れるようなかっこよさを、真っ直ぐに体現してくれる存在でもあるんだよ、もうほんと、伊達じゃないから体感してー!!!って叫びたい。。今までも「刀ミュを見て!」の気持ちは強く持ってはいたけど、これほどまでにコンテンツとして届いてほしい!って思うのはらぶフェス2018が一番かもしれない。この言葉にならないかっこよさの熱すぎる集合体を、沢山の人に届けたい…!ってなってしまう。
そこにしっかりとしたストーリーがあり、さらに華やかなライブが乗っかっていく様子が、最早本公演の一部と二部そのものだったな、っていう風にも思えたり。
本当に、こんなことまでできるようになったんだ、のオンパレードでした。毎年これ以上ないくらいにらぶフェスを楽しんでるけど、やっぱり私は、今年が一番楽しかった…気がする!(といいつつ順番をつけたくない気持ちが強い)
こんな感じで、あらゆる意味で、私は今年のらぶフェスのことを、ひとつの「最高到達点」だな、と個人的に強く感じたのでした。


そしてこの「最高到達点」という感想を根底で深く貫いている、今回のらぶフェスで一番心に突き刺さったとあるシーンがあります。

それは幕張の大千秋楽、ライブパートに入ってからの二曲目。阿津賀志巴里の楽曲であり、もともと本当に大好きな歌である「In My Light」の一場面です。

Cメロが終わるあたりで、踊りながら花道を駆けぬけた三日月は、メインステージ中央にたどり着き、そこから大サビ出だしのソロを歌います。

「限りある世界だって 曖昧な未来だって
消せない(消せない)(消せない)光が ここにあって」

この「光がここにあって」を歌った瞬間の三日月が、まりおくんが、本当に、これまで見たことのないような表情をしていました。
少しだけ首を傾けて、額の上に自分の手をかざして、どこか眩しそうに目を細めて。内側から自然と感情がこぼれ出るように、顔中に笑顔を広げたその様子に、見ていて本気で呼吸をすることを忘れた。
なんて顔をするんだろうって、思ったんです。
ここのパートは、最後のサビにおけるソロゆえに、本来いわゆる三日月らしいキメ顔が炸裂するはずの場面です。阿津賀志巴里の本公演では、光が「ここに」あって、と自分の足元を両手で力強く指さして、勇ましくキリッとした表情で笑っていることがほとんどだった。それまでのらぶフェスの公演でも、阿津賀志巴里と同じ方向性のお顔をしていたような記憶があります。

なんだけど、そのらぶフェスの千秋楽で三日月が見せた表情は、過去のどれとも違っていた。
言うならば、今ここに自分が立っていることへの誇らしさが滲み出ているような。作ったものでは決して無いことがわかる、自然と溢れ出てしまうことが止められないような、どこまでも晴れやかな微笑みだった。
内側で静かな爆発が起こっているような、その喜びの表現。今までの刀ミュの歩みや、この千秋楽の時間を、今この時のまりおくん自身が掛け値なく全肯定をしているようにも思えるような、あまりにも眩しいお顔でした。

―光がここにあって、って歌っている君が、今の私にとっての「光」そのものだ。

そう思ったら、涙が止まらなくなりました。
こんな光景を、表情を見せてくれてありがとうって、心の底から思いました。
スクリーンに輝くように大写しになったあのお顔を見た瞬間、肩を揺さぶられるような感覚になったというか、胸をつかれるような思いがしたというか、もうなんかとにかく「ウワァーーーー!!!!??」って状態になってしまい…勝手に涙がぼたぼた出てきて、もうどうしたらいいかわからないよ!!!!?って思ったんですけど…「消せない光がここにあって」。もう、このサビ、本当になんてすさまじいセンテンスをぶん投げてくるんだろう…。
後日偶然、他にも全く同じ感想を抱いている方がいることがわかったりして、あ~やっぱりそうですよね!?ですよねー!?ってなったりもしました。あの場面を見て同じ感慨を抱いた人がいるのがなんだかすごく嬉しかった。
そして、これは幸いなことに千秋楽、なおかつソロである以上他のカメラワークも考えにくく、つまり円盤にもアーカイブ配信にもきっと100%の確率でアップで残るシーンなので、是非にここの三日月に注目してみていただきたいです!!!そしてできれば、阿津賀志巴里と見比べてみてほしい。本当に、全然ジャンルの違う表情をしていることがおわかりいただけるとおもいます…!

この三日月の表情を見た時に、あぁ、ここがミュージカル刀剣乱舞がたどり着いた、ひとつの最高到達点なんだな、って確信がどこまでも強まったのでした。
忘れられないシーン、大好きなシーンは本当に沢山あるんだけれど、私にとってのらぶフェス2018のサビは、間違いなく、ここでした…!
こんな瞬間を見せてもらえるから、やっぱり舞台を見ることがやめられないし、好きを追いかけることが止まらなくなるんだな…って実感したりもした。本当にそれくらい、私にとってものすごくものすごく、見ることができて幸せだった瞬間でした。絶対に忘れたくない。



はー、こうして書いている間に、紅白が始まるまで、もう24時間を切っちゃったよ。
らぶフェス2018という最高到達点を迎えたみんなだけど、でもこれから、また新しいひとつの最高を、NHKホールに作りに行くんだね…ってなって、もうだめだエンドレスで泣けています。まじで危ない人に成り果てている。紅白にむけて、どんなにがんばっても心の準備がまじでできない…も~ほんと、どうしたらいいんだろう!!!???

2018年は、どう振り返っても、奇跡のような1年でした。苦しい出来事ふくめて、ほんとうにいろんなことがあったけど、今年の刀ミュの歩みのそのラストが紅白出陣であることを、とにかく全力で喜んでいたいなと、思います…!

真剣乱舞祭2018、本当に本当に楽しかった!!!!!!!今年も沢山のしあわせをありがとうミュージカル刀剣乱舞!!!!!

Lost The Memoryから獣まで、ライブパート全曲振り返り!~らぶフェス2018を総括しての感想、その1~

仕事納まった!年末年始だ!というわけでやっとできるぞ、らぶフェスの振り返りやるぞイェーーーイ!!!
アホほど長くなることが確定してるこの記事、構成案を考えてたんですが(本気)、

  • ライブパート全曲の思い出コメント

の後に、

  • らぶフェス全体への思いの丈

をまとめよう!お祭り曲はその性質上、らぶフェス全体に含めて書こう!
…ってしてライブパートについて書き始めたら、なんか字数がどえらくやばいことになったので、2記事に分割しますw マジでくれぐれも暇な時だけ読んでください!
(スクロールしたらその長さに引くと思うんだけど、なんせライブ部分だけで25曲あったので…)



なんと!今年はらぶフェス3年目にして初めて、楽曲リスト、いわゆるセトリが公開されました!
ミュージカル『刀剣乱舞』真剣乱舞祭2018 | ミュージカル『刀剣乱舞』公式ホームページ

いや~これ普通に欲しすぎたやつだね!?新曲のタイトルがわかるって素晴らしいな!!?
ディレイ配信は見る時間がないことが明らかで買わずじまいだったため「やべ~振り返りしたくてもセトリの正しい順番自信ないわ~」と思ってたので大変助かった。
というわけで早速、ライブパート全曲にコメントしていくぞ~!

  • Lost The Memory

「そう…それが祭りだ!」の天下五剣の宣言の後、バーーーン!!!炸裂する火薬とポップアップで登場する刀剣男士たち…!ライブの幕開けにふさわしい華々しさ。
もう、これね…音源配信始まってから通勤するとき毎日聞いてて。好きな曲過ぎて…言葉が出ないんだ…いやしょっぱなから言語化を諦めすぎでは!?
なんだろうね、この胸を締め付けられうようなかっこよさは…?ってなるんですよ。
「祈りよりも強くただ 呼びかける君へ」が好きすぎて…だって、祈る気持ちよりも君を呼ばう声の方が強いんだよ…?涙
なんて表現したらいいんだろうなこの感覚。twitterはともかくブログでは便利に「エモい」を使うことを自分に禁じてるんですが、こういう時エモいって言うしか無いよね、なる。
ラストの大サビで、三日月がソロを担当するのですが、その時の演出が本当に美しくて。
花道を進んでCメロ直後にたどり着いた先のセンステ、せり上がって高くなったその中央に一人立つ三日月。正面からのライトが一旦落とされて、そのかわりまるで後光が指すように背後からのスポットライトが当てられる。そうして最初にシルエットだけが黒く浮かび上がったのちに、ぱっと切り替わった正面からのライトに照らされて、眩しく白い光の中に現れる三日月の姿…そこに重なる透き通った歌声!!!
うわ~~~もうダメ思い出しても泣けてくる…!!!
センステの正面から見られた回が一回だけあったんですが、そのあまりの美しさに茫然となって息を飲みました。呼吸を忘れるほどに、本当に本当に、最高の光景だった…!

  • In My Light

ろすとざめもりーも大好きなんですが、私の中の阿津賀志巴里でNo.1愛してるソングはこれなんです…!
当然のように三日月固定カメラなんですけど、阿津賀志巴里に比べると、ダンスがよりダイナミックになっていて!体を目一杯使ってる印象がありました!
勝手な印象だけど、おそらく会場の大きさに負けないように、遠くのお客さんまで届くように全身を使って表現をしていたのかなー!って感じました。ほんと、めちゃくちゃ全力で踊っていて、端的に言うともう、かっこよすぎて…言葉にならん…
阿津賀志巴里で目に焼き付けまくっていたけど、でもアーカイブ配信が始まるとどうしても記憶が映像で上書きされちゃうとこあるから。歌ってないパートでバックで踊り狂ってる三日月が大好きだったから、また見られて嬉しかった。。。
★この曲に関しては、らぶフェス2018の個人的サビに該当するくらい熱烈に言いたいことがあるので、その2で触れ直します!

  • 断然!君に恋してる

もう、とにかく絶対に聞きたかった曲。あまりにも楽しくてハッピーなナンバー…!
ペンライト両手にうっすら踊らざるを得ません。迷惑にならない程度にわりと、踊ってしまっていた…!
もうむ~り~!のリアクションをペンライトのばってんで返すのとか、楽しすぎん…?
三者三様、それぞれに本当にベリキュートで。何より、三人がめっちゃ楽しそうなんだよ!見ていて笑顔にならずにはいられない!
この曲に入る前の、パリが近いと勘違いしている膝丸を諭しつつも、結局うっすらからかっている今剣岩融コンビが最高でしたよね。ばびゅーん!って飛行機やらせたり。「まあ、嘘なんですけどねww」って言ってるいまつるちゃんがめちゃくちゃかわいかった…宮城だったような気がする…!

  • Just Time

「へ~、ここが巴里かぁ」「違うぞ兄者!」っていうやり取りから始まるの微笑ましすぎた!
このお二人に関してはもう、双騎も決まっているし、もはや貫禄のステージという感じでした。どんなに大きな会場でも決して負けない、あのパフォーマンスのサイズ感よ…!
もうさ~ほんっと楽しそうでここ二人も!お互いがやりたいようにやってもツーカーで返ってくる、実力が拮抗してる者同士だと思う。それを心から楽しんでる感が見て取れるというか。なんか、思うんだけど、刀ミュの中でも最強のバディ感あるよね…?肩並べてる感というか。シンメの定義が正しくわからないのであれですが、これがシンメと呼ばれるやつですか…!?
花道~センステへの移動ではこれでもか!というくらいそれぞれの身体能力を見せつけてきましたよね。兄者のピルエットからの着地、脚の仕組みどうなってるん!?って思いながら見てた。
あとやっぱ、普段「兄者!!!」って振り回されてる弟であるところの膝丸が、ライブ曲になると全力で「楽しい!!!!」って顔で暴れまわってる姿見るのがマジで好きです。
Cメロの「また世界は続く」のところ、ラストサビ前の直前で、お互いに腕を空中で斜めに重ね合わせる源氏兄弟みてて「とうとい」って思いました…!

かっこよかったーーーー!!!!!!!
むすはじの6人、見事なまでに個性がバラバラだなと思うんですよね。だからこその仲の良さかな?って思うんだけど、6人でひとつのユニバース感あって。ユニバース、って単語を連想しちゃうのはむすはじの曲に引っ張られてるせいだとは思うんだけど。(※今回のらぶフェスでは歌われなかったけど、Brand New Skyの歌詞にあるGo to the Spaceを指しています)
若々しいけど、ちょっぴりアダルトさもある。なんだろう、本当にいろんな色合いのあるチーム。安定は明るくて真っ直ぐな力強さを、堀川くんはどこまでもピュアでありながら芯の強さを感じさせるし、兼さんはもう、本当に「かっこよくて強い」を体現してて。むっちゃんから溢れ出るフレッシュさと巴さんからダダ漏れる華やかな大人の色気。そして長曽祢さんからは漢気とダンディズムからくるセクシーさ。
同じ曲を歌っていても、刀剣男士によって表現がほんとに違うな~というのを強く感じるチームです。
Kissing, Kissing, Kissing…って実はめっちゃヒエエな歌詞を歌っているのもまたツボ!

  • Heart-To-Heart

イントロで「うあぁ」なった幕末天狼傳ロスおばけです。はい。
はっちがいて嬉しかった~~!!!はっち~!!!!涙
なお今回の振り付けが幕末天狼傳の公演と違うのは、幕末天狼傳だけはその他公演と振り付け師さんが違うためかと思われます(2016はらぶフェスのクレジットに二人共お名前があったけど)。
この曲は…ちょっと…土方組がたいへん…。
今回わりと上手にも下手にも満遍なく入ったのですが、上手=堀川くん、下手=兼さんがそれぞれ担当で、あの微妙に高さがせり上がるサブステージ的なところで2番のBメロ→サビを踊るんですよ。
ここがも~~~私(及びマブ)の中での涙腺決壊ポイントだった…。
堀川くんはさ、しょごかわくんなわけで、しょごかわくんが歌って踊るHeart-To-Heartは当然初めて見るわけなんですけど、もうその姿があまりにも正統派に王子様で…!?炸裂するピュアさにもうなんか言葉を失う。涙でました。。
兼さんはさ!!!本当に!!!本当にかっこよくなった!!!!!!!!!!涙
むすはじの時にも思ってはいたけど、そこから更に進化してて…幕末天狼傳の時とはひと回りもふた回りも大きくなったその姿に「なんて成長してしまったの!!??」って感動しすぎてどうしたらいいかわかんなかった…。兼さん…より、かっこよくてつよくなった…なんか悩ましげな表情とかするようになっちゃってサー!!!!!涙
お互いの後ろのスクリーンに、踊っているペアの片割れの様子を映すっていう演出も確信犯すぎて最高でしたね…。

引き続きはっち参加!なので嬉しくてペンライトははっちの色にしていたよ!!!
この曲も楽しくてしかたない。美しき日々、つまりは今のことかな!?って思いながら聞いてた。
あと「美しき日々の己という大役」という単語に、勝手に励まされてしまう。そうか、己って大役なんだ!って元気でる。私も自分の日々を頑張らねば!ってなる(スーパーポジティブ)
安定が花道でちょっとアクロバットやってるのもかっこよかった!!!鳥ちゃんの安定本当に好き…。あのちょっぴり(だいぶか?)お調子者だけどどこまでも真っ直ぐでおとこらしいっていう方向性を安定というキャラクターに表現してくれた刀ミュが、私は本当に大好きです。。。
あとむっちゃんの「天地舞台に」らへんの振り付けを踊る時の動きが可愛くて超好きです。

  • Can you guess what?

