こたえなんていらないさ

舞台オタクの観劇感想その他もろもろブログです。

仕事・プライベート・観劇(=趣味時間)の配分について


今回のお題は「仕事・プライベート・観劇(=趣味時間)の配分について」です。
お題リクエストの意図どおりに受けとれていたらよいなと思うんですが、たぶんこれ「プライベート」と「観劇=趣味時間」が分かれていることがきっとポイントですよね!?違ったらすいません!
配分を明確に意識できているか?というと多分そんなこともないのですが、自分の性質的な部分にフォーカスして言語化を試みてみます。


目次

仕事について

前提として(これもなんかもうおおよそバレている気はするが)、私割と仕事が好き寄りの人間なんだと思います。働くのそこまできらいじゃない(もちろん程度はある*1)。

人並みに仕事に愚痴は湧いてくるし、もちろん「いやだよー!」と思うことも日常的にあるけど、本質的にものすごく働きたくない!ということはあんまりなくて。
どうせ1日8時間働かないといけないならそれは人生の時間の一部として自分にとって意味のあるものにしたいなぁと思うのと、
あとはシンプルに「オフィスワーカー」的な仕事があほほど向いているんだと思います、これはもう性質として。。

今は職場に大変恵まれているというのもあり、働くことそのものが明確に苦になることはないかなぁ……と思うので、
「仕事のせいで趣味が楽しめない!」みたいな感覚はないです。
そもそも、オタクを目一杯やるならお金が必要だし!!!
配分として切り分けることはできないけど、労働時間分はしっかり真面目に働くぜ、という気持ち。
そう、あとはお金を稼ぐのがシンプルに好きです!
自分の能力を明確にお金に変換できるならばそれは最大限そうできたら嬉しい。ちゃんと労働の成果として賃金で報われたい。と思う。当たり前かもしれないけど。
もっと踏み込んだことを言うと、性格としていわゆる承認欲求を仕事で満たしているタイプなのかなと思ってます。前提がたぶん、かなりな負けず嫌いだし。。


でも同時に、仕事とプライベートはゴリゴリに切り分けたい人間でもあります。
土日に仕事のことなんてまじで考えたくない。ので、実際全く考えてないです!笑
「仕事に携わる時間は100%仕事にコミットするから、その代わり私の自由時間には一切立ち入ってくるなよ!?」みたいな感覚です。土日返上で仕事とか死んでもイヤ。
なので私には絶対勤め人のほうが向いてて、フリーランスの働き方はできないだろうなと常々思っています。
あとはほっておくとワーカーホリックになっちゃう性質の持ち主だと思っているから、舞台観劇くらいの引力のある趣味があって初めて、バランスの取れた人間になっている気がする。。


有給も趣味のために正直遠慮なくとっていますが、かといってじゃあ舞台に全通できるか?というとそんなわけはなく。
いや、そもそもしようとしたことないけど!笑 この先も特にするつもりはないです。*2
休み方についても自分の中でここまではOK、みたいなラインが一応はあり、無理なものは無理だな~と思っている。
ので当然いけない現場も多々あります。*3
どーーーしても無茶な休み方が必要なときは、その分は埋め合わせるというか、普段働いてるからだいじょぶだよね!?という状況を作れるように心がけるというか……
とにかく仕事の実績で返せるようでいたいなと思い、できるだけ努力している(つもりなんだけど実際はどうなんだろう)。


でもここまで前向きな感情でいられるのは、やっぱり今の職場環境や仕事内容が好きだからなんじゃないかと思います。
ここはかなり恵まれているポイントだという自覚ありです。

なぜなら私は今の勤め先に出会うまで3回転職をしていまして、仕事が死ぬほどイヤな時期、会社に行きたくない時期も過去に明確にありました。
向いてなさすぎる仕事をして、本当に心の底から凝りた経験もある!
だから働くうえでの「環境要因」は、メンタルに与える影響含めてものすごくでかい、というのは身をもってわかります。

