加州単騎アジアツアー、本当にお疲れ様でした!
国内凱旋、5月7日@幕張メッセ昼夜を見てきたよ~!
musical-toukenranbu.jp
上海、バンコク、マカオを経ての最終公演となった幕張ですが、本当に本当~~~~に、信じられないくらい楽しかったし、もう毎度のことながら、その才能に圧倒されて打ちのめされるようになって帰ってきました。
単騎の記事を書けるのも3年目と思うととても感慨深いものがありますが、興奮が醒めないうちにと、粗いですが感想をまとめました!
現地に行かれた方も配信を見た方もたくさんいると思うので、レポっぽい要素はほぼなし、感想に終始する感じで書きたいことだけだだっといきます!
*
◆「幕張メッセは流石に大きすぎるんじゃ…」という不安が
全くもって杞憂に終わった。まずはこの一言に尽きる!
なんせ、ホールの数がひとつ減っているとはいえ、らぶフェス2018と同じ会場なわけです。らぶフェスの総数18振りに対して、今回はたったひとりの単騎出陣。しかも10連休明けの平日かつ月初という、特に社会人にはなかなかハードルの高い日程でもありました。
「埋まらないことはないだろうけど、流石にちょっと厳しいんじゃないかな、どうかな…?」って、正直ドキドキしたりもしたんですが、そんな心配は無用だった。
幕張メッセ9-10ホールが、びっしり一面、加州清光のおんなたちで埋まっていた…!
単騎にいくと、赤&黒の色を使って全身コーディネートしてるお客さんが本当に多くて、その景色を見ると「あ~~単騎に来たな!」って実感します。そういう私も毎回赤い服を着てます!(理由:そのほうが気分が盛り上がって楽しいから、というその1点に尽きる。)
たぶんね、その場所にいるお客さんには、別に推しの刀がいる人もかなり多いはずなの。なんだけど、みんな「加州清光」を見たいと思って、足を運んでるんだよね…!私たちをそうさせてしまう力が、間違いなく清光にはあるんだなぁ。
今回のセトリは単騎2018を踏襲しつつも、けっこうボリュームが増えていて!
あの~~~…順番まではやっぱり覚えられませんでした!笑
ディレイ配信で正しいやつがわかると思うので、ご参考までってかんじ…!そしてわたしはディレイを買ってないので直しようがない…笑
具体的に言うとNo life without youがどこに挟まったかが思い出せないんだけど、めちゃくちゃ序盤にありましたよね…?とりあえずなんかもう「書いとくことに意味がある」くらいな感じのアレですのでご容赦を!
◆アジアツアー凱旋セトリ(もどき)
- 解けない魔法(ジャズアレンジ)
- 星の彼方へ
- No life without you
- 言の葉
- Kiss for all the World
- 美しい悲劇
- サヨナラ
~衣装チェンジ~
- Run Time
- Jackal
- Love Story
~衣装チェンジ(脱いでインナースタイルに)~
- Promise You ★トロッコでの客席降り
- 和太鼓披露
- 獣
~衣装チェンジ(一部衣装)~
~アンコール~
- mistake
- 見つめてくれるなら
- Additional Times
- Show Me The World
~衣装チェンジ~
- 情熱のSymphonia
- Dear You
- 解けない魔法
…いまこうして書き出して、その長さにおののいたんだけど!?これを一人でパフォーマンスしてるの、ほんとにやばない!??意味わからないんですが!!?
「いや、アーティストのライブなら別に普通でしょ」って思う方もいるかもしれないですね!いや確かにそうやね!…でもね!佐藤流司くんはね!!!俳優なんだよ!!!!
俳優である彼が、「加州清光」という刀剣男士として、このサイズのライブを、幕張メッセでひとりでやってのけている…っていう事実を思うと、達成した内容のその途方もない大きさに目眩がしそう…!えーーん、やっぱりどう考えてもすごい…!涙
以降は、個人的に思い入れがあったポイントを書きます!