この曲もどうしても泣いてしまうやつ…本当に大好き。イントロめちゃくちゃ高まりますよね!?
みほとせ初演時はほぼ青江固定カメラだった私なんですが、今年のらぶフェスで本当に度肝を抜かれたのは物吉くんの進化でして…!
別人レベルに、魅せる力が爆伸びしてて、本当にびっくりしたの…!
自信に溢れているっていうか、意識してお客さんを虜にしよう、楽しませよう、という姿勢がビシバシ伝わってきて、その成長に感動してやっぱり涙出てしまってた。
あとは「幾千の星の元で 出会い別れを繰り返し ぶつかりあった魂よ」ですね。。。
からちゃんがいないことが本当にさみしくて…だけどここで花道を前進してくる村正派の説得力が素晴らしくて。
「逃れられぬ使命に」からの石切丸→青江リレーはやっぱ反則だった。メインステージに一人残って「さらけ出せるのは貴方だから」を歌う青江の表情が回により異なりながら、常に測定不能なほどに青江率100%すぎて、ウゥ…あらきさん…!!!ってなりました。

  • ゆうやみ

えーーーん泣かせにきてるでしょ!?って思った!!!
どうしても、五振りなことがさみし~~~~ってなっちゃうね…
だけど全員の顔がとても穏やかで優しくて。ゆっくり回転するセンステに腰掛けて客席に思い思いに手を振る五振りの様子があまりにも可愛らしかったので、オルゴールかな…ってなりました。ネジを巻いたら回りだす美しいお人形たちだったよね…
幕張はステージが横にのびたので見られなくなってしまったんですが、Cメロあたりでメインステージ中央にいち早くたどり着いた村正が、階段のホコリを払うみたいな仕草をして、みんなの座る場所を用意して、早く早く~!来るのデス!って感じで、頭上の高い位置で手招きしてるのにも泣けました。
だってさ、「子育てデスか」ってぽつりと一人こぼして、静かにソロを歌い出す村正だったんだよ…それがみんなの居場所を準備して、呼び寄せたりする感じになってるんだ!って思ったら、泣けません!?笑
エッつまりよく考えたらあれ、円盤に残らんのか…!!!なんてこったーーー!!?

  • 誰のモノでもない人生

も~~~~ほんと二人共かっこよかったです!!!
兼さんがさ~~~。途中花道で止まって踊るときがあるんですけど、その時のぐいんってする腰回しが、今まで見たこと無いほどになまめかしくて…「か、兼さん!!??」なった。いやほんと進化しすぎじゃない!!?意味分からんのですが!?なった。やっぱ、若いって恐ろしいわ…
巴さんはもう、間奏のダンスがとくにお美しくてー!うっとり見とれてしまってたな。。
全ての関節を思い通りに動かせるんじゃないかな?って思う。首だけコキって横に倒して、その後に遅れて腰から上の上半身を滑らかに動かす動きとか、あまりにも見事なので見ていて目が幸せ。
この曲は歌詞がとてもとてもツボです。これまた励まされる曲!良くも悪くも全部君のせいだ!

  • Timeline

うえええええええええええん(号泣)
今思い出した瞬間に涙じわ!出てきたので自分に引いてます!
「ご心配をおかけしました。…お陰様でこの小狐丸、また一回り大きくなって、帰ってきました」
…こぎちゃん!!!!!!!!!涙
やっと見ることができた、幻の阿津賀志巴里の二部衣装、本当に素敵だった…まるで貴族のようにノーブルだった…。
三日月よりもわりとこぎちゃん見てたな。目に焼き付けておきたくて。
ラストサビのさ…「僕がいなくてもまた 色鮮やかに君の」を歌うこぎちゃんの表情。胸の内に溢れる思いをそのまま声に乗せるように、心を震わせる歌声を聞かせてくれました。
涼くん自身が舞台に立てなかった苦しい時間の中で得たものがひしひしと伝わってくるっていうか…表現力が比べ物にならないくらいに豊かになったように私には思えてて。
あと大サビ、最後のTimelineだけはハモるんだ…!ってなって、その二人の声の響きの美しさに泣きました。
あとね~幕張の大楽…らぶフェスは曲が終わるとどの曲もわりとすぐにスポットライトが落とされていくんですけど、Timelineの歌い終わり直後、暗くなる一瞬前に、目を伏せて笑ったこぎちゃんが、隣の三日月に向かって本当にごく軽くだけど、とん、って肩を肩にぶつける仕草をしてて。
小狐丸から三日月にそんなこと、めったにやらないから…
「やっと一緒に歌えたね」っていう、そして無事に千秋楽まで来られたね、っていう、思わず溢れ出た喜びの表現だったのかな…って思えて。胸が苦しくなった。
二人で歌うTimelineが聞けて、本当に本当に良かったです。

  • Don't worry, don't worry

どんうぉり~!!!この曲がわたし一番ペンライトどうしたらいいかわかんなくなったかもw
「めっちゃいろんな子がいる!?え、何色!?何色つけたらいい!!?」ってなって、なんか毎回すごいむちゃくちゃな点灯のさせかたしてた気がしますw 自分が何色振ってたか定かじゃないっていう。笑
「くじけそうになる時もあるけど」のところ、花道でいまつるちゃんが体操座りをしちゃうんですけど、元気出せよ!的な感じでそこに絡みにいく安定…ねえ、あれなにやってたの!?笑
手にしていたシャベルを地面にざくっとさすような動き→何かを両手ですくい上げて、その何かをいまつるちゃんの頭上からぶっかけてたんですけど、あれは何だったんだww
わりと花道近くからも見たんだけどわからないまま終わってしまった。笑
メインステージに戻って横いち並びの隊列組むやつ、かわいすぎましたよねぇぇ!!!開いて閉じて、みたいな…!わぁ~!ドテン!ってみんなで転がっちゃうやつ…可愛い…
らぶフェスでどんうぉりできて楽しかったし、一緒に歌い出し「どんうぉりどんうぉり~!」歌わせてくれて本当に嬉しかった!

ラインナップされたという意味では一番驚いた曲かも!まさかのトライアルから選抜キター!!?なりました。福井初日はほんと驚いたもん。そして薙刀と槍という渋すぎる組み合わせ、これぞらぶフェス!感のある意外性が楽しかったな~!
ハッ、イングリッシュネイティブが2人おる!思いながら見てたんですけど、あれぜったいネイティブには歌いにくい全英語詞だよな、と思ったりもした…。笑 anythingの音の当て方とかあれは絶対歌いづらいだろうなとw
「Let's leave the past behind」を歌うとんぼさんがウルトラかっこよかった…。

  • mistake

あああああー!!!!!!!!!ってなりました。唯一、3年連続で歌われた曲となりました…。どうしたって原点、全ての始まりを告げた特別な曲ですものね。
何度でも言うが私のtwitterアカウント名はnuma_mistakeなので…。沼ミステイク、つまりはうっかり刀ミュという沼に落ちてしまったという思いと、その元凶でしかないmistakeの曲名をかけています(やかましいわ)
もうさ~~~阿津賀志巴里の二部衣装でmistakeを踊る三日月宗近って…ほんと…まじで、無理。清々しいほどに思考停止してしまう。
見る前からわかってたけど、ほんと腹立つくらい、アホみたいにかっこよかったな。あまりにもみかちしか見ていないため、いったいmistakeをどのメンバーで歌っていたのかマジでさっぱりわかりません!!!!!
mistakeに関してはもうね。「この夜が明けるまで…見つめないで」のところさ…。あのさ…?ほんと、あなたなんなの!?!!?(推しにいきなりキレんな)
もう、ここまでお美しくおなりになられましたか、と…。平伏するしかないやつで。なにあの顔の半分を手で隠して微かに首を傾けて、からの流し目???意味わかんないんですけど!????!?ハァ!??????!?
自分の顔面の使い方をあまりにも的確にわかってる。もはや凶器と化すほどの美貌。凄まじかった。あれができるのは黒羽麻璃央三日月宗近だけだな、って心から思いましたね…。
基本的にどんなに遠くても踊る全身の姿を見ていたいので、スクリーンではなくて肉眼で追ってたんですが、ここだけはシュッ!っとスクリーンに視線を映し「ギャーーーーーーーー」って叫んでまたステージに向き直る、ってことをやっていた。ハァ…笑
あとな~Cメロに移る前の間奏、三日月はしばらく花道にいるんだけど。リズムが刻まれるのに合わせてジャンプして、腕を「ダンッ!」って上から振り下ろすやつ、去年もやってたんだけど。あれもまた、心底許しがたいかっこよさでした。その時のテンション?気分?によって飛ぶ高さが変わるっぽいんですけど、ちなみにダントツ高かったのは、宮城でした!笑

  • 解けない魔法 (Acorstic ver.)

いやほんと大事件。もはやテロだった(言い方)
清光単騎2018のJackal、あれ伏線だったんかーーーー!!?!なりました。
福井初日の動揺、まじですごかったよね~~~~!!!!!私もガチで仰け反りましたもの…
青江推しの友達が「福井のあと何回も解けない魔法聞いたんだけど、マジで同じ曲に聞こえない、別の曲にしか聞こえない」って言ってて、いやほんとそうよね…ってなりました。
同じ曲でもアレンジと歌うキャラクターによってここまで違う色合いになるんだ!?っていう驚き。
みほとせアダルトお姉さまコンビ、ほんと自重して!!?ってなるどセクシーっぷりだよね。
そして会場を照らし出すどぎついホットピンクの照明。ここは…バーレスク?なります。
あととくにもっくん村正が、どんどん公演追うごとに表現がノッていってて、幕張ではもう完璧に仕上がってましたね…。すっごかった。いちいち表情が反則…。あと、ものすごく当たり前のことをいいますが、歌がうまい!!!!!!笑
青江と村正、なんだろうこう、タイプの違う美人って感じで超いいよね!転げ落ちそうな目をした艶やかな美人と、楚々としているのに色気の滴るような美人。いやーーーーー最高。あの二人を組ませようと思った時点でもう勝利してる。
今回福井と幕張は3連で見ていて、村正+三日月+青江っていう推しの組み合わせだったので、福井初日は「あ、なんか両サイドの人たちが大変なことになってる」って思ってすごくニヤニヤして楽しかったです。笑


~会場替わり曲~(大阪だけ聞けてません!)

  • Versus

これもほんと泣かざるを得ないやつだったね…そして会場代わりといいつつ福井と武道館おなじだったので、しばらく会場代わりの定義がわからずに混乱しましたよね。笑
Timelineのときにも思ったことなんだけど、本当に涼くんの表現力がすごかった。この場に立って歌える喜びが全身から爆発してるように見えました。
ともするとすこし泣きそうな表情にも見えて…!2017では聞けなかった曲だったし、2017の小狐丸のターンはまだライブパートに入る前の一曲目だったので、ペンライトをつけるかつけないか迷うタイミングだったんだよね…。だから今年大きな会場で、一面黄色のペンライトの海を見せてあげられたことが、ものすごく嬉しかったです。

いや~。ソロ曲がどうやら会場代わりだったっぽいっていうのは、宮城初日直後に察知はしたんだけど、なぜか「三日月も歌うかも」って思わなかった私、なんなの?笑
なので「参れ」ってみかちが出てきたとき全力で「え!!?????!」って言ってました。とっさにうまくペンライトつけられなかったもん。。。
この「参れ」が聞けたの、唯一宮城だけだったから本当に行ってよかった~~~;;
あとさ~~~Mirageの歌い方、音源版とライブ版ぜんっぜんちがうんだよー!!!音源になるとちょっとおしとやかなの!よそゆきなの!だけどライブだと、めっっっちゃくちゃ、オラついてるのー!!!それが好きなの!!!!!!涙
「でもそれこそが…ゥライフなのさッ」っていう溜めとがなり方ね。。。あとTell me what you thinkの濁らせ方ね。。。CDじゃ聞けないやつを、つはものぶりにきけて本当に幸せだった…
つはもの本公演はわりと後方の席でしか見られなかったんですが、幸運にも宮城はわりと近くで味わえて「生きててよかった」ってマジで思いました。推しが好きだ!!!!!かっこいい!!!!!!最高!!!!!!!!

  • Real Love

最初にきりっとした一礼をしてから歌い出す蜻蛉切さん、本当に凛々しくて素敵…!
幕張メッセ9-11ホールというサイズの会場であろうがその歌唱力の前にはなんら関係ない。どこまでも朗々と響く歌声、1年ぶりに味わう「歌唱力に殴られるやつ」を体感できて幸せだったな。。
しかもまた今年歌い方に新たなアレンジ入れてきてたもんね!客席がフゥ~~~!!!!って盛り上がってるのも嬉しかったな!
蜻蛉切さんの歌声、聞いてると勝手に笑顔になってしまうんですよね。耳が幸せすぎるので、ペンライトを振りながらニコニコしちゃう。歌のもつ力をここまで味わわせてくれてありがとう…!の気持ちになります。やっぱりあの歌唱力だからこそ、千秋楽の地を任されていそう…!

会場代わり、堀川くんの「アイラービューーーー」だけは聞くこと叶わず、でした…!

  • Shining Night

さすがに刀剣男士がHoly Nightはないよな!?って思ってたら、そっちか~!的な新曲。笑
堀川くんの歌い出しの美しさよ…!!!ウウウ。。。しょごかわくん、本当に流石はアーティスト様でまじで歌声が素晴らしいよね…抑揚というのか、声の使い方がやっぱプロだな!?って感じます。
どうかんがえてもクリスマスソングやな?ってなる曲調がじわじわ面白くもあったんですが、後半になってから出てくる三日月のソロがまたも~そんな甘い声出してから~~~!涙 ってなりました。
そういや三日月、宮城だけはMirageの名残でこのときつはものの二部衣装だったんだよね!
だんだんとステージから男士がひとり、またひとりと去っていき、最後に三日月と堀川くんが残るんだけど、ステージの階段上部から堀川くんを見つめ、ふっと優しく微笑むそのお顔が大好きでした。
そして「シュンッ」って猛スピードで奈落に消えていく堀川くんには本当にざわめいた思い出。

  • To the North

もう、よくぞやってくださいました。私達が見たかったものを…!
刀ミュにおける榎本武揚の使い方として正しすぎる!!!榎本さんほんとかっこいいのにわけわかんなくて大好き、ラブ!!!ってなる。あと、歌がうまい!笑
あとさ~ここの「よう!土方さんにお歴々方!」っていう呼びかけ方な~!?おれきれきがた、っていう日本語選びが最高すぎて爆発してました。
曲が始まってしばらくは「な、なんだなんだ!?」ってなってる元の主ズの皆さんが、Aメロの2回めではすっかり笑顔で踊り出すのが面白すぎて、福井初日まじで爆笑しました。もうほんと、見たかったやつすぎる。ニッコニコで「北へ~♪」って踊る近藤さんとか義経公とか、ほんとあかんでしょ!笑
一部パートの曲ってどんなにノリノリで聞いてても普段は客席でじっとしてなきゃな分、好きなだけペンライト振ってはしゃげるの最高に楽しかったです!
あと後方スクリーンに映る大海原の景色が大袈裟すぎたのも最高やった~!ザッパーーーン!なってた…
歌い終わった後、「北へ行くぞーーーー!!!!」って上手下手の両サイドの通路を猛ダッシュしてはけていくのが定番だったんですが、幕張はまさかのあの超横長の会場であってもなお端まで走ってはけてました…!めっちゃ大変だったのでは!?
福井で目の前を榎本さんが走っていったんだけど、めちゃくちゃ脚が速くてもはや一陣の風になっててそれにも爆笑しました。はーー楽しかった…。

  • だいすき

なんて幸せに満ちた曲なの…。なにが最高って、これも何度も言うけど「だいすきーだーだいすきーだーだいすきーだよー♪」って歌わせてもらえるところ…。手厚すぎる福利厚生。
楽かと思いきや前楽でびっくりしたんですが、三日月にも大好き担当回ってきてうれしかったよ~涙
あのとき「じゃあ、きょうのだいすきとうばんはー?」っていまつるちゃんがいった後、ピシー!って元気いっぱいに手を伸ばして「はい。…はい!」って立候補してる三日月ちょお可愛かったです。気づいてもらいたくて2回お返事してた…
三日月のときは三日月としてしか見てないことが多いんですが、だいすきのとき、割と内側からまりおくんが覗いてしまってる気がしてて、それがまた微笑ましかったっ…!
だいすきーだーだいすきーだーだいすきーだーよー!って推しに言うの、さすがに照れるわ///(うるせえ)
ほんとみんな可愛かったな。。わりとあの曲、歌い出しの時点ではチームというかペアというか、それぞれに縁のある刀同士で一緒にいるんですけど、安定が最初ひとりなんだよね…!涙
「ちぇっ」って感じで一人でしゃがみこむっていうか俯くっていうかそういう感じで、ウワーーー清光がいないからだーーーー!!?なってました…カシューナッツ…かしゅう…きよみつーーー!涙
紅白であんみつ揃うよっ…!!!

