こたえなんていらないさ

ミュージカル『刀剣乱舞』を実家とする舞台オタクのブログです。推しとご贔屓がいます。

「山崎育三郎 Premium Concert 2020 ~幻のトートからのエール~」10月4日ソワレ(黒羽麻璃央くんゲスト回)を見た

山崎育三郎さんのコンサートを、昨日配信で拝見しました。
千秋楽となる4公演目、10月4日ソワレのゲストに、まりおくんが出演なさったため…!涙
www.ken-on.co.jp


発表になったときからでしたが、本当に、本当に、育三郎さんには感謝しかありません。
こんな機会がもたらされるなんて、思ってもみなかった…
今回のコンサートは、本来育三郎さんのファンクラブ限定の催しであるところ、
10月4日公演に関しては一般にも配信が開放され、おかげでわたしもリアルタイムで見ることができました!


「幻のトートからのエール」とタイトルにあるとおり、冒頭では育三郎さんがご出演中の朝ドラ「エール」にちなんだ楽曲がいくつか披露され、
動画をまじえたトークコーナーを挟んだのちに、怒涛のエリザベート・トートメドレーが次々に歌い上げられるという、とんでもなくゴージャスなコンサートでした。
というか、ここまでエリザづくしになるとは…!育三郎さんのトートに、しっかりと魂抜かれました。。


そしてなぜ「幻」なのかというと、言うまでもなく…
今年上演予定だった東宝ミュージカル・20周年記念版「エリザベート」は、全公演中止を余儀なくされました。
これまで長らくルキーニ役として活躍してこられた育三郎さんは、今年初のトート役として帝国劇場の公演に出演、
まりおくんは新たな史上最年少のルキーニ役として、帝国劇場デビューを果たすはず、でした。


今回コンサートという形ではあるものの、見ることが叶わないままだった姿、焦がれていた歌声に、思いがけず会うことができました。。
以下主にまりおくんについてになりますが、感想を書き残します。(※いつもどおり、全力で冷静さを欠いておりますがなにとぞご容赦ください。。)


◆ロミオ&ジュリエットより「世界の王」

まず育三郎さんによる「エール」ゆかりの楽曲披露が終わったあと、えっもう!?というタイミングでステージ上に呼び込まれたまりおくん。
そこから二人で披露されたのが、「共通の作品」として紹介されたロミジュリより、「世界の王」でした。

…もうさ~~!!!涙(いきなりダメになるな)
このあとにエリザの楽曲が来ると思ってる時点でやばいのに、ここで世界の王はさ~!!!泣くに決まっててさ~!!!涙
育三郎さんは2011年の初演ロミオ、まりおくんは2019年再演版のマーキューシオです。(※当時どちらもWキャスト)

いや…育三郎さんと二人で推しがデュエットしてるっていうその事実でもう尊すぎてだめだし、どうしたって大好きな曲すぎるし、
そして去年何度も聞いた曲だからこそ、まりおくんの歌唱力がはっきりと伸びていることもわかって。もう。。
無理すぎる。嬉しすぎてどうにかなる。この時点で、顔面が涙で崩壊した。
だってさほんと、声の出方が全然ちがうんだもん~!「新しいルールは 俺たちが作るんだ」のボリュームよ~…!涙


間奏では「まりおダンス」を無茶振りされてましたが笑、振り付け覚えてるんだね!バッチリ踊って決めてみせたまりおくん、さすがでした。
この間奏での「まりお、ダンス踊ってよ!」の依頼は、育三郎さんからその場で初めてぶっこまれた提案のようで、推しは「…こわっ!笑」って動揺してましたが、
「でもやっぱ若手って勢いが大事ですよね!」とすぐに切り替えて本番に突っ込んでいったのも、本当に度胸と負けん気が持ち味のまりおくんらしい一コマでした…好きすぎる…
間奏後半で育三郎さんのターンにあわせてターンするところ可愛かった。。
世界の王歌ってるまりおくんみると「世界一かっこいい」って感想しか出てこなくなることをまた思い出した。今回もやっぱり世界一かっこよかった…。
ロミジュリにもまた出てほしいよーーー!の気持ちを新たにしてしまった…。

◆出会ってしまった、まりおくんの「キッチュ

エリザベートのトートメドレーとして、一幕ほぼすべてのナンバーを立て続けに歌いきった育三郎さん。
一幕の楽曲を終えたMCコーナーののちに、二幕冒頭といえば?…ということで、まりおくんのキッチュが披露されました。