ので、今の仕事が趣味のネックになるほどにストレスフルな人がもしいたら、それはやっぱり職場次第で変えられるかもしれない、と伝えたい気持ちがあります。
転職で変えられる未来は、確実にある。転職って確かにしんどいし普通に大変だけど、やはりその分得られるものも大きいなと思う。

プライベートについて

ここで言うプライベートとは何か、という話はあるんですが、仕事と趣味以外の領域、ということになるのかなー。
つまりは生活、なわけですが、正直ここがいちばんないがしろにされます!笑
なので現場期間はとにかく家が荒れる。荒れ散らかる。

……というのをもう10年以上はやっているわけですが、いやお前何年同じことやってんだよ、そろそろ「生活」もうまくなりなさいよねぇ!?と思い、
今年は「生活についてのマニュアル」を試しに作ってみたりした。……なんて?
大したことは書いてないんですけど、現場や仕事が忙しいときにできなくなることはなんだろうというのを整理してみたというか。恥ずかしげもなく冒頭を大公開。

……うん、これ別に全然マニュアルではないね!?単なる条件の箇条書きですね。笑
どういう条件の場合に自分は何ができなくなるのか、優先されるべきは何か?みたいなことを整理してみたくて、今年の秋頃に書いたやつです。
だから冒頭が「生活が崩壊しているとき」とかいうたいそう物騒な書き出しになっている。生活崩壊、するよね~!

これを書いてみてよかったのは「無理なもんは無理やな!」と諦めがついたこと。笑
あれもできてない、これもできてない……みたいな不要な落ち込みは、年齢もあっていい加減やらなくはなっていたんですが、それがよりはっきりしたというか。
自分が大事にしたい・できるだけなんとかしたいと思っていることが明確になったのはよかったなと思いました。


理想はさ~、栄養バランスの整った食生活で、1日8時間眠って健康的に暮らせたら一番いいよね~!でもそんなの、現代社会人には無理に決まってんのよ!
たぶんですが、「生活」の中に自分にとっての軸になる部分がなにかあると良いのかなと思ってて、
たとえば私はスキンケアが本当に好きなので、どんなに忙しくてもそこを省略することはないというのが、ひとつ生活のリズムを支える軸になっているように感じます。
最近はここにストレッチ+簡単な筋トレも加わりました。
生活の主導権を自分が握っていると思える状態、と言ったらいいんだろうか……*4


あとは生活に関しては一人暮らしではないので、我が家の場合はもちろん夫婦で両者協力の上、という前提があります。
家事の分担などに実は明確なルールは全くなく、”タイミングなど含めいい感じにできる方がなんか適当にやる”で長年なんとかなっているパターンです。
長年共同生活をしているうちに、許容できるラインがお互いに上がるのではなく引き下がり、妥協点になっていったというタイプの……片方がめちゃくちゃきっちりしていたり潔癖とかだと、成立してないですね。いい加減でOKな部分の相性がよかった、という例かと思っています。*5

趣味について

配分、という意味で行くと、現場期間のメンタルリソースは100%そこに向いていると思います。
本当に私は「今はこれ!」となったらあほほど集中してしまう性質で、脇目も振らず一心不乱!みたいなところがあるので、大好きな演目の上演期間はなるべくそのことだけに耽溺していたい感覚になります。
感覚として、いまこの時を生きる自分はこの演目を観るために存在してる!という気持ち。

この状態で全力走り抜けている時に得られるあの途方もない喜び。
これが、本当になにものにも代え難い。代わりが効かない充実感だなと思います。
何度も言うけど今年はロミジュリ2024が幸せすぎたんだってぇ~!!!
なので、そういう場合に限って生命力200%、みたいな感じですかね……?
※配分ってタイトルに入ってるのに、その全てを無視した回答になってるけど。いや前提100じゃないんかい。笑


ただ、もう少し若い頃に比べて多少は変わったかなと思うのは、
「このために生きてる!」という爆発的な喜びの瞬間のために駆け抜ける感覚は引き続きありつつも、より自分を大切に?するようになったかも。
いや、そもそもそうやって爆走してること自体全てが自分のためではあるわけですが、
うーんなんといったらいいか、そうじゃない時間のことも大事にしたいなと思えるようになったというか……?