  • Million Melodies

もともとアルバムで聞き直して「うわ、これすごく好きな曲」ってなったやつだったんですけど、ほんと良かった!良き曲…!
響き合って、っていう歌詞、らぶフェスの空気感がぴったりで。
上からたくさんのキラキラが降ってくるみたいな、なんだか多幸感に満ちた曲。
また、歌ってるみんながそれぞれにすごく楽しそうなかおするんだよ…!涙
宮城で三日月に会うことができためっちゃ思い出深い曲にもなりました。らぶフェスなんてド広大な会場で会えることのほうが稀だって身にしみてわかってるので、ほんと嬉しかった…!
三日月さん基本元気いっぱいなので、2階がある会場の場合は降りが始まるとすぐに2階にいってたっぽいんですが。イントロが始まってちょっと経った瞬間、ものすごい勢いで笑顔でセンステからガンダッシュしてて、全力!楽しそう!いってらっしゃい!!!ってなったのも思い出深い。全力でダッシュきめる内番着姿の三日月宗近って絵面が、思い出すとじわじわ面白くってつらいな…笑

タオル曲でまさかの新曲だった!楽しかったなぁぁぁ
もちろんタオルぶんまわしたいんですけど、周りの邪魔になってもあれやし!?って思って、イマイチ明確に回せてないんですがw
タオル交換したりしなかったりだったよね~!みんな今年は意外に自分の色持ってる回も多かったかな!?去年はきほん全然違う色しか持ってない、みたくなってたしw
この新曲、当然のようにまったく聞き取れなかったので歌詞が気になる。とりあえずスクリーンに「KIZASHI」って何回も出るから曲タイトルなんやろな、って思ってたら正解だった。なんかとにかくオラァ!って感じだったよね(あまりにも雑な記憶)
間近に来る刀剣男士がみんなそれぞれにかっこよくて可愛くて、終始視界が大変なことになりました。う~~思い出しても楽しかったすぎて!

  • 白刃の月

ウーーーー大好き!かっこいい!この曲も聞けば聞くほどロマンが満ち溢れてることに気付かされる。
今回、やっぱ近藤さんがいるのがまた涙腺に刺激を与えるやつでしたよね。。また近藤さんに会えて本当に嬉しかったヨォ…!
あとねすごく好きだったのが!
「それぞれの夢を」って歌詞を花道で歌ってるときの榎本さんが、一足先にセンステに駆けていった近藤さんと土方さんの背中に刀の切っ先を向けている姿でして…その光景が「夢を追って走り抜けていった人」と「次の時代に役目を背負って残った人」の対比だ…ってなりまして、めちゃくちゃ胸にグッときてました。。いつだって、新選組は風のように駆けていってしまうんだ…!涙

ウゥ。。。もうどうしようもないほどにかっこいい。。。
刀ミュの世界観というか方向性をひとつ明確に決定づけた曲だと思っていて…!
2017と全く同じ演出なんですが、あのぱっきりとしたLEDを背景に、シルエットだけで浮かび上がり「1,2,345! We're countin' just like this!」って歌い出すみんなの姿のカッコよさ、筆舌に尽くしがたい。
あの瞬間に、それぞれが自分が見せられる一番のカッコよさをプレゼンしてくれてる気持ちになるんだけど、あの歌い出し、いまつるちゃんが柱にしなだれかかるみたいなポーズを取ってて、ウワ~その方向性で来るんだ!??さいっこうでは!?って興奮したことを覚えています…!
獣はとにかく振り付けが!ダンスが!好きだ!いや全部好きなんだけど!!!
めっちゃオラオラ踊る三日月、今年もメインステージと花道にいた~!まじで、がっごよがっだ~!涙
どんなに遠くても三日月ばっかり見ていたので他のみんなのかっこいいところほぼ全て取りこぼしました。固定カメラ、どうしてもやめらんない…だって全てを見ていたいんだもん…!
まりおくんの三日月は「全力でやりきることのカッコよさ」を体現してる感じがする。涼しげに美しいお顔なのに、ガンガンに踊り狂っててほんとさいこうなの…そしてお顔はいつでも100%決まっていて「敵いません」なる。アァ~~思い出してダメージを受けた…!かっこいい以外の語彙なんかないのか!??!(ない)
この獣のカッコよさ、2.5次元ミュージカルのイメージを覆すくらいのものを持ってると思ってて。キラキラしてるだけじゃない、もっと熱くて漢気あふれる方向性の魅力も持ってるんだよという…この素晴らしさ、もっと外の世界(?)に広めていきたいので…SONGS OF TOKYOでやったけどカットバージョンだったし、フルとはいわずとも半分くらいは、是非どこかで歌う機会を!お願いします…!



…うわぁ。ライブパート全曲触れたい、って思ったらものすごい字数になって流石に引いています。。だって言いたいことだらけなんだもん…
その2はらぶフェス全体の作りについてまた熱く語り直そうと思ってます!字数はたぶん減るはず…笑
年内に書きたいテーマが渋滞起こしてて大変だ、全部書ききるぞ~がんばる~!

(自分にとっての)観劇の「適正回数」がわからない話ーおたくはなぜ舞台に通ってしまうのか

こんにちは。久しぶりに予定のない3連休に歓喜している実は本来インドア派、あなぐまです。
らぶフェス2018の総括振り返りはやる気満々なのですが、感想を思い返していると「どうしてそんなにかっこいいの???」しか出てこなくなってしまい困っており…なのでらぶフェスの話は年内に改めてまたちゃんと書くね!



観劇における「適正回数」という言葉について、わたくしもう考え始めて何年経つかわからないくらい、ず~~~~っと悩んでおります!
悩む、という程悩んでないが、まぁ答えが出せていないまま、はや幾星霜ってかんじです!!!
そもそも何をもって「適正」と評するのかという問題もあるんですが…
自分の中の「その作品、何回観たい?」っていう願望を考えたとき、軸というか思考回路のパターンが複数あるかな~と思っていて、

  1. 全体の○割くらい観たいな!
  2. 最低○回は観たいな!
  3. 無理、行けるだけ全部行きたい……

というバリエーションが私個人の中にはある気がしています。
これ、全部が難しいな…。
そして「ちょっと待て、複数回の観劇が前提なのか?」というツッコミも(もし読んでくださっている方がいたら)ジャンル外からは飛んでくると思うんですが、前提です。
「え、つまり何回も同じものを観るってこと?」そうです。
なのでそういう世界に生きてる人間のうわごとなんだな!と思って頂ければ…。

あとそもそも回数について語ろうとするといわゆる「多ステ」の話にもなってくるんだけど、どこからが多ステ?ってなるし、感覚が本当に人によって違うのでそこには踏み込まずいきます。私は別に自分のことを特段多ステしている人間と思ってない、とはもう流石に言えないよな、と思っています。(※無駄に持って回った言い方すな)


ではまず最初に、
全体の○割くらい観たい!
と思った場合についてなんですが、その時って「その演目自体が全何公演なのか」というところがそもそも大きな要素ですよね。
たとえば、全10回公演のうち半分観たい!なら5回でおさまるわけで、まぁうん、理解できるかな、という回数。
でもじゃあ全60公演だったら?半分って30公演だけど!?「…いやいやいや!!!!!」なりますよね…。
この「全体の○割くらい」という願望を抱いてしまう理由としては、私個人の感覚ですが、
「自分の観ることのできない景色が、いったい全体の何割くらいを占めることになるのか」という発想がある=見ることができない公演数が多くなると、そこにどうしても焦燥感のようなものが生まれるため、ではないかと思っています。
舞台って、本当に生物だからね~~~。。同じ作品であっても、いつだってそこにあるのは、一回きりの景色なんだよね。。日替わりとかがふんだんにある公演だと余計にその焦燥感は募るわけです。日替わりの当番が推しにあたった日に限って自分は劇場にいないという、つらいアレです。
お気づきの方もいるかもしれませんが、例に出したこの「全60公演」という数字は幕末天狼傳の国内公演数から引っ張ってきております。当時の私は国内で15回観劇したので、ちょうど4分の1は観たことになるんだけど、15回観ても「4分の3は知らない景色になってしまう…!!!」ってなり、これでも当時つれえ~~!!!ってなってしまっていた。。。端的にいうと、あまりにも業が深い。


そして2番めの、
最低○回は観たい!
なんですが、この「最低」ラインをわたしはおおよそ適正回数として捉えているのかなって思うんですけど、あのね~これね~本当に答えが出ない(早々にあきらめんな)

いやまじでわからん。いつも本気で考えているけど、まじで本当にわからない…
たとえば次回の刀ミュ、みほとせ再演に関しての話なのですが、公演回数としては、堂々の全58公演あります。つはもので突然回数減ったのは会場とらぶフェス挟む事情だったのかなー!?むすはじも公演数多かったもんな~!
で、みほとせ再演、何回観たいかな!?って考えたとき、

  • いうまでもなく、初演から既に大好きな作品である。
  • っていうか、刀ミュである。刀ミュは私にとっての推し。
  • しかし一方で、推し(キャスト)は出演していない公演である。
  • 既に1~5月までに出費の見込まれる他の観劇予定が決まっている。

という状況を鑑みて、わたしが導き出した回数は「5回」でした。
結果、一般が終わった段階で、今4公演分のチケットを手にしているので、今回はおおよそその目論見どおりに?いけるのでは?って思ってるんだけど…どうだろう…
ほぼ同じような条件と言えた今年の刀ミュむすはじは、超出費がかさなる時期だったので「3回まで!!!」って言ってたのに、なんやかや結局7回観に行っている前科があるため、未来の私の冷静な行動が待たれます。当引であと1公演、凱旋増やせたらいいな~!

最低回数…うーーーーん、以降すべて私の感覚だけど、すごく好きな演目で通いたい!と心から思うものならば、最低回数は「5回」かな、とは思うんですよね。もうなんか自分の中での一般論としてレベルだけど。それを実践できてるわけじゃないんだけど。
まず1回目には初見時にしかない感動があり、2回目には一度観た世界に再び触れることにより、物語への理解が深まる点があるかなと思っています。そしてさらに、自分の中でその作品についての観劇体験が一般化され、自分の言葉で語れるようになるな、というふうに思えるのが、私はおおよそ3回目からなんですよね。なので、作品についてしっかりと理解したいなと思うと、まずは3回は必要だなぁと思ってしまう。
4~5回目は、3回目までに得た自分の感想と実際の作品を再度照らし合わせて、理解がどう変化していくのかを楽しんだりするようなイメージです。あと作品そのものの完成度が上がっていく様子を味わったり、キャストの成長を体感したりもできるので、4~5回目はなるべく公演の後半で観たいなと思う。
これはまぁ、ひとつの理想形って感じです!さっきも書いたけど、決して実践できているわけではないのです!笑
あと勿論、まじで作品の種類によるし、私がすごく脚本に寄った見方をしているせいだとも思う。1回じゃ理解できないのかと言われるとそんなことは全くなくて、私だって1回しか観ない作品は沢山あるんだけど、好きで通いたいと思ったものに対しての贅沢な欲求、って感じの説明です。
あと目的が「舞台にいる推しをとにかくひたすら観ていたい」ならば、また話は全然変わってくると思う。


そして最後のやつですね。

  • 行けるだけ全部行きたい

うん、いっぺん落ち着こうか
これな~~~~!!!!!!!そんなん言ったら全部そうなるからな。ほんといっぺん落ち着こ!!?って思うんだけど、嗚呼、それを今年は2回もやってしまった。阿津賀志巴里とらぶフェスです。笑
だってーーー!!!!!!!!行けるだけ全部行きたかったんだもん!!!!!!!!!
なんかもうここはしょうがない。しょうがなかったんだよ。三日月が出る本公演はほぼ確実に最後かなと思うし、らぶフェスだって今年が最後かもしれないんだもん!!!!!
…まぁそんなんゆーたら舞台に関しては「約束された未来などないものと思え」っていうのが基本スタンスでもあるから、キリがない、よねぇ…うん…あれ、どうしたらいいのかな…??????
「しょうがない」で片付けてる時点でお前ちゃんと考えてないだろ、って我ながら思いました。そしてそもそも、おたくは納得するための理由を見つけてくるのが得意。


しかし「行けるだけ全部行きたい」というのは単なる根源的な欲求でしかなく、実現可能性を考えたものではないといえます。つまりある意味では思考停止に等しいので、そこからじゃあ、満足できる最低回数は何回だ!?という問いへと戻るわけです。
これなんですが、さっきもちらっと書いたけど、

  • 作品世界を深く理解したい、味わいたい
  • とにかく推しをなるべく長い時間見ていたい

っていう、種別の異なる欲求が(私の中では)混ざり合っているので、本当に難しいんですよねーーー。
例えばだけど阿津賀志巴里だって、前者に立って言えばたぶん5回でよかったのかもしれないけど、もう「そういう問題じゃねえ!!!!!」なってたからなー。完璧に後者起因で動いてるからなー。
仕方ないよね…だってめっちゃ好きってわかってる作品にめっちゃ好きな推しがいるんだよ、そんなの、もう我慢する理由がないじゃないですか…?我慢した未来に後悔が待ち受けてる想像がいとも容易いじゃないですか…?
ここまで考えると、私は「作品への期待値+推し=行けるだけ行きたい」になるんだなぁと実感しました。
ということはつまり、作品自体にそこまでめちゃくちゃな思い入れがないのであれば、推しが出ていても5回を目標値に定めることはできるような気が…いや!?どうだ!!??それはなんだか、論理がねじれてきたな!!?