◆Promise You ~その時歴史が(トロッコが)動いた~
もうさ~~ここだよ~~ここ、単騎アジアツアー凱旋のサビだったよ~~!!!涙
フェイクファーの赤いコートを着た清光が、パフォーマンスを終えて「ごめんねちょっとお水飲ませてね~」と言って休憩に入る、という単騎2018と同じコーナー。
単騎2018の時は、お水とタオルをもったダンサーさんが袖から出てきてくれてたんだけど、今回はステージのいちばん下手端で、ダンサーさんが清光を手招きしてるんですね。ステージの中央にいる清光からすると、かなり遠い位置です。
「え…?そこ?そうなの?」って言いながらステージを端まで進んでいくも、たどり着いた下手端では、なぜかタオルしかわたしてもらえない清光。
「…え、お水は?」と尋ねると、今度は会場後方の大通路下手端に設けられた、謎の小高いスペースにスポットライトが!そのてっぺんで、お水のタンブラーを持ったダンサーさんが手招きをしてるんですね。
今回、会場は縦に56列(!)まであったんですが、通路の位置は32列と33列の間に当たるところ。さらにはそのいちばん下手端です。当然、ステージから見るとめちゃくちゃ遠い!
「え~?…なるほどね~。そういう感じか~。…うんわかった、今いくよ~」って言いながら、なんとここでステージを降り、下手側の会場通路をとことこと走っていく清光…!
もちろん、その通路付近の席からは大歓声。キャー!って湧くお客さんの間を、「わー、すごい全部真っ赤じゃん!」って言いながら走ってく清光…!
要はさ、このタオルのくだりもお水のくだりも、お客さんの近くになるべく行ってあげようというサービスなんですよね!なんて健気なの!?涙
そうしてたどり着いた謎スペース上で、無事にお水をもらった清光なんですが、一息ついたと思ったら、そこでそのまま「単騎出陣だからこそ見せられるもの、見せてやるよ!」と、ファーコートを脱いだのです!!!
そして流れ始めるPromise You…!
もちろん再度キャーッと会場は思いっきり湧くんですが、凱旋初見となったマチネでわたしがいたのは、上手側のわりと端っこ、かつ大通路よりも後ろの位置だったんですね。つまり、清光がいる位置とはちょうど真反対に当たります。
え~おんなじ後方なのに、下手側の人たちは羨ましいなぁ!?ってなるんだけど、探してみても上手側には同じような台が見当たらず、おや…?と思ったんです。そんな、上手下手で差がつくようなことをするかな?って。
周りのお客さんもみんな、同じ感じで「あれ…上手には…台はないよな…」って、気もそぞろな感じでキョロキョロしてたんですよ。
で、もしや…あれは…まさか…?って思っていたら、
清光を乗せた台が、…動いたァァ!!!??
ついに刀ミュに、トロッコが導入された瞬間でした。感動した。
ただの台と思っていたトロッコが、ゆっくりと上手に向かって移動を開始した瞬間、感動のあまり「動いたーー!!?」って口から出てしまってました。
周りからも「やばい!!?」「えっ嘘」「動いた?」「来る!!!」って感じの、動揺しつつもボルテージの上がりまくった声が沢山聞こえてきて!あの瞬間の盛り上がり、ほんっと~に楽しかったな!!!だって想像してみて!!清光が台に乗って、こっちに近づいてくるんだよ!??笑 そんなのはしゃいでしまうに決まってるじゃんねえ!!?
そうしてゆっくり移動するトロッコの上の清光は、まさしく乱れ打ちファンサ状態なんですが…もうね、見てて「ほんっっっっっとうに、可愛い!!!てんさい!!!世界一!!!!可愛い!!!!」ってなった。
指差ししたりお手振りしたりエアハグしたりハート作ったり…もちろんその間じゅう、ずっと歌っている。ずっとだよ!?だって一人だもんね!!?いやすごくねえ!?その突き抜けたパフォーマンス能力、本当にすごくない!!??
そこまでのライブも、勿論後方のお客さんもみんな、ちゃんと楽しんでたとは思うんです。なんだけどまぁ、広い会場だけあって、本当にステージが遠いんだよね!笑
私は序盤はけっこうオペラグラス使って見てたのですが「さすがに距離はあるよな~、まあ幕張な時点でわかってたことだし、仕方ないよね~」って思ってて。それでも全然、楽しかったんだけど。
でもやっぱり、間近に清光が近づいてきたら、周りの空気が一気にぐっと華やかなものに変わったんですよ。
すぐそこまで来てくれた清光を見て、赤いペンライトを握ったお客さんたちが、みんな一斉に、うわあ~!ってキラキラした笑顔になって…。本当になんともいえない幸せそうなムードが、あたり一帯に満ちて。
そうして実際に後方まで来てくれる清光を見たら、「どの位置にいるお客さんのことも、絶対に楽しませて帰すんだ!」って思ってることが、こちらにはっきりとわかるんです。
座席の位置がどこであれ、私たち観客は、清光にとっては全員が「自分を見に来てくれた主」に変わりはないんだな…ってことが明確に伝わってきて。
それだけたくさんの人に、一気に幸せを運んでみせようとする清光のいじらしさに、本当に胸が詰まるような気持ちになりました。
…からの大問題。はい、あのラスト大サビですね。
♪ありふれた言葉の中に Oh Oh♪「好きだよ。」
”好きだよ”という歌詞をメロディに乗せて歌う代わりにセリフのように言ってのける…という、このとんでもねえ爆弾を落とされた後の、会場の動揺たるや!!!!!!