ここでもう、書く手がいったん止まってしまう。。感情が濁流みたいに暴れて出口でつっかえるばかりで、うまく言葉に置き換えられない…
見たくて見たくて、心から焦がれていて、だけど目にすることできないままだった姿。
それを、今回見ることが叶ってしまいました…。


わたしはこれまで、尾上さん・成河さん・育三郎さんのルキーニを、劇場やDVDで見てきましたが、
昨日見たのは、明確にその誰とも違う「まりおくんだけのルキーニ」でした。
役を内側に落としきって、自分のものにしていたことがわかる歌唱でした。
聞き慣れたまりおくんの声ではあるけれど、今まで聞いたことのない声の使い方や表現方法にあふれていた。
声を濁らせながらもはっきりと通す方法や、決められた音階に乗った上で語り口調のように崩して歌う方法。
どんなふうに歌うんだろうと、想像を働かせることしかできなかったあの有名すぎる曲が、推しの歌声で耳に届いてきて…もうどうしていいかわからなかったです。
PCの大きなモニターで見てたけど、なんかもう受け止められなくて、見ながら最終的に椅子ごと後ずさってしまった…。


馴染みのないコンサートという環境だし、先輩からお呼ばれしているゲストだし、生演奏に乗せて歌う経験もまだ少ないし、緊張しているに決まっていて、そこから来る不安定さが滲むことは否めなかったけれど、それでも本当に本当に、素晴らしかった。ルキーニだった。
まりおくんはこうしてルキーニという役を生きるつもりだったんだなってことが、ぐさぐさと突き刺さるように伝わってきて、ただひたすら泣きました。
眠れなくなるほど追い詰められたという稽古期間の果てに掴んだものは、ちゃんと結実していたんだねって。

ルキーニになると、そういう表情をするんだ、そういう体の使い方をするんだな…って、一挙手一投足に目が吸い寄せられるようでした。
ギラついた目つきで不敵そうに顔中に広げられる笑み。
リズムに乗りながら、ふらっと体をひらめかせる予測のできない動き。

本来予定されていたエリザの上演期間は、約4ヶ月ありました。公演が実現していたら、その間、いったいどれほど成長していただろうか。
見ているとどうしても、嬉しさと悲しさと、いろんな気持ちがごっちゃになってこみ上げて混乱してくる。

けれど何より、嬉しかったです。
そこには、本当に心から楽しそうに歌うまりおくんがいました。
その生き生きと喜びにあふれる姿を見られたことが、例えようもなく、嬉しかったです。

◆からの、まさかの。「闇が広がる」

そうしてワンワン泣いているところに、間髪入れずに入ってくる「闇が広がる」のイントロ。
二幕メドレーに入る前に、まりおにルキーニとルドルフやってもらいます!と予め宣言されてはいたんですが、もうちょっと。キャパが!!!キャパがない!!!なった。
「いや、いまキッチュ浴びたところだから待って!闇広待って!おたくしんじゃうから!!!」だった…。

まず出だしからして、まりおくんのルキーニ→ルドルフへの「秒か!?」ってなるほどのスパーン!切れ味するどい切り替えに、しにました。。推しのもつあの、役者魂よ…!涙
ゆっくりと下手から歩み寄ってくる育三郎さんのトートの気配に、はっとして振り向くその姿。所在なさげにハンドマイクを両手で握りしめ、気持ち猫背気味に立つその姿…いや、どうなっとるん!?ルドルフやんけ!??なって、マジで頭が混乱した。
そうか…推しの闇広…聞けてしまったのか…。


これは去年散々書いたことなんですが、まりおくんがエリザに出演するとしたら、順当に考えてルドルフだよな!ってずっと勝手に思っていたので、
ルキーニ役だとわかったとき、嬉しいやら受け止めきれないほどに驚くやらでまぁ大変でした。
このリンクを貼りながら、去年の秋のあの果てのないほどの晴れがましさを思うなど…(己を痛めつける行為)
anagmaram.hatenablog.com
「そうかぁ、つまりルドルフのチャンスはないんだよな!それはそれでちょっと残念~」って思ってもいたんだけど、
…なのにさ。見れてしまったよ。どういうことなの…?涙
ルドルフのパートで、サビ前に張り上げる「我慢できない」の高音がわたしはとっても好きなんですが、
それをまりおくんの声で…?ガチのトート様とのデュエットで聞けるなんて、誰が思ったか!?っていう…ほんと…(混乱)
ルキーニとはまた全然違う意味で、あり得ないようなものが見られてしまったことへの動揺が、凄まじかったです…。
入り一拍早くてヒヤッとしたりはあったけどちゃんと処理して乗り切ったし!えらかったすごかった!
不安に揺らぐ儚げな皇太子が、たしかにそこにいました。。
わたし夢見てたのかな?ってなった。うん、夢だったのかもしれない…。