そして。そもそも「適正」という単語をなぜ使うかというと、複数回観るのにはもちろんお金がたくさんかかるからだよ。
その事実から目を逸らしてはいけないのだ。という自戒をこめたエントリーでした。自戒のかたまりです(息をするように嘘をつくな)。

最初にあげた「全体の○割は」という考え方なんですが、お気づきでしょうか、これだけ相対評価になっているんですよね。なので一番危険(?)な発想かな~と今は感じるようになっており、その軸はまぁやめとこうかな、と思っています。
なぜなら、何かと比べて自分の満足度を測るのって、なかなか幸せになりづらい行為だと思っていて。あくまでも自分の中での絶対評価で判断していった方がいいと思う。
幕末天狼傳のときの私は、周りにやべ~くらい通い倒している人が複数いたので、比べて辛くなっちゃってたんだなと今は思うんだよねー。いや当然、行けるだけ全部観たい!の気持ちだったんだけど、その「行けるだけ」が周りに比べて少なかったので辛かったという話…ってなるとさ、やっぱり満足に上限なんてないな!?って思って怖くもなってくるから、やっぱりどこかで自分で線引きしないとだめですね。いかんいかん。ちゃんと自戒っぽくなってきた。いやだって、15回見て満足できないってふつうに考えて正気の沙汰ではないだろうよ。まぁ趣味における正気など、失ってもう久しいという問題はありますがね…!


なんで今このエントリーを書こうかと思ったかと言うと、来年のくろステの日程がついにきのう発表になったからです。

ああああああ(引用したツイート画像を見て動揺している様子)

ラストなんです、ラストなんですよね!!!!!!!
とは言え!勿論私がまりおくんファンになる全くの前夜に始まっているシリーズなので、馴染みがあって通っている!という作品では一切ございません!!!思い入れとファン歴の詐称はしねえ!
なんだけど、前々作のOVER-DRIVEと前作のIGNITE-ZONEは1回ずつは見ていて、どっちもほんっっっとうに、良かったの!!!!!涙
うわ~~~これ普通に作品として超好きなやつだ~~~!!!!!ってなりまして…流石の中屋敷さんだよ…ってなって…
若手だけでなくベテラン勢がふんだんにメインキャストに配置されてるのがいいよねえええ!!!!!まっきーやりゅうさん!!!今回かじもんさんいないのさみしすぎるけど…
けんしょー先生の黒子くん、やはり声に滲み出るものが段違いっていうか…説得力が凄まじい。
たぶんストーリーを駆け足でまとめてしまっているところはどうしてもあるとは思ってるんですけど、それでもとても丁寧に構成されている作品だなと私は感じるし(原作知らなくても楽しめたので)、あと何より中屋敷さんによる演出が、プロジェクションマッピングや特殊効果当たり前の昨今において、とても「役者の身体能力を信頼している」形のものだったのが、ものすごくツボでした。

で、いうまでもなくなんですが、黄瀬くん…びっくりするくらいかっこいいんですよね…「に、似合!?似合!!???涙」ってなります。原作が大好きだというまりおくん、出演のお話が来た時のことについて「黄瀬は自分にやれると思ってたから、キャスティングした人、わかってる~と思いました」的なことを言い放っている。イヤーブック2018参照です。ハァ、推しほんとそういうところ好き(告白挟むな)

今回大楽がまさかのマイ地元である福岡!!!なので、超嬉しくて勝利者の雄叫びなんですけど、それは置いといて、
「公演数が少なめ」かつ、なんと!「休憩ありの3時間30分」という恐ろし目の公演時間が早々に発表になっていて…!
それ見た時まっさきに「テニミュなの!?」なった。2回休憩はさむことのある2.5演目ってテニミュ以外に私は知らないんだけど…立海戦かな?っていう。2nd関東立海はリアルタイムで見てないのであれですが、全国立海も2回休憩あった…よね?あれ?ちがう?そして3rdの関東立海はどうだったんだろう!?
とにかく3.5時間ときくと流石に若干尻込みしてしまう部分もあり、マチソワどうするのか問題に直面しています。だってマチソワしたら7時間。労働時間やんけ!?(※この間フォロワーさんが新感線のメタマクについて「マチソワしたら労働時間」って言ってたのがツボにはまって使わせていただきました)
くろステ、めちゃくちゃ泣かされるんですよね…。泣くと疲労がたまりますやん。それでマチソワ、ちゃんと頭が働いている状態で観られるのか?という自分への不安があり!
でも公演数が少ないとね!?マチソワしないと回数が見られないの!??どうしたら!!???
そしてここまで「チケットが取れるかどうか」という点を一切脇において話していますが、もちろんその問題もありますね!!!!!ウッヒョー!!!!!(どうしたらいいかわからなくなっている顔)


…改めて考えてみると、本当に「何回観るか」という問題、奥が深すぎました。
あとそもそも「行けるだけ全部」というのは、当たり前なんだけどチケットを手に入れづらい演目に対して思うことが多いなと実感した…見られる可能性、チャンスには全てくらいついていたい、っていう。はぁ~~~大変。

そしてですね、私の趣味におけるモットーは「思いを残すな」*1であり、目標は「持続可能性を追求すること」なんですよ…。めちゃくちゃな矛盾をはらんでいる。いつだって二律背反!
つまり、思いを残さないように突っ走った結果、自分自身の趣味の持続可能性を断つことのないようにいたいな~って思うわけです…!要は、今しかないから!って大枚をはたいた結果、余裕がなくなって未来の観劇を我慢することにならないか?もっというと趣味自体を諦めなければならない事態になってしまわないか?ということです。幸いなことに今までまだそういう経験をしたことはないのだけど。あぁ~~本当に難しいな。サステナビリティ~!
この「持続可能性」という点については、もうちょっと掘り下げて別なエントリーを書きたいとずっと前から思ってるんだけど、まだまとめきれてないので年明けどこかで書きたいなぁと思っています!


ここまでの話をまとめると、

  • 作品世界を深く理解したい、味わいたい
  • とにかく推しをなるべく長い時間見ていたい

という種別の異なるそれぞれに強い欲求を抱えつつ、

  • 思いを残さないように、
  • 持続可能性を追求して、

通う。
…という、超人的な采配が求められていることが、改めて自分の中で理解できました。うわ~むずすぎてウケる~!!!


いきなり当たり前のことを言いますが、適正回数は勿論人によって違うし、状況によっても、作品によっても変化するものだと思います。まずもって人と比較するものではないと思ってて、自分の中で見極めていくしかないやつだと感じる。
そして私は多分「○回まで!」って明確な上限を決めることはできないタイプな気がする…ので、その時々で、未来を見据えつつも、思いを残さないでいられるように、自分への真剣勝負を挑んでいこうと…思う!
え、これって結論なの!?あ、つまりはわからない話っていうタイトル通りか!?

適正回数はわからない、決められないけど、でもがんばっていこう!という、ある意味なんも解決していないというオチでした!笑

おしまい

*1:刀ミュ「つはものどもがゆめのあと」で、三日月が義経公の最期のタイミングが近いことを踏まえて、元の主の元へ行くべきか迷っている今剣に対してかけるセリフ。

one year has passed - 1年経ったので「推し」について書いてみる

めっちゃ唐突な話をしますね!
これまでとくに名言してなかった「推し」について書きます。
あ、もちろん大前提としての推しは刀ミュなんですけど、今回は人物、俳優としての推しについて!

今わたしが推している俳優さんは、黒羽麻璃央くんです。(since 1 Dec, 2017!!!)
この12月1日で彼を推し始めてちょうど1年になりました。なんとなく、1年経ったらちゃんと書こうかな~って思っていました。
まぁ、つはもの以降にあげているエントリーから察するに、うっすらそれっぽさは伝わっていたことだろうと思うんですが「…いや、お前そうだったのか!?」って驚く方ももしかしたらいるかな~と思います。

でもね、そういう意味でいくとね、だいじょうぶです、
自分がいちばんびっくりしてます!!!
いや~~~~~~ほんとね、青天の霹靂なんですよ。よもや自分が黒羽麻璃央を推すことになろうとは。まさかすぎる。個人的には「まさか」としか言えない出来事なんだよ。


…というのも、そもそも、私が初めてまりおくんを見たのは刀ミュよりもずっとずっと前で、

www.tennimu.com

なんです。このドリライは、わたしの舞台おたくとしての初現場でもあります。
テニミュ2ndシーズンはドリライ2013以降、すべての公演に最低1回は見に行っているため、完璧にまりおくんのことは「英二ちゃん」として数年間認識していました。そう、わたしが初めて生で観たテニミュ、青学7代目のゴールデンペアである…!お前のお茶目な笑顔で、と大石に言わしめていたところの英二ちゃんがまりおくんだった。青7の黄金ペアといえば、まじ半端ない二人の連携プレー、ですよね。。。乗り越えようこの試練、お前とならできるはず…!!!(ゴールデンペア、そしてダブルスの愛が詰まっているこの曲、3rd全氷にもしっかりそのまま残っていたので観に行ったときめちゃくちゃ泣きました)

なので、2015年に刀ミュの制作が発表され、三日月宗近役がまりおくんだとわかったとき、「ほぉぉ~~!!?」って感じのリアクションだった。「へえ~~!??まぁたしかに、三日月似合うっちゃ似合うだろうな!可愛い系というよりどっちかっていうとしゅっとしたお顔だちだしな!」って具合の感想でした。
その後、トライアル以降の刀ミュの公演が始まり、実際に三日月であるまりおくんを見たときも「おー、思ってた以上に似合ってるな、かっこいいなー!」「テニミュぶりに見たけど、成長したんだな~!」くらいの、超絶フワッフワした感想しかもっていませんでした。


そんな感じで、三日月にもまりおくんにも特段思い入れを抱いていなかったはずの私が、なぜ彼を推しと思い定めるに至ったかというと…その原因は!

  • つはものどもがゆめのあと

ARCHIVE - つはものどもがゆめのあと | ミュージカル『刀剣乱舞』公式ホームページ
です…!もう刀ミュの演目は全てにおいて事件が起こっているな…。

もともと、私つはものには「呼び出されなかった人」のつもりでいました。
「あっよかった、今回はチケット戦争に参加しなくても大丈夫だ、ちょっとの間休めるぞ~!」って思ってたんですよ。なんせ、直前の単騎2017チケット戦争で本当にしにそうになったもので。。
だから源氏推しの友人や小狐丸推しの友人に対して「がんばって!!!」って言ってた。本当に本当に、つはもの、心から他人事だった、マジで。
勿論、公演に興味がないという意味ではないよ!ただでさえ刀ミュは常にチケット入手困難な演目だから、刀ミュのことが大好きだからこそ、本当に見たい人が沢山見られたらいいな、という気持ちが強くて。そういう意味で今回はわたしのターンじゃないな!って思っていたんです。だから「つはもの、私は3回くらい見られれば満足だな!」だったんですよ。
で、実際に見に行くにあたり、今回のメンバーだったら誰を推すかな~って考えて、ん~やっぱ、三日月だな!…くらいの軽い気持ち、だったんですけども。。

いざ見に行ったら、あの物語の中での三日月宗近の描かれ方が、もう刺さりまくって大変だったんです。。。。
刺さった当時の様子は詳しくはここにあるので割愛します↓
anagmaram.hatenablog.com

物語の中での描かれ方に加え、圧倒されたのはまりおくんの三日月としての凄まじい進化でした。
まず1点目がビジュアル面ですね。まりおくん演じる三日月を見たのは、らぶフェス2016ぶりだったわけなんですが、約1年経って久しぶりに見たその三日月としてのその美しさが、なんかもう、恐ろしいほどに完成されていて…!?
いや、もともとかっこいい三日月だなとは思ってたけど、つはもので見たら「いやいや、え?そんなに美しかった!!???」ってなって。本当にびっくりしたんだよね…。急に仕上がった感があって…当時の彼は24歳、ちょうどお顔が固まる時期だったのかなって思った。。ほんと、一気に大人の顔になったよね…?なんていうか、はんぱなく垢抜けた。内側から、前とは比べ物にならないほどの自信がにじみ出ていることも感じた。顔面がもはやまぶしい。
そしてビジュアルはもちろんなんだけど、ほんっと、表現の全てがグレードアップしていらっしゃって。歌も殺陣もお芝居も何もかも!
殺陣には前にはなかったずっしりとした重みが生まれていて、同じ人とは思えねぇ!?ってなった。身のこなし、歩き方からしてまず違っていて、天下五剣としての存在感が段違いになっている。
三日月って本当に難しい役だと思うんですよ。ただそこに存在するだけで「三日月宗近」であると周りに思わせなければならないというか。他とは違う、特別な刀であることについての説得力が求められると常々思ってるんだけど、その部分がめちゃくちゃ伸びていたな…と!
そんなふうに進化していた諸々の中でも去年特に驚かされたのは、なんといってもやはり、歌声でした。
勿論、もともと歌はうまい方ではあったけど、不安定さもまだまだあったような印象でした。声量出るときとそうじゃないときが、わりとはっきりしてるなって思ってて。とくに低音域になるとボリューム不足しちゃうときがあるイメージがあった。
…なんだけどさ、つはもののソロ2曲、あれ、ほんとやばない…?????
初日に聞いたとき客席で「!????!」ってなったんだよね。透き通った高音、哀切のこもったその美しい響きに、完全にノックアウトされました。
いや、たった1年ちょっとで、人ってこんなに成長してしまえるものなの!!!??って、本当に度肝を抜かれたんですよね…。


東京公演はTDCのキャパにも助けられてもともと3回チケットを持っていたのですが、その公演期間の約1週間で、三日月のことしか考えられなくなりました。もう夢中もいいところ。
「つはもの、今回は私のターンじゃないな!」だったはずが、むしろここで俺のターン!状態に。
いやほんと、勘弁してくれ…???
先述のとおり、つはものは通う予定が微塵もなかったので、凱旋公演のチケットが見事なまでに手元になくて、発狂しそうになりました。でも発狂していても仕方がないので友人の助けも借りまくり、できることをやりつくした結果、凱旋観たい回数はなんとか観れた。もうその当時の記憶がないけど、なんかものすごくがんばったことだけは覚えている…(しかし全力で走りきった気でいたその千秋楽のライビュの現場で、さらなる爆弾が落とされることになろうとは…)*1

つはものは東京のあとに京都公演、そこかららぶフェスを挟んで年明けに凱旋→大阪公演、というスケジュールで進んでいました。
東京公演が終わったあとはらぶフェスまでお預けなわけですが、その期間にキャスト陣でワイワイやってる写真がツイッターにあがったりすると、途端にぎょっとするようになった。ぎょっとするってなんだよ。せめてドキッとするって言えよ。
友達に向けて「わたしまりおくんのこと好きなのかな…」とLINEでぼやいては「お前は中学生女子か?」とツッコまれる始末。今振り返るとまじひどすぎて笑える。友人のツッコミのあまりの的確さには涙が出ますね!!!
それからなんだかんだ、1ヶ月くらい結論を出すまで(?)引っ張ったんですけど、ある瞬間に突然、「わかった、これはもう、推しだな。」って、空から事実が降ってくるみたいに自分の中に結論がやってきたので、その瞬間に「よし、推そう」って心を決めました。
…いや、なにいってるかマジでわけわかんないと思うんですけど、でもほんと、そうだったんだもん!!!笑 親方!!!空から推しのお告げが!!!!
そのとき時計をみたら、ちょうど12月1日になるところだった。なので私の中でその日が「まりおくんを推し始めた日」となりました。
周りのひとたちにもずいぶんと驚かれた。いやたしかに、真っ赤な清光担として生きていたので唐突な出来事ではあるんですけど、でも好きという感情に理屈を求めるほうが、ぶっちゃけナンセンスだと思うんですよね!?
…って、ここまで書いてなんで推しを黙ってたか思いだしたよ!「なんで急にまりおくん推しなの?」って聞かれることがストレスだったからだ!笑
そんなの聞かれたってしかたねえんだよ!!!私だってびっくりしたし自分がまりおくん推しになったことに慣れるまで正直半年以上かかったんだから…!!!でも、好きっていう感情の理由って別に論理で語るものじゃなくないですか!!?好きになっちまったもんはしょうがなくないですか!!?(言いたいことはわかったからキレちらかすな)