\ギャーーーーーーーーッ/でした。もう。
それはそれは清々しいくらいに。すっごかった。興奮の坩堝だよ。阿鼻叫喚だよ。もちろんわたしも叫んだよ。
なんていうかさ~~~!?方向性としては、ド定番の、対会場全体に向けてのファンサじゃん!?やってることとしては、超がつくほどシンプルじゃん!?
でもそれを、あんなふうに真正面からやられた日にゃ~もうね!?…勝てるはずないよね?!!?
わたしは叫んだのち、なぜかぽろぽろ涙が出てきてしまいまして…なんだろうこの気持ち、何千人もの眼差しを受け止めて、それを愛をもって跳ね返してみせる、そのきみが持っている強さとやさしさは、一体なんなの?って思って。
下手→上手へと移動したトロッコは、横通路の中央の位置まで戻って停止するのですが、今度はステージ上にセッティングされた和太鼓を前にして、ダンサーさんが清光に戻っておいで~って手招きをするんです。
それを見て「あ~、なるほど~。」ってさっきと同じように頷いた清光は、「今行くよ~!ちょっと待っててね」って言いながらトロッコを降りるんだけど、なんとそこで、わざわざ上手側の最後方に走ってくるの…!
そのまま真っすぐステージに戻ることだってできるのに。ものすごく大回りをして、敢えて後ろを通っていく。しかもこれ、ステージから降りる時は下手側だったから、戻るときは上手側を使う、という心くばりなわけですよ。。
そうして、わたしのすぐ近くの通路を清光が駆け抜けていったんですが、その後ろ姿を見ていたら、「好きだよ。」の後から流れっぱなしだった涙が、いよいよ本当に止まらなくなりました。
間違いなく、彼が客席に届けようとしているのは、「愛」なんだなって思えて。清光のその在り方が、もはや愛そのものだ、って思った。
笑顔に包まれた真っ赤なペンライトの海の中を、ステージを目指してまっすぐに走っていく清光。肩上で可愛らしくおさげの跳ねるその背中が、わたしの単騎アジアツアー凱旋公演の中で、ひとつ忘れられない光景になりました。
本当に、ただただ、心の底から「ありがとう」って思った。
◆ひとりなのが信じられない迫力の「獣」
これもほんと、やばかった…。いや、歌うことはわかってたんだけど。
刀剣男士18振りの獣in幕張メッセを、わたしたちはらぶフェス2018で見たわけなんですけど、彼はそれをひとりで、やってのけましたね…!?
何に感動したかって、冒頭でLEDライトにシルエットを映し出す演出と、音に合わせて噴き上がる炎を、まるっとそのまま独り占めしてみせたところですよね!!!いやほんと、かっこよすぎんか!?