◆確かな実力と、あたたかさに溢れる時間

最後に、コンサート全体についての感想です!
今回拝見していて、育三郎さんの人気の理由がものすごくよくわかる~!と思ったコンサートでした。
なんていうか、発するオーラが明るくて賑やかで、なんともいえずに場をぱっと明るくする力のある方ですよね。
そのあたりなんとなくですが、まりおくんとも共通点がありそうに感じて、育三郎さんがまりおくんを気にかけてくれるのはさもありなん…!みたいな気持ちに(おふたり、波長が合いそう)。
ご自身のファンについて「みんなすっごくいい人だから!」っておっしゃるところには、めちゃくちゃほっこりしました。

そしてまりおくんについて「これからすごく活躍していくと思う」と言ってくださったり、ファンの方に「まりおのこともよろしくね!」とたくさん紹介してくださったり…
見ていて感謝の念が高まりすぎて、天井ぶち破りそうになりました。ありがたいを表現する語彙が足りない。この感謝をどう伝えれば!?となったのでとりあえずブログに書いています!!!育三郎さん、本当にありがとうございます…!


そうして優しいまなざしを向けてくださり、デビューを実現しそびれてしまった後輩へ、形は違えども、重ねた努力の成果をお披露目する場を作ってくれて。
さらには本来ファンクラブの方むけのコンサートなのに、配信チケットをわたしたちも買えるようにしてくださって…。
ファンの皆さんも本当にあたたかくまりおくんを迎え入れてくださって、終演後にタグを追っていたらたくさんの方が褒めてくださっていて、また涙がでました。嬉しすぎた。優しい世界にいちおたくとして、とにかく感謝を申し上げております…
ミュージカル界で押しも押されもせぬ活躍をする先輩が、新しく挑戦の入り口に立った若手に手を差し伸べて、ぐっと引っ張り上げようとしてくださっている姿に、本当に胸を打たれるような思いになりました。


そしてなにより、育三郎さんのトート!
それこそルキーニの印象が強いため、聞いてみるまでどんなタイプの黄泉の帝王なのかイメージが全然ついてなかったんですが、すごく魅力的でした…!
普段拝見する”プリンス”としての光の輝きとは、全く異なる力強さで。こんなに太い声で歌われるんだ…!とびっくり。
2020年のエリザ、実現していたら、本当に三者三様にまったく色の異なるトートだったんだな…とわかって…。
トートの楽曲について「続けて歌うもんじゃないな」って仰ってましたけど、流石としか言えない堂々とした歌いこなしっぷりには圧倒されました。
たしかにあの勢いで、畳み掛けるようにトートの楽曲ばかりって相当に消耗しそうですよね…!
かなりハードな試みではあったと思うのですが、ファンの方になるべくすべてを届けたい!という心意気にあふれているように勝手ながら感じて、プロ意識というかエンターテイナーとしてのプライドというか、とにかくかっこよかったです。

本来ならば、育三郎さんトートのチケットも当然持っていたので(まりおくんの帝劇初日は育三郎さんがトートでしたし)、
本当に。。どうしたって、劇場で観たかった。。

でもいつか、叶う日はきっと来ると信じて待ちます。

www.instagram.com
(終演後に更新してくださったインスタで、まさかの小池先生がいらしてたと知って更にひっくり返った…こいけせんせーーーっ涙)




春からずっと、どこにも行き場のない気持ちを抱え続けて、
時間はだいぶ経ったけれど、それでもまだ塞がらない穴が心の中には残っていて。
そうして長いこと、さまよわせるしかできなかった思いを、どうにか昇華させる一端をいただきました。

感謝してもしきれないです。本当に、素晴らしい夢のような時間を、ありがとうございました。


アーカイブは明日10月6日の22時まで購入可能だそうなので!ご興味ある方はぜひ!涙
わたしはこのあと限界までアーカイブを見まくります!!!(視聴は明日の23時59分まで可能だそうです!)
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