私が舞台まわりの趣味を持ち出してから、そこそこの年数が経過しているのですが、2017年の秋時点の私は、いわゆる俳優さんの中に、もう「推し」はできないだろうし、なんなら作りたくないな、って思っていたくらいでした。
というのは、過去にいわゆる「降り」というものを一度経験しているため、自分の中ではそれがけっこうなダメージになっていたんですよね。もう昔のことだし、この先も詳細を語るつもりは特にないんですけど、思い入れていたはずの何かから離れるって、それだけでけっこうな傷を残すんだな、と知った出来事だった。
anagmaram.hatenablog.com

なのでね~しんどい思いしたくないし、いろいろ大変だし、もう刀ミュ追ってれば楽しいし、私は推しはいらないや!って、本気で思っていたんですよ。
…それなのに、なんかもう不可抗力、それこそ事故にあったような勢いで、突然推しという存在が爆誕してしまうことになって。正直、まじで戸惑いました。いやいやいや、予定外にも程があるし、なによりも「いや、なんで今まりおくんなん!??」だった。数年前から知ってたはずの子だよね!?そんな、いきなりなにがあったん!?って、自分で自分を処理しかねていました。…でもそれを言ったら刀ミュにハマったのも全く同じ様な図式だったなっていう。笑
この「好き」という感情は、自分で全てをコントロールできるなんて思ってはいけないやつなんだわ…!と、この2年ほどでわたくし散々学びました!
もっと言うとね、いわゆる好みの顔の系統では当初まったくなくて!かっこよすぎて逆に興味がない、くらいな勢いだったんです、よ…。ある意味失礼だなと思うけど。いやでもほんと、かっこよすぎて。
だってもう、いわゆる誰が見てもイケメンなお顔じゃないですか!!?わたしの好みのラインとはわりと違うんですよね!!?どっちかっていうと和顔が好きなので!?あと身長も別に高くなくて良い派で、おおよそ170センチくらいが好みのはずだったんですよ!!?
今はもちろん顔もスタイルもビジュアルに相当するものは全部まるっと好きですけどね!!??ちなみに御本人は「容姿を褒められるのは大好きです!!!」と先日のカレンダーイベントにて力強く言い放っておられました!!!!!そういうことを積極的に自分で言っちゃうところ、めっちゃ好き~~~!!!!(どさくさに紛れた大告白)


で、そんなこんなで、自分自身に戸惑いながらも、せっせとまりおくんのことを推してみたこの1年だったんですが、もうね、まじで、心からたのしかった!!!
まりおくん推すのって、ほんと~にびっくりするくらい楽しいです。ハッピーです。
誰かを推すことの楽しさや充実感を、改めて味わうことができたし、昔いろいろあって苦しかったときの個人的な呪縛みたいなものからも、完璧に解き放ってもらった感があります。
とにかくね、まりおくんを見てると心がキラキラする…。勝手に笑顔になってしまう。
舞台に行けばその実力や進化に「すげえ」となり、イベントに行けばその気立ての良さに「なんていい子なんだ」とニコニコして帰ってくることになる。イベント、ほんとーに常に楽しいし幸せを感じられるのでおすすめです。
なんかもー、すごいしか言えなくて頭が悪いんだけど、トータル「すごい子だな」と思う。かつて英二ちゃんとして認識していた頃は、こんなお人だったとはついぞ知らんかった。バランス感覚が天才だし自分の商品価値わかっていすぎるところとか、特にすごい。あと散々言及したあとで恐縮ですが、圧倒的に顔が良いですよね。いやまじで、いつの間にそんなにかっこよくなったの!!?
彼の強みのひとつに私は気立ての良さがあると思ってるんですけど、その点に関しては刀ミュ演出家の茅野さんお墨付きでもあります。*2
様子を見ていると、そりゃ共演者に好かれまくるだろうな~と思うもの。
もう推しに関してはどれだけアホでもおめでたくてもいいので、できるだけ長いあいだ今のこの「楽しい」だけの状態を維持したいな!と思っています。
いわゆる「新規ハイ」ってあるじゃないですか。好きになりたて、興味を持ちたてはとにかくすべてが楽しくなっちゃうし情報を追いかけまくってしまうアレ。なので最初の半年くらいはその状況なんだろうな~って思ってたんですけど、まるっと1年経った今も、去年の12月1日から感覚がほぼ変わらないので、この「楽しい~!好き~!イェ~!!!」っていうバカみたいなテンションでこの先もいけたらいいな、と思ってニコニコしています。
このあまりのおめでたさに「今の私はウルトラハッピー期だよ」と友達には説明していたくらいなんだけど、でもその維持のためには、自分でいろいろと気をつけておきたいなと思うこともあります。
楽しくいるために心がけておいたほうがいいことって、絶対にあるなと思う。おたくとしての年数だけは長くなってきたからこそわかってきたこともあって、過去にそれを言語化しようと試みたのが以下でした。
anagmaram.hatenablog.com

とはいえ。わたし自身がどうであれ、でもこの先なにがあるかなんてわからないんだよね。
たとえば、来年爆発的に売れてしまって、そうそう会いにいけるチャンスなどなくなってしまうかもしれないな、とか思ってみたり。そんな未来がないとは言えない。ファンの欲目炸裂です。
でも、本人は圧倒的に売れたくて、スターになりたくて、有名になりたい!って真正面から宣言しているので、それをとにかく応援したいな!と思います。いやまじそれを口に出せるのがかっこいいわ。
さみしいとかなんだとか言ってる場合じゃないよ、売れたいってはっきり言ってくれてるんだから「どんどんやれー!」の気持ちで背中を押すしかないよね!

実際のところ、まりおくんやりゅうじくんは、新しい売れ方を模索できる若手俳優のニュージェネレーションだと思ってるんですね。
ある程度キャリアを積んで、実力が伴うようになったら帝劇に呼ばれるようになる、っていうのがこれまでのミュキャス*3の一つの成功パターンだったと思うんですが、舞台をやりつつも、がっつりとTV・映像の世界で成功していくっていうモデルは、2ndキャストからは実際のところ存在してなくて。1stも城田優斎藤工以外は映像の世界で知られている人はなかなか、だと思う。しろたんはトート閣下だからなんかもはや別次元だしな…!
今後、その出世の壁をぶち破れるのは、あの仙台組二人なんだろうな…って思ってるし、心からぶち破ってほしいなって思う。
おそらくお互いの視座が近いんだろうなと思うんですが、二人とも、インタビューなどで全く同じことを言うんですよね。「舞台に育ててもらったから、自分は舞台の人間だと思っている。だからこれからも舞台には出続けていたいけど、同じくらい映像もやりたい。大変かもしれないけどどっちも絶対にやっていきたい」という趣旨のことをはっきりとおっしゃる。まりおくんは、過去にそういうコースをたどった先輩がいないから、自分がその存在になって後輩にモデルを示したい、みたいなことまで言う。いや、そのメンタルがイケメンすぎんか???
そういう風に本人たちが公言できる状況が、数年前と比較してこの界隈が大きく変わったところでもあると思うし、何より今は紅白というビックウェーブがやって来ている以上、ほんと使えるチャンスは全部貪欲に使っていってほしい!!!テレビにもどんどん呼ばれたらいいと思う!!!!!
更にそんな中で年明けに待ってる舞台のお仕事がまさかのロミジュリだから、それも楽しみすぎて転がってしまう…!!!
貼ったリンクはロミジュリ制作発表の歌唱シーンなんですけど、皆さんこれご覧になりました???まりおくんを知ってるけど見てないって人は是非見てくれ!!?冒頭の一曲目、ロミオ・マーキューシオ・ベンヴォーリオによるかっこよすぎてやばすぎるナンバー「世界の王」で最後のパート歌ってるのがまりおくんだよ!!!!歌がうまいよ!!!しかも青7でまさかの共演してるんだよ!!!!あ~~もう楽しみすぎてぶっ倒れる!!!!
youtu.be

で、当然のように並べて名前を出していましたが、最後に触れなくてはと思ったことが!
「いやいや、じゃありゅうじくんは何なん?」って思う方もいると思うんですが。
ええと、りゅうじくんは癒しです。
これは私個人のオリジナルではなく、友人と二人で会話する中である日生まれた定義なんですけど…「推し」とはまた違う存在なのだがめちゃくちゃ好きで応援していて、別なポジションにある存在、それが「癒し」なんですよね…。またしても何言ってるかわかんなくなってきましたね。
でもほんと、癒しとしか表現のしようがないんだ…!!!
見ているとなんだか胸がきゅんとなる。その懸命さや才能や頭の良さに惚れ惚れするし、彼にしかできないことが絶対にあることをひしひしと感じるし、その持てる力の全てを使って2.5次元から外の世界に向かって殴り込んで行ってほしいと思う。あと顔が可愛い。ダンスがうまい。表現者としての勘の良さが尋常ではない。尊敬の念しかない。
…いやアンタ、それ普通に「推し」やん?ってなるじゃないですか、でもなんか私の中の概念としては違うんですよね!?でも「推しじゃない」っていうとなんかマイナスに聞こえるじゃないですか!?違うの!あくまでも癒しなの!!それはそれで、めっちゃ特別な存在なの!!!そういうことなのでひとつよろしく頼みたい!!!(なにをだよ)


はー、1年黙ってたこと書いたらスッキリした!
推せ甲斐のある推しを持つって、心底おたく冥利につきるな、と思ったこの1年でした。まりおくんは、ほんと推せみしかない、素晴らしいお方です!しあわせになってくれ~!!!
というウルトラハッピー野郎のままこの記事をおわります!!!

*1:2018年1月30日の「つはものどもがゆめのあと」大千秋楽で、「阿津賀志山異聞2018巴里」の上演がサプライズ告知された

*2:阿津賀志山巴里のパンフレット内に「うちの三日月宗近で、俺がいいなと思っているのは、麻璃央自身が生まれつき持っている人の好さとか愛嬌なんだよね。」という茅野さんの発言があります。泣いた。

*3:ミュージカル「テニスの王子様」に出演した経験のあるキャストの総称

真剣乱舞祭2018(らぶフェス)11/24@サンドーム福井 初日の感想、もしくはレポのようなもの(ネタバレ)

ついにー!始まりました!!!真剣乱舞祭2018…!!!
らぶフェスの初日に参加できるのは、3年目にしてこれが初めてでもうめちゃくちゃ楽しみにしていました。初日公演を土日にやってくれたのって初だもん!
なかなか普段縁のない日本海側、初上陸の福井県サンドーム福井に行ってきました。

f:id:anagmaram:20181125181633j:plain
開場待ち列から見上げたサンドーム福井入り口正面。写真を載せてたまには記録っぽくしてみようという試み
…人を入れないように写真を撮ったら、つまり屋根しか映ってないじゃんっていう。笑
でもこの写真のとおり、天気には幸いとても恵まれまして!屋外待機時間がそれなりにあったから、ありがたかった~。

とりあえず初回の感想と、披露された曲名だけでも残しておこうと思います。曲名を並べるだけであってセトリではない…なぜなら順番などとてもではないが、覚えられないからですw

以下、ネタバレしかしませんので、初日がこれからの人は以下の閲覧ご注意くださいねー!
やっぱり今年もいろんな衝撃てんこ盛りだったので、できれば何も情報入れないで見たほうが楽しくない!?ってネタバレ踏みたくない派の私は思っちゃいます。もったいないからできればまっさらな状態であの衝撃は体感してほしい…!それくらい、今年も刀ミュくんが用意してきた内容はものすごいぜ…!
※以下、おなじみの度を越した長文なので、時間がないときには読まないことをおすすめします。笑



珍しく10分以上押した開演、今か今かと待ちわびた会場の明かりがついに落とされ、息をのむ客席。
暗闇に浮かび上がるライトの中、一人姿を現したのは、巴形薙刀
そう、今年のストーリーテラーは巴さんなのです…!
物悲しげな音楽に合わせて、静かに薙刀をふるい、ひとりステージで舞い踊る巴。力強く床を踏みしめるその足音が、会場に厳かに響き渡っていました。
そうして舞い終えた巴の元に現れたのは、堀川国広
「巴さん…」
そう声をかけた堀川くんの次の一言が、
「今の舞、『弔い』ですか?」
…なのです。
と、とむらい…!!!!!とまずここで、これから待ち受けるものへの覚悟を新たにするおたくたち。とむらい…そう来ましたか…!!!なるよね。でも、らぶフェスだもんね…そう、らぶフェスの世界において、祭りといえは「彼岸と此岸をつなぐもの」。うん、これまでのモチーフから十分ありえることだ…とぞくぞくしました。
その後、二人はこんな会話を交わします。(記憶ベースだから当然不正確ですが)
「あぁ、そうだ」
「誰のために…?」
「命を落としていった者たち、すべてのために」
「とても、悲しみがこもっているように見えました」
「そう…見えたか」
「はい」

このあと、巴「まだまだ、俺も足りないな」堀川「…足りないですか?」みたいなやり取りをしていたように思うのですが記憶が…!
巴さんが、舞で表現しようとしていた内容について自身の捉え方がまだ不足している、といった意味合いのことを言っていたような気がするんだけどだめだ~~思い出せない!涙

そして、この上記の二人のやりとりのあと、ふとステージが明るくなり、
陸奥守、待ちやがれテメェ、もっぺん言ってみろ!」
「あー、何度でも言うちゃる!」
っていう小競り合いをしている兼さんとむっちゃんの二人が、前方のメインステージに現れます。
二人は「よさこい祭りがどの地域のものか」で言い争っていたのでした。
もちろん土佐のもんじゃ!と主張するむっちゃんと、よさこいっていやぁよさこいソーラン節に決まってるじゃねぇか!と主張する兼さん。
そこへぞろぞろと他の刀剣男士も登場し、皆それぞれに自身にゆかりのある地域の祭りについてプレゼンをし始める流れになります。笑
そうこうするステージ上には十七振りの姿がそろい、すっかり賑やかな様相に。このらぶフェスならではの、あふれる「本丸感」がまじたまらん!
そして、満を持して最後に現れたのはやはり三日月宗近
「いったいどの祭りが日本一なのか?」というテーマでやいのやいのと騒ぐ皆に対し、「では、こういうのはどうだ?」という三日月の提案により、なんと本丸において、刀剣男士が東軍・西軍に分かれての「東西祭り対決」が開催されることになったのでした…!
そう、今年のらぶフェス、グッズに法被があったところからも察せられるとおり、とってもシンプルに「祭り」がテーマになっています!!!いや、乱舞祭っていってるから、その時点で祭りなんじゃん!?なんだけど!そういう意味ではもとからテーマは祭りなんだけど!笑
この三日月の提案に皆は大賛成。そうして、自身が日本の中で東と西どちらにゆかりがあるか?を基準として、男士自らが申告していく形で東軍西軍の組分けがスタートし、結果は以下のようになりました。

東軍
西軍

しかしここで一人、東軍にも西軍にもついていない男士が…そう、巴形薙刀です。
巴は「俺は、物語を持たぬ刀。果たして、東と西、どちらにつけば…?」と思案顔になりますが、三日月が「巴」と声をかけ、軍配を手渡します。
「巴には、東西どちらの祭りが優れているのか、判定をしてほしい」と。
「俺でいいのか…?」と戸惑う巴でしたが、「むしろ、適任だと思うよ!」と安定ごめん髭切でした!に声をかけられ、「わかった、東西祭り対決の判定役、引受けさせてもらう」と力強く宣言します。
(※この巴の役割のこと、なんて言い表してたか自信なくって…行司とは言ってない!評定とも言ってない!でも判定であってるかは覚えてません…!)すいません、普通に行司、だったよ!!!武道館11/27で確認しました。


そしてここからいよいよ、怒涛の!怒涛すぎる!!ガチの祭り対決が始まるのでした…!
西軍と東軍が、交互にそれぞれの地域の祭りを披露していく、のですが、もうここからの展開、予想の斜め上すぎて、目を白黒させるはめになった!!!!!!