Aメロ前で、らぶフェスばりに「ゴォォッ」って燃え上がるオレンジの炎を見た時「まじか~~~~」って思った。「一人だけど、燃えてるよォ~~!」って思った。(※光景に圧倒されて、脳内にただ見たままの事実を並べることしかできなかった)
あまりのかっこよさに、頭がおかしくなるかと思いましたね。
でもってあの獣の振り付けさ~。。なんていうか格闘技っぽさがうっすらとあってさ~、また清光に似合うよね…。コンパクトにきゅっと整った、筋肉質な美しいスタイルで、存分に暴れまくる清光。。。
グラフィックポイ捌きに関してはもうプロですね。プロだわ。間違いない。「うぃあざわん!」のキメで腕を高々と突き上げてみせる仕草とか、鬼のようにかっこいい。
そして「おーまえのこーえがー!あーしたをーてらーーすーーゥ!!!」でスクリーンに大写しになる顔面の可愛さよ!!!?なんかもうほんと、敵わないとだけ思った。打ちのめされた。清光はすげえや。
これからもわたしたちに、きみの<覚悟決めた生きざま>を、思う存分見せつけてくれ~~~!!!!涙
って思いました。全力でペンライト振るの、本当に本当に楽しかった…。
◆威力を増しまくったアンコール
一部衣装での出陣ソングメドレーは、そのまま単騎2018を踏襲したものだったのですが、その後に待っていたアンコールが、またとんだサプライズだったんですよね。
単騎のアンコール1曲目といえば「情熱のSymphonia」。初年度となった2017年、単騎に行ったお客さんを猫も杓子もアモーレ状態にしてしまった、あの魔性の名曲です。
もう3年目ともなるとお客側も慣れたもので、もうすぐあのイントロが、タンゴ調のノリノリの旋律が聞こえてくるに違いない!って、わくわくとしてスタンバイしてるわけじゃないですか。
なんだけど、今年はなんか様子が違ってて…
明らかに「アモーレがこないぞ」ってわかる、バリッとした感じのエレクトリックな音が聞こえてきて。そして会場にばぁっと放射状に差し込む、緑色のレーザーの束。
おや…?って思ったわたしたちの耳に聞こえてきたのは、聞き間違えようもない、
mistakeのイントロだった。
もうその瞬間に「ウワーーーーー!!!???」でしたね。うわーーーで、ぎゃーーーー!!!でしたね。(※言葉を使って説明をしろ)
いやあの、ちょっと、誰がアンコールでmistakeがかかるなんて想像しましたか!!?っていう。いや~~~不意打ち。不意打ちからのテンション爆上がり!
もうさ~~ダメだよ。勝てないよ。勝てっこないんだよ!!!(何度目かの完敗)
mistakeといえば、らぶフェスで唯一3年連続歌われた曲。
刀ミュ二部ライブの幕開けを飾る、全ての始まりになった、象徴的な曲です。
それを一人で歌って踊る加州清光…!
いや、単騎2017で見てるけどさ!見てるけど!でも幕張メッセで、しかもアンコールのタイミングでぶちかましてくるっていう状況が、あまりにもかっこよくて…もうひたすらに、口ぽかーん状態になってしまった。
2016年当時から、あの振り付けを踊る清光がどれほど好きだったか…。
嬉しすぎる大誤算だったな…。
その後に待ち受けていたのは「見つめてくれるなら」でした。
まさしく刀ミュの清光のために作られたとしか言えない、流司くん自身が「明るいけれど切なくて、すごく加州清光らしい」と語ったこともある、これまだドのつくほどの名曲。
特に振り付けがめちゃくちゃ好きな曲のひとつなんですが、今回セトリがあまりに豪華だったので、ここまで歌われていなかったことに、正直気づいていなかったくらいです…!
そこからもダメ押しのように、Additional Times→Show Me The Worldをメドレーにして連続披露。
いや待って、体力どうなっとるん!?ここでそんなカロリーを使う曲をぎゅっと詰め込むなんて!?って、もはや動揺するレベルだった。清光が自分に課すハードルの高さにおののく。でもそんな最終盤になってもしっかり声が出てて、そこにまた進化を感じたりもしました…!
◆満を持してのあの曲と、不意打ちだった曲と、最後を飾るあの曲と
そして圧倒されていた私たちを置いて、再びステージから姿を消す清光。…ということは今度こそ…!?と思っていた会場に届けられたのは「情熱のSymphonia」でした。
これね~!何が嬉しかったかって、2017年の衣装だったことですよね!
2018年もゴージャスでもちろん素敵だったんだけど、あの真っ赤なシフォンの段フリルと、襟元のファーがあまりにも好きで…戻ってきてくれて本当に嬉しかった。あの衣装をもう一度見たいと願っていた人はすごく多かったと思うので、うわーー願いが通じてる!?ってなって、なんかもうそれだけで感動してしまいました。
今回のアモーレは、スローテンポでゆったりと歌い出してからの、元のテンポにぎゅいんと戻る新しいアレンジになっていましたね!
フル歌唱じゃなくてショートバージョンにもなってたけど、それでもやっぱり聞けて嬉しかった。だってこれを聞かないと、単騎に来た感じがしないもんね!