例えばですが、多ステすると金銭的にはものすごく出費がデカくなるので、
昨今の値上がったチケット代による多ステってそれはすなわち財布の死、みたいなところがあるわけですよ。
「これは財布を死なせてもしなければならない多ステなのか?」という問いに、ちゃんと向き合うというか……いやそれはそうね???当たり前に向き合ってね???笑
私が大富豪なら話は別なんですけどそうじゃないので。
そして同世代と比べたときに、あらゆる面で「ちょっとそれはどうなんだ?」という側面が自分にはめっちゃある。とも思っている。
ただ、ほんとこれも人と比べても仕方ないですからね。自分にとっての自分の人生なので。

観劇趣味には、どうしたって刹那的にならざるを得ない部分がある。
同じものが未来に見られるほうがレアで、今この時の出会いが本当にプレシャス。
だからこそこんなにも好きなのだと思うし、その魅力に長いこと抗えない。
だけど同時に、その全てにリソースを投下するとまじで趣味そのものを続けていくことの持続可能性が潰えてしまう危険がある。
本当に当たり前ですが、そこを無視して突っ走ることはやっぱりできないですよね。未来が無くなるのが一番困るので。


趣味の”配分”については、

  • 以前に比べるとやや落ち着いた側面はあるかもしれないが、おそらく年齢を鑑みてもまだ全力でこの先もオタクをやり続けるという、ある意味希少種にはなるのかもしれない予感があるため、
  • 持続可能性を考えて、ギリギリを攻める瞬間はありながらも同時に地に足をつけてうまいことバランス取っていきたいな、

という感じです。
まとまっているようで全くまとまってない気がするが。。

でもまー、こんなこと言ってますけどこの人平気でマチソワ×3日間×2週連続、とかのバカスケジュールを全然組んでるからね未だに。なので、話半分に聞いてください。笑
あとはなんていうか、女性はライフステージの変化でその特定の趣味ジャンルからいなくなる扱いをされることが割に多いように思うんですが、
「え、なんかごめんね?ずっと居て……」みたいな気持ちになることがある。ずっと居ますけど、何か!?!?!

私が舞台を観に行かなくなる日は絶対に来ないだろうなぁと思うので、観劇趣味とはこれからも楽しく長く付き合っていきたい所存です。


……書いてみたはいいものの、お題のアンサー的に果たしてどこれでよかったんだろか!?
「仕事と観劇に比べると、生活の優先度は圧倒的に低くなりがちだけど、最近はそれもちょいちょい見直せる力がついてきつつ、でも現場があるときは結局生命力200%で生きています!でも持続可能性もだいじだよね☆」みたいな話でした。どんな話だよ。


以上、あなぐまアドベントカレンダー2024の13記事目「仕事・プライベート・観劇(=趣味時間)の配分について」についてでした。
明日更新予定のお題は「好きな劇場、思い入れのある劇場」です。お楽しみに!

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*1:物理的に一番働いていた頃の月の残業時間が80~100時間だったことがある。それは今すぐ辞めたほうがいい。

*2:舞台の全通って、「平日のマチソワ公演日」が複数ある時点で不可能になるなーと思う。過去一番全通に肉薄したのはまるステだけど、あと4公演はどうしても休めなかった。休みの回数より、連続していない日が続くことが一番難しいよねやっぱり。

*3:過去仕事の影響で行けなかった一番でかい現場は「エリザベート博多座千穐楽」ですかね……日程上どうしようもなかったのでその前にめっちゃ詰めて観た。まりルキの前楽である前日の花芳ラスト回を見届けて帰りました。やりきった!という気持ちはあったし、このときの博多座で観た4公演があまりに充実した観劇体験だったので、意外なくらいに辛さは残らなかったかも。

*4:もちろんそういうふうに動けるのも、我が家が自由な夫婦二人ものというのが前提である、お子さんがいる家庭だとそうできるほうが稀に決まっているため。

*5:あと白状すると悲しいかな、夫と比較した場合は圧倒的に私のほうが生活力が低いため、相手に合わせてもらっているという説が濃厚……