西軍といえばまずは京都、京都と言えば祇園祭…だろうとは!思ってたけど!?!!!
あの、祇園祭の山鉾(やまぼこ)と呼ばれる山車をそっくり模した小ぶりのものを…このらぶフェスのために、自前で作りなさっていて…!!??そしてそこに三条太刀の二振りが!!!三日月と小狐丸が並んで乗っていて!!??
もう「ハァァァ!!!!!!????」でした。あまりの光景に頭がぶっ飛んだ。
だってほんと、なんて言ったらいいんでしょう、ものっすごく…神々しかった!!!!!!かみさまだった~~~びっくりした~~~!!!!!…美しかった~~~~!!!!!!!涙
…無力なわたしにはこうしてエクスクラメーションマークを連打することしかできない…。
ちょっとほんと、あまりの出来事に記憶喪失に陥っており、まあ記憶喪失といいますか正確に言うと山車の中にいる三日月の記憶しかない…たしか歌が歌われているはずなんですけど歌詞のようなものはなんにも思い出せないし、もっと言うと山車に乗ってない二人以外の西軍の男士がどこで何をしていたか、まじで1ミリもわからない…。え、みんないた?(いやそりゃおるわ)ってなるくらい、インパクトがでかかった…。びっくりした…。
いやそんなおおげさな、ってなると思うんですけど、あのね、三条太刀が山車に乗ってる姿、ほんと、あまりにも似合うの。。あんな素晴らしすぎるものを見せてくるなんて、まじで刀ミュくん怖い…。最終的に怯えだす。
あっあと、山車のてっぺんにこんのすけがついてて「!??刀ミュ本丸にこんのすけの概念がある!!!??」ってなったことと、山車の左右に西軍の刀剣男士の名を記した札が並んでいてめちゃくちゃかっこよかったことは覚えています。つまりトータル山車の記憶しかないやんけ。
もうここで「ミュージカル刀剣乱舞くん、やばい」ってなりました。あまりにもお金がある。お金がありすぎるし、それを使ってどうファンを喜ばせるべきかわかっていすぎる。怖い。怯えた。最高。

それに対する東軍は、なんと、ねぶた祭りで来ました。。。。
あの、あれ青森で発注して作ってもらいませんでした…???ってなる、本物なんじゃね?っていう、コンパクトサイズのガチのねぶた(※こんのすけモチーフ)を曳いて出てきたよ…東軍…
…お金がありすぎる!!!!!!(全力かつ2回め)
ラッセラー、ラッセラーっていうねぶたの時の掛け声を雄々しくかけながら進んでくる男士たちが、も~~~~~~!!!!びっくりするほどかっこよかった!!!んだけど、びっくりしすぎたのでやっぱりこんのすけのねぶたの衝撃しかほとんど覚えてない…記憶がこんのすけに占められてて「嘘ではwww」ってなっています。いやそこは普通に考えて、男士たちをみろよ!!??
いや、だって、ねぇ!!?びっくりしない!!!???びっくりするよね?一日たったけどわたしまだびっくりしてるよ!!??

やはりそこは徳島・阿波の刀であるはっちが、メインステージ上でばっちりフィーチャーされていたはず!!!スクリーンに大きく映し出されてるはっち(美人)を見た記憶がある!
…なんですけど、すいません、なんかもうそのあとは「えらやっちゃえらやっちゃヨイヨイヨイヨイ」っていうあの感じで、すり足で腰を低くして花道を前進してくる三日月宗近が卒倒しそうにかっこよかったことしか覚えてない(いい加減にしろ)
いやあの、ほんとすいません…まじでかっこよかった
三日月に限らずだと思うんだけど、みんな普段の本公演で見る「かっこよさ」とはベクトルが全然違うかっこよさだよね!?なんていうか、雄々しさというか力強さというか、男性性のもつそういった要素がまっすぐに炸裂していて、もう、あほほどかっこいい。なんていうの…DNAに訴えかけてくるかっこよさっていうの…??「男らしい」という日本語は、昨今取扱いがとても難しい印象がありますが、なんだろうな、男性性にしかないタイプの美しさがことごとく表れているって言ったらいいのかな…結局は美しさに行き着くきがするな…!?色気もものすごいし…なんかもう、ダメ。ダメすぎる。あんなの見せられたらちょっと正気でいられないすぎる。
ジャンルとしてはあれかな、「獣」で見せられた方向性のかっこよさにも近いのかな!?…とにかく、心の底から、かっこいいです。
こういえばいいのかな、ますらおぶり!!!まじで、心の底から、かっこいい…!!!

…だったはず。心の中で「すみません、その雪まつりとは札幌雪まつりのことを指している理解で正しかったでしょうか?」って問いかけたのは私だけではないはず。笑
でも別に雪像とか出てこなかったよね…あれっ…雪まつりパートの記憶がちょうおざなりなんですけど私!!!!…ほら!!!!清光がいないからこういうことになる!!!(※なぜなら「新選組にゆかりのある刀は、東軍だな」「そうだね、元の主たちは、武州出身だったからね!」というやりとりがございましたので清光はいたら東軍確定です)
すいませんまじで思い出せないので火曜日にちゃんと見てくるね!!!!!ひどい!!!
(あと札幌雪まつり以外の雪まつりがあるかどうかほんとうにわからないので書きながら気になっています。笑)

ここでよさこいでした~~!!!とさの~こうち~の~はりまやばぁしで!
これ自然と会場から一斉に声が飛んでたけど「いつじゃ?」のあとは\いつじゃー!/ってコーレスっぽくなってた気がする。だってあんなお祭りテンション、自然と叫んでしまうよねぇぇ!!!いつじゃー?って問いかけられるから…あれは叫んでいいやつだったような気がしています!
ここで本物の鳴子が登場していて!みんな両手に鳴子を持って踊っていた!!!
むっちゃんwith鳴子がこの世に実在している姿を見てめっちゃ感動した。似合ってた。似合いすぎてた。心くんの全力の踊り方すごく好きなのよね…!もうめっちゃ、かわいかったー!!!!

この、ソーラン節がさ~~~~!!!!!
蜻蛉切の独唱で始まるんですけど、もおおおおおう、これも、めっちゃくちゃかっこいい!!!かっこいい時に使える語彙ってかっこいいしかないんだっけ!!?ってなる勢いで「かっこいい」しか言えていない今回である。
spiさんの、あの朗々とした太い声で「ヤーーーーーーレェーーーンソーラン」って歌いだされるの、めちゃくちゃ鳥肌たった…最高すぎる…なんてエンタメの具現化が得意なんだ、ミュージカル刀剣乱舞…!お客が見て喜ぶものを、あまりにも理解しすぎている!
これ世代かつ地域限定なのかなって思うんですけど、小学校の運動会でソーラン節踊りませんでした…?なんとなく、いまはなさそう?笑 そのせいで「にしんきたかとかもめにとえばぁ~」って歌詞が頭の中に染み付いている…(あ、今回の歌詞はそうじゃなかったです)
あれ、でも…以降の記憶が…ないな…アレ…?やっぱり、あんまりびっくりさせられると人って記憶に支障をきたすんだなぁとおもいました。(ひらきなおり)

ところで、

  • 新衣装で全員での祭り対決ソング

を、やった記憶があるんですけど、これタイミングいつ…?対決の前?あと?どっちが先だっけ?もうまじでわかんないやww
というのも、新衣装がかっこよすぎて頭がビックバンになったので…そうなんです…この祭りパート、まさかの全員「新衣装」です。ええ。
浴衣の変形みたいな感じの衣装だったような気がする。気がするをとにかく連発して申し訳ない。なんだろう、ちょっと着流しみたいな…背中にいたっては全面とくに刀剣関係なさそうな和柄の模様がめちゃくちゃ入ってなかった?石切丸さん、背中に虎とか背負ってなかった?まぼろしかな…?(まぼろしだったらすいません)
あ、もちろんそれぞれの紋はしっかり衣装には入ってるんですけど、白地がベースというところは共通していて、というか言ってしまうと全員だいぶ白っぽい見た目のため、一瞬誰がだれだかマジでわからなくなりますw 普段はかなりはっきり目に色がわかれてるからさー!
結果、しょっちゅう推しを見失い、ふたたび見いだすそのたびに「はあああああかっこいい!!?!?」ってなった。…お得?
いやー、まさかの新衣装を全員に準備しちゃうとは…イベントのための全員新衣装は厳島神社の奉納公演ぶりだよね。この新衣装スタイルがも~~~かっこよくて最高なんですけど、もちろんグッズのビジュアルには含まれていなくってですね!!!そりゃそうだよな、ネタバレになるもんな~!!!これ、円盤の予約特典写真あたりにつかわれませんかね…?涙

◆祭りについて巴が出す答え

こうして東西それぞれによる熱い祭り対決が繰り広げられたのち、男士たちは「で、どっちが勝ったと思う!?」と巴に判定を依頼します。
期待に満ちた顔の皆に囲まれ、しばらく思案していた巴だったのですが「…しばらく時間を貰えないか」といいます。
まだ自分の中で、そもそも祭りとは一体なんなのかについて、答えを出すことができていない、と。
それを聞いた皆は「ゆっくり決めるといい」「答えが出たら、いつでも声をかけてね」といったことを優しく伝えてその場を去っていく。一人センターステージに残った巴は、自身に問いかけるように祭りについて考えを巡らせます。
そうして巴が一人になってからの、祭りについての最初のセリフを失念したのですが、
「まだ、何かが欠けている…そうか。俺と同じように」といった意味合いのセリフを巴が発したとき、その背後に、見覚えのあるシルエットが登場します。
それを見た客席からは小さく悲鳴が…そう、メインステージに立っていたのは、あの犬・猫・蝸牛の、三体の時間遡行軍だったんです。
うぉ、これはどういう展開に…!?と思っていたら、そこへ続けて姿を現した人たちが。それは男士たちの元の主である、近藤勇土方歳三源義経武蔵坊弁慶…かつてこの世に存在し、歴史上にその名を刻み、今は亡き人となった者たち。
その姿を目にした巴は、何かを理解したかのように「そうか!」と叫ぶのです。
「祭りを通して、亡き人に祈りを捧げる。祭りとは、彼岸と此岸を繋ぐもの。…だが、祈っているのはこちらだけではない。そちらからも同じように、こちらに向かって、祈っていたのだな」
…セリフがまったくもってちゃんと覚えられなかったんですけど、この「そちらからも同じように」のところで本当にうわぁぁーーーー…ってなって…
元の主たちがもう「今この世には存在しない」ということを、改めて突きつけられた思いになって。なにせ彼らは、私達にとってはいわゆる「歴史上の人物」なので、かつて生きていた人たち、亡くなっている人たちというのはある種当たり前のこと、なのだけど。でも、刀剣男士からするとその「彼らはもうこの世に存在していない」という事実は、やっぱりもっと鋭く刺さるものなんだろうなと、はっと気付かされたというか。
そしてその「かつて生きていた人」である元の主たちがまた、この世=此岸に対して思いを馳せ、祈りの気持ちを送っているのだというその解釈が…俺たちの大好きな刀ミュだ!!!!御笠ノ節だ!!!!!!ってなりました…!!!涙
相変わらず、今年も本当に、優しい物語だった…。

ここで一回、うわぁ~~;;ってなって泣いてしまったので、その後どうやって場面転換したのだったか、さっぱり思い出せないのですが。。巴さんが何かをいってライブパートが始まったような気がするな…
すごい、ここまで人の記憶って曖昧になるものなんだ!!??(他人事なの?)

というわけで以下、

◆ライブパート楽曲一覧

抜けは多分ないと思う…けど不完全前提でお願いします!
それっぽい順番に並べたかったけど、ちょっとトライはしてみたものの順番思い出すのはまじで不可能だったので、記載順は気にしないでください!
☆じるしつけたやつがシャッフル編成曲です。

  • Lost The Memory☆
  • In My Light☆
  • 断然、君に恋してる!
  • Just Time
  • Secret Sign
  • 漢花、美しき日々よ☆
  • Heart-To-Heart☆
  • Timeline
  • Can you guess what?
  • Don't worry, don't worry☆
  • 新曲1(全員曲)
  • 誰のモノでもない人生
  • mistake☆
  • 解けない魔法☆
  • Versus
  • Gateway
  • ゆうやみ
  • To the North
  • 白刃の月
  • だいすき ※ここから3曲が内番衣装+客席降り
  • Million Melodies
  • 新曲2(全員・降り曲)
  • 新曲3(エンディング)

あ、巴さんが一人のときにも歌っているから、新曲でそれをカウントするともっとあるな…あと祭りパートの全員曲もあるな!?ってなると、新曲こんかい、いくつ!?
とりあえずライブパートに絞ると上記のような感じです!