そして冷静に考えると、我々がすでに「見慣れてしまっている」のがおかしいなと思うんだけど、あのドレスと見紛うような衣装を身に着けて、曲線的な振り付けを踊りこなす謎の美しさは、いったいどこからくるものなんでしょうね…?
流司くんの清光は本当に中性的な表現をするのがうまいよね。。今更ながら、君のその底なしの表現力、いったいどうなってるの…?って新鮮な気持ちになりました。
その後に、またなんだか初めて聞く感じのアレンジをされたイントロが流れたのですが。
幕末天狼傳ロスおばけであるところのわたしには、すぐにわかってしまった。
それが「Dear You」だということが…。
Dear Youは、幕末天狼傳の客席降り曲の中のひとつで、唯一のバラードです。
過ぎ去った過去をほほえみながら振り返るといった趣の歌詞が、とてつもなく切ない。
特に「思い出す必要も ないくらい覚えてる」って部分が、幕末天狼傳が終わった後のロスの心に突き刺さるようで、当時のわたしはCDが出たあとも、1年くらいはまともに聞くことができませんでした。
そうしてCDを聞けずにいる間に、単騎2017で清光の声でまた聞くことになって、なんとも形容し難いダメージを受けたという思い出もあります…。
なので今回イントロを聞いて「うわ~~~~Dear You来ちゃったよどうすんの」って頭を抱えたのですが…
なんでかわからないけど、今回の単騎は、ちゃんと正面から聞けた気がする。
まったく同じことをツイートしたけど、「大切な時間は 消えないと分かっているから」って歌詞を歌っている清光の声と、その言葉とが、自分の中に降り積もっていくような感覚がありました。
今このタイミングで、すとんとその言葉を受け取れたっていうか。
そうだよな、たとえ二度と見れない、終わってしまった演目だとしても、過ごした時間が消えてなくなるわけじゃないんだなって思えて。
実際に、清光はその後、幕末天狼傳を終えた後に、こうしてなんども出陣を繰り返してくれていて。らぶフェスで本丸のみんなと一緒の姿を見せてくれて、単騎では回を重ねるごとに、会場だってこんなに大きくなっていって。
2016年のあの秋と今とが、ちゃんと繋がっていること。なにより、そうして時間を繋げ続けてくれたのは清光自身なんだなってことを、しみじみと思った。
ここでもやっぱり、ただ「ありがとう」という言葉が浮かびました。
そして最後は「解けない魔法」。
刀ミュの曲はどれも大好きだけど、「解けない魔法」はわたしの中でなんだかすごく特別な位置にあります。きっとそう思ってる人は他にもたくさんいると思う。
清光が初めて歌ったソロ曲。清光の原点であるとともに、彼の魅力が詰まりに詰まった、替えの効かない、みんなにとっての特別で大切な曲。
<僕と一緒に行こう>っていう冒頭のあの一連のセリフが、最初の頃はなんだか気恥ずかしく思えていたのが、今となってはもう、こうして見たことのない未来に引っ張って連れて行ってくれる清光にしか言えない言葉であるように聞こえます。
これからも、わたしたちのことを、どこまでも遠くまで連れ出して行ってほしい。「さぁ、飛び立とう!」って、ぐんぐん手を引いていってほしい。
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わたしはアジアツアーの海外公演には参加していないし、単騎2018も東京でしか見ていないけれど、主のひとりとして清光が届けてくれるこの真っ赤な時間を受け取れたこと、本当に幸せだなと思いました!
刀ミュの本丸に、加州清光がいること。
佐藤流司くんが、こうして長い期間、加州清光でいてくれていること。
その両者のかけがえのなさを、改めて感じる凱旋公演でした。
流司くんでなければこの清光は成立させられないのだし、単騎出陣は叶わない。
自分の持てる力の全てを使って、7500人ものファンを一度に幸せにしてみせた加州清光は、やっぱり刀ミュの総隊長で、唯一無二の存在だなと痛感しました。
愛をもって作られた演目にはやっぱり愛が集うし、本気でお客さんを楽しませようとしてくれているエンタメは、絶対にこちらまでその気持ちが届いてくる。
刀ミュを見に行くたびに、わたしの中ではその確信が強まります。
加州清光/佐藤流司くん、ダンサーのみなさん、今回も夢みたいな時間を、本当にありがとうございました!
やっぱり刀ミュが好きでよかった!!!