え~~~~とライブパート…二部曲パート…何から話したらよいのかわからないんですけど、意外すぎる選曲や組み合わせがてんこ盛りでして…!
とにかく今年は今までで一番「公演を超えたチーム編成」が発生している年だったと思います!
シャッフル度合いがすごすぎて、曲が始まってもいったいどの色をつければいいのかわからなくなるし、公演ごとのペンライトを複数持ち込んで参戦するスタイルのおたくは、使うべきペンライトがどれであるかすら見失う瞬間が訪れると思います。がんばりましょう!笑
シャッフルっていう意味でいうと、清光がいないこともあり、幕末天狼傳っていうくくりがどうしてもなくなっちゃってたのは正直なところはちゃめちゃ寂しかったんだけど…でも、はっちがむすはじ組に「お邪魔しているよ」って言って参加してるのがすっごい可愛くて私は好きだったし、ライブパート用の衣装も、ちゃんとはっち用に新調されているところにすごく刀ミュの愛を感じたよ!
そんな幕末天狼傳のデュエット曲からは、今年はHeart-To-Heartが選ばれていて、美しい悲劇じゃなかったのが意外でした!おぉ、ついにあの特定のさにわを狙い撃ちにしてしとめる伝統芸をやらないんだ~!?ってなってた。笑
あとね、Lost The MemoryとIn My Light、清光がいないだけじゃなくてこぎちゃんもいなくって…!ダンスナンバーはまだ多分体調的にだめっぽい…!そうか~~~!!!涙 でも出てくれてそれだけでうれし~~!!ってなった。
不在の清光・小狐丸の代わりには源氏兄弟が加入してたんだけど、でも「時を告げる鐘は心を分かつ子午線」の歌い出しの清光パートは、そのまま三日月にバトンタッチされていた。だよね、そこはそうなるよね~~!!!ってエモさに一人納得していました。
清光がいないなら、やっぱり歌い出しは三日月になるよね…だってteam三条with加州清光だもんね!?っていう。(※何がだってなのかは自分でもよくわからない)
勿論、こぎちゃんが出られるなら、こぎちゃん含めた5人に清光パートわけっこしてほしかったのはある!けど!ね!!!


しかし、一番の事件でいうと「解けない魔法」ですよ。びびりません?わたしはびびりました。
歌ったのは村正と青江というみほとせアダルトお姉様コンビ…!!!!!!
最初、イントロ聞こえてきた時に「なんかジャズアレンジのとけまほに似てるな~」ってのんきに思ってたんですけど、似てるどころの騒ぎじゃなかった。その曲だよ。そのまんまだよ。
驚きのあまり、隣で見ていた友人と全く同じ動き(動揺しすぎて腰が引ける)をやってしまいました。オーバーリアクションしちゃう、おたくあるある~!!!!
だってまさかあの、総隊長の不動のソロナンバーを、不在の隙に他の男士でやっちゃうとは!?禁忌にふれてしまったような気持ちに!??…といいつつ、私は全然、ありよりのあり派でした。もしかしたら清光以外に歌ってほしくない!って人もいるかなぁとは思うんだけど、、いやその気持ちもわからなくはないけど、でも「いやいや、そんなんあり得ないでしょ!?」って思うような組み合わせでおなじみのナンバーが聞けちゃうの、まじでらぶフェスならではって感じだから!!!
アダルトお姉さまがたによる解けない魔法、ほんともう、すっごかった。セクスィ~~~だった。なんか清光とは違う方向性の魔法がかかりそうで危ない感じしました。たぶん媚薬とかが大量に含まれているやつです。摂取の際はくれぐれもお気をつけください。


あとはなんといっても、Timelineねーーーー!!!!!!!!!
こぎちゃんーーーー!!!!!!!!!本当に!!!おかえり!!!!!!!!泣
「ご心配をおかけしました。でもこうして、さらに大きくなって、戻ってくることができました」みたいな挨拶をこぎちゃんが歌う前にしてくれたんだけど、もうなんか感動して泣きすぎて詳細ちゃんと覚えてない…聞きたかった、ずっとずっと聞きたかった、二人でのTimeline。思い出しても泣けそうになる~~~!嬉しすぎる…!!!!!
Cメロの「愚かな願いがいくつ増えても」のところ、8月に聞いたときはまりおくんの「いくつ増えても」の高音の出し方が涼くんに寄せてる感じするな、って勝手に思ってたんだけど、やっぱりそこのパートはこぎちゃん担当で正解だったよ…うえ~~~~泣ける~~~~~!!!!(興奮しすぎて中の人とキャラクターがもうはちゃめちゃ)
向かう槌音は聞けなかったんだけど、というか、今年はもう祭りパート以降は潔く二部曲だけ!っていう構成だったので…!


そして今回のらぶフェス、会場替わり曲があるそうなんですが、すいません、どれだったのか全然見当もつかねえ
いや、そんな気はしてた。笑 初日だけじゃ判別つかないね!
内番衣装になってからの三曲のどれか…かな?とは思うんだけど、みっつめの新曲は新曲だから毎回やるような気がするし…?(あ、手ぬぐいという名のタオルを使う曲でしたコレ!)
この内番衣装タイム、一曲目が「だいすき」だったのがめっちゃ嬉しかった!
しかもさ~途中でさ~コーレスで「だいすきーさーだいすきーさーだいすきーだーよー!」って言わせてもらえるんですよぉぉぉ!!!!みんなに向かって合法的に大好きを叫べるという素晴らしすぎる時間。
更にはそこのコーレス練習タイムが当番制っぽくてさ!?福井は源氏兄弟←ほんとうにごめん!膝丸とむっちゃんだったんです!膝丸の「だいすきーだよー!」に兄者が照れてるように見えたのは気のせいでしたでしょうか!?
…って考えるとこの大好き当番全員やってほしいし福井だけっていうのは考えづらい…!?つまりは、Million Melodiesが回替わりだった説が有力!??火曜日の武道館で確認してきます!
ハッ!?もしや、ここに私の大好きなFLOWERが入る余地もあるのでは!?!?ないかな!!???大袈裟とかLet's, Set, Changeも聞けちゃったりするーーー!!???やべえ夢が膨らむ!!!!!

やらないとは思ってなかったBrand New Skyがなかったりしたので、意外っちゃ意外な選曲もあったんですが、でもやっぱ、トータルめちゃくちゃに楽しかった。満足度が高すぎたし、幸せになれすぎた。期待しててもらっていいと思うので、って予告されていた通りに、腰を抜かして帰ってまいりました…。
あと友達も言ってたんだけど、毎年困ってた「私達は客席で立つべきなのかどうなのか?」問題も、最初から自然に立ちたくなる流れで展開されたので、そのへんごちゃごちゃしなくて済んで快適でした!2016年はやっぱ初回だっただけあって、ほんと悩ましかったもんな…両国国技館、立つと見えない演出もけっこうあったしね…!



もういい加減字数がやばいので、To the Northの演出が最高すぎた話とかできてないけどそれはまたこんど…!
こうして無事に始まった今年のお祭りも、これだけ長々書いてしまうとおり、本当に本当~に楽しいです。やっぱり刀ミュは私達を裏切らないな~って幸せの中で噛み締めている。
最後まで全力で楽しんで来ようと思います!まってろ!ぶどうかーん!!!

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終演後、ガチャ列に並びながら振り返ったサンドーム福井。最後まで晴天でした。またいつか来たい!

刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里 今更ながら振り返りの感想(一部パート)

「なんで今!?」すぎるんですが、今書かないともう一生書けない!と思って…(なぜなら、明日かららぶフェスが始まってしまうから)。
阿津賀志山異聞2018巴里の一部の話を…ちゃんとしたい!
初回~4回目までを見たあとに8月に書いた↓の感想と、結局重なることは沢山ありそうなのですが、
anagmaram.hatenablog.com
それでもいちど総括しておきたさがどうしても…。
そう思って昨日阿津賀志巴里の配信をひととおり見直したんですけど、も~好きなことがありすぎて全然考えがまとまらない。とりあえず見切り発車で書き始めて、

  • 作品全体について
  • 好きな刀剣男士について
  • とくに好きだった演出について

書いてたら、もうそれだけで1万字になってしまった。とくに面白くはないので、お読みくださるかたは、ほんとに暇つぶし程度に…!らぶフェス会場への移動時間にでも読んでください。笑




◆作品全体について

先日発売された「CUT」の刀ミュ特集を読んだんですけれど(※この特集は本当に本当~~~にやばいやつだったので刀ミュが好きな人はまだ買ってないなら今すぐ本屋に行ってほしい、刀ミュが取りあげられた記事の中でも最高峰に素晴らしかった)、その中で御笠ノさんが「今回阿津賀志山の脚本を書き直す中で、実は一度は全く違う話になってしまったが、松田さんから『どうせなら決定版になるものにしたいよね』と言われたことで今回の内容に落ち着いた」という趣旨のことを答えてらして。
今回の阿津賀志山異聞2018巴里は、本当にその「決定版」という一言がしっくり来る作品になっていたなぁと思います。
初めて「ミュージカル刀剣乱舞」という作品に出会う人にとって、その世界の中に無理なくいざなってくれる作品。刀剣男士とはどんな存在なのか、彼らは何と戦っているのか、世界観がわかりやすく伝わってくる、しかし一方でちゃんと見応えもある…という、とてもバランスの取れた作品に仕上がっているんじゃないかな、という印象を持ちました。
とくに見ごたえの面では、2016年の阿津賀志山異聞と比べると、本当にいろんな面での進化が見て取れるんですよね。
例えば、セットや衣装の大幅なブラッシュアップ。純粋に、作品を取り巻く環境が変わり、資金的におそらく余裕が出たのだろう背景もありそう。
衣装が重要な役割を果たす真剣必殺のパートについては、CUTのインタビューでもそれこそ「今だからできること」という表現が茅野さんによってされていました。あのシーン、まずは衣装さんの途方もない技術が必要なことは見ていてわかりますし、さらにそうして施された仕掛けを、演者たちがお互い呼吸を合わせた状態でリリースしないと成立しないものですよね(わからないけど、多分マジックテープとかスナップとかを自分で外してるんだと思われる)。
トライアルの時点ではゲームのサービス開始からまだ1年も経っておらず、そりゃ作り手側も手探りだったのは無理からぬことだなと思います。舞台の世界といよりは、ゲームの方に寄せなければと茅野さんが考えていたというのもすごくわかる気がする。
でも今は作品シリーズとして積み重ねて来たものがあって、さらにそこにキャスト陣の成長も相まって、もっと演劇的な手法で描けることが増えた。同じ題材を扱っているとは思えないほどに、作品に奥行きの深さが生まれていることに、見ていて本当に感動しました。

そして今回「決定版」が生まれたことで、今後刀ミュというコンテンツが長く続いていったその先に、全員違うキャストでの再演がされるようなことも、いつかきっとあるんだろうな…とも思いました。
勿論、それはまだまだ先の話であってほしいけれど。だけど間違いなく数年先に、その日は訪れるんじゃないかなって思うんだよね。なんていうのかな…作品シリーズがこの先も長く続いていく上でのひとつの礎が、今年の夏に確かに生まれたんだな、っていうふうに感じる。
阿津賀志山異聞2018巴里は、「これがミュージカル刀剣乱舞です」って、外の世界に向けて自己紹介ができるような、そんな役割も担える特別な作品になったんじゃないかな、って思っています。

◆好きな刀剣男士について言いたいことを好きなだけ言うよ!のコーナー

えーとここでおさらいですが、あなぐまが好きなのは言うまでもなく加州清光です。そしてつはもの以来、そこに三日月宗近が加わりました。しかしさらにここで新事実をバラすと、阿津賀志巴里、わたし客席では完璧に青い女で過ごしました!…えっそうなの!?ええ、そうなんです!(聞かれてないけど自分で答えていくスタイル)
なのでせっかく目があった清光にもふっと視線をそらされ、直後に私のすぐ前の列にいた清光担にファンサをしている姿を目撃する出来事、などがありました。あれは例の「天下は譲れぬ漢道」での出来事でした。…だーよーねー!なった。そりゃ、真っ青な女にわざわざファンサしね~わ~!!!!笑
…というわけで(どういうわけだよ)、この二振りについて書きたいことを好きなだけ書くよ!

阿津賀志山異聞2018巴里の清光を見ていて感じたこと、それは、とにかく「わ、若い!」ってことでした。
若さに関しては、刀の時代においてはだいぶ後半に打たれたという意味での「若さ」と、刀剣男士として顕現してからの経験がまだ浅いという意味での「若さ」が、どっちもあるなと思っていて。
その中でも、とても象徴的だなと思ったシーンがあります。
それは、第一部隊の六振りが、時間遡行軍によって歴史の流れが変えられ始めた阿津賀志山に出陣した直後の場面。今剣が無邪気に「れきしをかえては、なぜいけないの?」と問いかけるシーンです。
その今剣の問いかけに対し、岩融は「悲しいことがあっても、その次に我らがいるからだ」とはっきりと答えるんですけれど、その時隣にいる清光は、そんな二人になんと声をかけたらいいのかが、わからないでいる様子なんですよね。
今剣と岩融の二人に近寄って行こうとするけど、言葉を発することはなくて。話しかけようと手を伸ばすんだけれど、迷ったようにそれも途中でやめてしまう。
そんな清光の様子を見ていると、「歴史を守る」という使命についてや、その守らなければならないとされる「歴史」とは一体なんなのか、ということについて、清光自身がまだ明確には掴みきれていないんだろうな、という風に思えました。
主に命じられたから、自分は刀剣男士だから、歴史を守るのが使命だと思ってはいる。だけど、では何故歴史を守らなければならないのか?ということは、まだ彼自身がちゃんと立ち止まって考えたことがないんじゃないかな、と。
そんな清光とは対照的に、三条の刀たちはとくに心を乱すこともない様子で、今剣と岩融のやりとりを静かに見守っているんですよね。
この対比に、清光の刀としての若さが表れているな…!って見ていて感じました。
長い長い歴史の流れの中に身をおいてきた三条の刀たちは、やはり清光とは世界の捉え方が違うんだろうな…と!
そんな清光は最後、出陣を終えて戻った本丸で、元の主という存在について、「でもいつかは、俺も向き合わなきゃいけないときがくるんだろうなって」と静かな声で言うのですが…清光は、この阿津賀志山の出陣を経て、自分にとっての元の主がどんな存在であるのかを、意識的にとらえなおすきっかけを得たんだろうな、と思いました。
そこからきっと「歴史を守る」という使命についての理解も、清光の中で深まっていくんだろうな、って。これ、今回の阿津賀志巴里で足されたセリフだったから…最初見たとき、清光が自らかつての主という存在について口にしたことに、めちゃくちゃ動揺した。だけどそんなふうな覚悟をし始めていた清光だから、きっと幕末天狼傳のくるしい出陣を、乗り越えることができるんだろうな、って…頭の中で世界観がつながり、また泣けてしまうのでした。

同じように若さを感じたのは、清光たちが阿津賀志山で最初の時間遡行軍との戦闘を終えた後に、死んだはずの義経たちが甦った姿に出会ってしまうシーンです。
六人の前には「貴様ら、何者だ」と弁慶が立ち塞がりますが、義経の姿を見たことで我を忘れてしまっている今剣は、弁慶のそばを無防備に走り抜けようとし、そのまま斬りつけられて負傷してしまいます。
弁慶の思わぬ強さにたじろぎつつ、負傷者も出てしまい、さてここはどう出るべきか、と冷静に探っている風の三日月や小狐丸なのですが、その一方で清光はというと、もうぎゃんぎゃんに戦闘モードになりきってしまっていて。周りが全く見えていない。
怪我をした今剣を支えながら「加州清光さん、ここは一時撤退を!」と叫んだ石切丸に対して、清光はそちらを見ることもなく「まだだ!」と怒鳴り返して、再び弁慶に向かって突っ込んで行きます。
そうして弁慶に斬りかかっていく直前の清光は、片足のつま先を地面につけた状態で、準備運動をするような感じで足首をぐるんぐるん回してるんだけど、その一連の動きがほんと…「やってやろーじゃん」って感じで、もしかしたらその瞬間、笑ってすらいそうで(客席には背中を向けているので顔はわからないんだけど)。もう、目の前の相手を斬ることしか考えていない、壬生の狼すぎるその様子、そりゃ「俺達は、殺して、壊して、それでなんぼの刀剣だろ!」って叫ぶよな、って思う…。そしてこれじゃあ、石切丸さんに塩対応をくらう羽目にもなるよな、と思う。笑
刀として存在した時間の短さは、顕現した時点での刀剣男士の初期値としての経験の浅さにも、多少つながっているのかなと思うんですよね。さらにその短い存在期間の最後を、清光は新選組という特殊な環境で過ごし、さらに戦いの場において折れてしまったという過去を持つ。
そんな清光が、戦うこととなると我を忘れてひたすらに牙を剥いてしまうのも、目の前の相手を倒すことしか考えられなくなるのも、すごくわかることのような気がします。

だけどその後清光は、部隊の仲間たちとの会話を経て、感情を持ったことにより生まれてしまう内面の揺らぎと向き合うことを、だんだんと掴み取っていきます。刀剣男士として明らかに成長していくその一連の様子が、清光ってやっぱりとても素直な刀でもあるんだよなぁ、と感じられて大好きでした。
一人で阿津賀志山に向かってしまった今剣を追い、義経の陣にどう攻撃をしかけるのか「作戦なんだけど、」と清光が話し始めるシーン。奇襲攻撃という清光の案はあえなく却下され、じゃあどうすれば…となった中で、「抜け道があるかもしれない」とその場を離れる岩融、つきあおう、とその後を追いかけていく三日月。
そんな二人のやり取りを見て「抜け道なんてないこと、三日月なら知ってると思うんだけどー!」と叫ぶ清光でしたが、岩融は今剣が気がかりでじっとしていられないのであり、三日月はそんな岩融を気遣ってあげているのだろう…と小狐丸に教えられ、はっと気づかされた表情になります。
そのあとの「っあ~~~~、駄目だな俺って、隊長失格…」と呟く姿には、自分の足りていない部分を隠そうとしない、清光の真っ直ぐな内面が見て取れるように感じました。
そのように、触れる出来事ひとつひとつからいろんなことを学んでいき、自らのうちに取り込んでいく吸収の早さにもまた、ひとつ「若さ」が表れているんじゃないかな、って。
若いからこそ、足りない部分、わからない部分もあるけど、ちゃんとそこに向き合って補っていく柔軟性もあって。三条といういにしえの刀たちを率いる立場として、清光が隊長を任せられた理由が、すごくよくわかるような気がします。
いやも~、この編成で初演やろうと思ったのが本当に天才だよね…御笠ノさんへのオーダーは「義経と弁慶で話を書ける?」だったそうだけど…清光を隊長に、っていうのはどこの誰から出てきたアイディアなのかな~!?作品への引きを強くするために、人気のあるキャラクターを据えようというのは絶対にあると思うから、編成は指定があったのかもしれない…けど、だとしても、清光についてこういう描き方をしてくれる刀ミュの脚本が、私はものすごく大好きなんですよね。。
そして、演じる流司くんによるこの「若さ」の表現が、2016年はもっと「可愛い」に寄っていたというか。愛されたい刀、大事にされたいと願うところが特に強く抽出された清光だったかなと思うんですが、阿津賀志巴里の清光は、その表現がひとつ深掘りされているような印象でした。表面的なわかりやすさには頼らないっていうか、より繊細な表情が増えたというか…!2年前とはまた違う魅力を見せてくれていたなって感じました!
流司くんのことだから、全く同じアプローチをすることはまずないだろうなと思ってたけど、予想以上に細かな部分が変わっていて、だけど世界一可愛いところは変わってなくて…ほんと、天才なんだと思う(という身も蓋もないまとめになってしまった)。

三日月に関しては、も~~ね~~~~…とにかく「つはものを経た」あとの描かれ方であることが、本当にしびれるポイントでしたね…。
もちろん時間軸としては、阿津賀志山異聞がつはものよりは前におかれる物語であることは変わってないんだけど。だけど刀ミュという作品が、三日月宗近というキャラクターが、「つはものどもがゆめのあと」という作品を経験してしまっている以上、当然変わらざるを得ない部分があると思うわけです。その点がどうなるのか、阿津賀志巴里を見る前は本当に気になって仕方なかったのですが…結果としては、今回御笠ノさんが書き直してきたその方向性があまりにもツボすぎて、客席で泡を吹いて倒れそうでした。
もう8月に書いたのと同じ内容が大半になってしまいそうだけど、それでもまた書くけど(書くんかよ)、話の始め方からしてもう反則ですよね。
だって「華のうてな」だよ!!??びびるわ!!!また生で聞くことになるとは、しかもらぶフェスとかじゃなく、本公演の中で…ってなって、初回見たときに鳥肌が止まらなかったんだよ…。
「半座わかつ 華のうてな」のところの高音が、まじでまじで大好きだったので…。つはものを見ていて最も泣いたシーンかなという気がするので…はぁ、本当にびっくりした。。

今回、つはものを彷彿とさせる三日月の細かな視線や仕草に、とにかくやられまくっていたのですが、一番「や、やばい」と思ったのは、第一部隊の六振りが、義経たちに出会ってしまうところですね。
最初に男士たちの目の前に現れたのは頼朝。戦いに勝利した側であるはずの頼朝が、なぜか追われる立場になっていることを不思議に感じる男士たちでしたが、そこにまた別の何者かが近づいてきている気配を察知します。
あの「来るよ」「この気配上物、狩るに当たって不足なし!」のところ。石切丸は手刀をきっと顔の前にかざし、岩融は力強く薙刀を握り、それぞれが敵らしきものを迎え討とうと構えているその一方で、三日月はというと。
この気配上物、と岩融が言っているあたりで、一度抜刀しようとするんです。でも右手を柄にかけようとしたその瞬間に、何か違和感を覚えた様子で動きを止めて、刀を抜くことをやめ、どこかはっとしたような表情で振り返る。
振り返ったその視線の先には、義経・弁慶・泰衡の三人が現れているのですが…死んだはずの義経たちが生きていることに驚き、立ち尽くしている他の五振りとは異なり、その三人の姿を見た三日月は、ひとりだけ対照的な表情をするんです。…そう、笑ってるの。。
他の五振りは客席に背を向けて、ステージ上部にいる義経たちを見つめているんだけど、三日月だけは反対に客席のほうに向き直り、ひとり笑顔を浮かべるんです。
その笑顔は状況を訝しんでいるようでも、何かに納得して諦観しているようでもあり…公演によってもまた、微妙にその色が異なっていました。
そして最終的には、三日月はふっと表情を引き締め直し、腹当てに手をかけて気持ちを切り替えるような仕草をしたあと、何事もなかった風に、皆と同じように弁慶に向かって刀を構えるのだけど…!
この一連の流れ、絶対映像には残らないだろうなと思っていたので、毎公演目を皿のようにして見続けていました…案の定、映像では確認ができないシーンになっています!!!どのタイミングかというと、義経を追おうとする今剣が、岩融に「ならん!」と抑え込まれているあたり、上手端での出来事でした。
三日月、あのときなんで笑ってたのかなぁ…。心の中で別れを告げたはずの友が、あらぬ姿で甦ったことへの驚きや、もしかしたら悲しみが、そこには表れていたのかな…。
他の男士には見えないところで顔つきを変え、でも誰にも気づかれないうちにいつもの表情を取り戻していくその様子が、つはもので孤独にすぎる行動を貫いていた姿に重なってしまい、かなり「うう~~~;;」ってなるやつで…本当に好きなシーンでした。

あとは、クライマックス近辺、人間としての自我を失った義経と、弁慶が対峙するところ。
今剣は「弁慶どの!」と繰り返し叫び、無情に斬りつけられ続ける弁慶にすがりますが、弁慶に「来るな!」と突き飛ばされてしまいます。そうして自分の方へ転がりこんできた今剣を、体全体を使ってぐっと抱え込んで抑えつけている三日月が、めっっっっっっっちゃ、好きでした。ほんと、すげ~~~~~~~好きだった…(かみしめてる)
今剣との体格差がさぁ…力強い太刀らしさがまずそこにあるのは勿論のこと、仲間が傷つかないように、必死で守ろうとしている姿がもー、、たまらない。そこに、普段は泰然自若としている三日月とのギャップがものすごくあって。
その時の三日月の顔、本心を隠していない表情をしているのも好きでした。目の前に起こる予想外の出来事を必死で追っているようであったり、深く慕っていたはずの主を倒そうとしている弁慶の本気に胸打たれているようであったり、でもそんな弁慶の悲痛な覚悟すらあざ笑うかのような、義経を乗っ取った存在の無情さに言葉を失っているようであったり…。目を見開いて、時に苦しそうに眉をしかめたりするその様子、あまり感情を明確には表に出さないことが多い三日月なので、すごく貴重だなと思いながら見ていました。
これも当然、映像では確認できないやつでした…そりゃそうだ、あの場面のメインはあくまでも義経と弁慶だから、そこは敢えて映さないよね…!見たくてももう円盤が出てからの全景でしか見られないんだけど!しかし!表情まではさすがに…なのでやっぱり悔いなく見たいところに集中してガン見しておいてよかったです。それもまた、視点を自由に変えられる舞台ならでは…。
でも「今剣をおさえこんでいるときの三日月がしぬほどかっこいい」って言ったら、周りの友人数名には同意を得られたので、そうだよね!やっぱそうだよね!!!よかった!!!ってなっていた。きっとあの時の三日月がしぬほどかっこいい派閥の人はけっこうな人数がいるはずだと思っています。笑

あとはとにかく、歌も殺陣も全部、さらに進化していたので度肝を抜かれました。ほんとうに。
歌、どうした…ってくらいまた急角度で伸びたよねぇ…。
「返歌 名残月」がほんとうにびびる。はなのあはーれーよーーーからの声量の上がり方にびびる。
まりおくん、低い音程でもビブラートをかけられるようになったのかなって勝手に感じてるんですが。前は、高音はすごくよく伸びるけど、低音になるとどうしてもボリュームが落ちちゃうところがあったのが、今は低いパートに差し掛かってもビブラートで聞かせられるようになっている!?って印象を受けます。とにかく、歌が、うまい…。その一言に尽きる。歌がうまい!!!笑
殺陣に関しては本当にもう、「華やか」の一言でした。身のこなしの鮮やかさというか、なんだろうなぁ、動きのシルエットのひとつひとつがもう全て絵になってしまう。
刀ミュの三日月の殺陣、美しさと強さが同居しているなってすごく思う。ただ美しいだけではなく、強さを兼ね備えた「刀」としての本領も存分に発揮しているというか。足取りには確かな重たさがあるのに、同時に華やかでもあるっていう部分、シブヤノオトで殺陣師さんが言っていた「色気」がまさに溢れているなぁと感じます。
義経の陣を正面突破していこうとするところ、通路から登場した三日月の殺陣から戦闘シーンが始まりますが、あそこで初めて刀を手放して素手で戦ってたのも印象的でした。
「ひえーーー!!??刀手放した!!?パンチした!!?!?」ってなった。めっちゃ動揺した。そして友達がその後「天下五剣パンチ」って事あるごとに言ってくるから本当にやめてってなってた。そんなん言われたらどうしたって笑うやろ。でもたしかにあれは、天下五剣パンチ…うわ、好き……。
あの、斜め上に向かってひらりと拳をお見舞いする姿、なんだか舞を舞っているようでもあって。っは~~~、華やか!!!!ちょっと遊び心もあるような殺陣なんだけど、やっぱりとにかく美しいんですよね!!!!!すごく、刀ミュの三日月宗近っぽい!!!!って思う。
歌も殺陣も、つはもののときにある程度完成されたんだろうと思っていたんだけど、まだまだ伸びしろがあったことに本当に驚かされてしまった夏でした。
三日月って、きっと誰よりも説得力を持って演じることが求められる役だと思うんですが、そのプレッシャーも楽しんでそうなふしがあるし、自分にしかできないっていう自負心もあるように思えて、とにかく頼もしいなって思います。真ん中に立つ役の人が堂々と、いきいきと演じてくれているのはやっぱりすごく嬉しいですよね…作品と本人との間にいい成長の循環ができているんだろうなって感じる。

◆とくに好きだった演出

たくさんありすぎて列挙してたら大変なことになるので、ひとつだけあげるとしたら…最後の「キミの詩」が秀逸だったなぁと思っています。
照明のレベルがかなり明るいところまで引き上げられて、まっしろい光に照らされたステージに、イントロが始まるか始まらないかくらいのタイミングで、花びらの最初のひとひらが、ふわりと降ってくる。
その瞬間が、本当に美しくて、毎度息を飲んで見つめていた。
あの花びらのつくり、かなり計算されつくしているのだろうなと。だって大きさや形によって、降り始めから床にたどり着くまでの時間や軌跡が変わるだろうから…!
本当に、ものすごく綺麗な花吹雪だった…。花吹雪の演出って珍しくないけど、間違いなく今までみた舞台の中で一番綺麗な花吹雪だった。青年館の舞台、天井が高いのもまたいいですよね!滞空時間が長くって!
最初はひらりひらり、と控えめに降ってくる花びらが、最後の大サビに差し掛かると、もう土砂降りって感じでぶわ~っと舞い落ちてくるんだけど、その光景がまた贅沢で…!惜しみなくじゃんじゃん降ってきてた…。
薄紅色に染められる視界の中に立つみんなの充実した表情と、あの切ない歌詞と、散り落ちる無数の花びらが織りなす陰影の組み合わせが、言葉につくせないほど素晴らしかったです。
男士たちの頭や肩に花びらが降り積もることもよくあったんだけど、そうして頭にくっついていた花びらが、最後のお辞儀でふわりとその体から離れ、ふたたびそっと散っていく光景が…エモい。余白、みたいなものを感じた。足元に降り積もった花びらが、退場していくみんなの足取りにつられて少しだけ舞い上がるのも、同じ様な意味合いでとてもとても、よかった…。
あんな綺麗な幕引きある!?って思う、完璧だなと思ってしまう、大好きなエンディングでした。
そしてあれほど美しい光景の中で「いつもキミを捜してるよ」っていう言葉を残して去っていくなんて、どんだけ罪なの。。と思う。…みんなのことをいつもさがしてしまうのは、間違いなくこっちのセリフなんだよ~~!!!つれ~~~~な!!!!!!涙



当初とは異なる形での上演となった阿津賀志山異聞2018巴里だけど、そのこともあって振り返ることができずにいたんだけど、その辺りの色々は、この間のシブヤノオトの特別番組が全部すくいとってくれました。あれを見たことで、気持ちの中でこの夏にちゃんと区切りがつけられたような気がします。おかげでやっとブログ書けた。
そして昨日配信見始めたらもう、岩崎さんの小狐丸で涙腺が決壊した…。この夏、舞台の上に小狐丸を存在させてくださったこと、本当に本当に、ありがとうございました。改めて、感謝しかありません。
そして涼くんの小狐丸にまた会えることが、もう、どうしたらいいかわからないくらい嬉しい…!これはもう祭りだ!!!お祝いだ!!!!!!

…ということでいよいよ明日、真冬のお祭りであるところの、真剣乱舞祭2018の幕が開きます。怯えながらも行ってくるぞ、サンドーム福井ーーーーー!!!らぶフェスで初日参戦初めてだからちょ~たのしみ!!!
また25日にらぶフェスの感想を書きに来ます!長文おつきあいありがとうございました!!!