私が今メインで応援している、つまり「推している」俳優である石川凌雅くん。
そんな彼は今年、2025年8月24日に30歳を迎えた。
20代を終え30代を迎えるというその節目のタイミングで、彼自身がやりたいと願って企画して実現したこと、それはバンド形式での「前夜祭Live」だった。
今日は本当に唐突に!そのごく個人的な感慨に満ちた思い出語りをしたい。

目次
発表から参加まで
去る6月のFC配信にて、「誕生日を迎える8月24日にはバースデーイベントを、更にその前日となる29歳最後となる23日には一夜限りの特別な場としてライブをやります!」という発表がされた時、それはもうめちゃくちゃに!テンションが上がった。
りょうがくんのギター演奏はファンになった年の2022年に初めて聞いて以来、本当〜に大好きで、当たり前に絶対に行きたいに決まっている催しである。
500〜600人キャパのライブハウスで1回きりの公演。当選確率に関しては正直かなりハラハラしたが、無事に友達と二人で一緒に参加することが叶った。
会場は下北沢シャングリラ。初めて行くライブハウスだった。
そしてライブ形式は整理番号入場でのオールスタンディング、いわゆるオルスタである。
普段馴染みのある"ライブパートのある舞台演目"だと、うちわとペンライトをセットで持ち込むことがものすごく多い我々だけど、今回は純然たるライブということでその手の持ち物は一切ナシ。
身ひとつでの参加、荷物も極限まで減らして、なるべく身軽な服装を心がけて友達と合流。
実のところ整理番号はさほど前でもなかったのだけれど入場したらなんだか謎に見やすい位置につくことができて、友達と二人でとにかくワクワクしながら開演を待った。
披露された楽曲の成り立ち
その日のりょうがくんはギターボーカルを務め全曲を歌い、サポートメンバーとしてギター、ベース、ドラムの方が3人参加。合計4名でのバンド演奏だった。
1曲目を終えたりょうがくんが「今日、どんなつもりでここに来たのか…」と言い出した時は、我々がここに集まった心構えを問われているのか!?と思って思わず笑ってしまったがそうではなく笑、
20代を終えて30代に向かう節目に自分のやりたいこと・大好きな音楽を本気でやる機会を作りたかった、というような趣旨のことを語ってくれた。
この日披露されたのは全部で10曲。
ライブに向けてオリジナルの曲も作っているよ、とは事前に聞かされてはいたのだが、しかしそのうちなんと「10曲中7曲」がりょうがくんの自作と知らされた時、ライブハウスに集ったファンからは大きなどよめきが起きた。
そりゃあそうである。だって今年の春以降、刀ミュの本公演から東京ドームでの大型公演をこなしていてめちゃくちゃに忙しい時期だったことを、ファンなら誰しも理解している。その最中にあなた、作曲したのが「7曲」、ですって…?それは一体どういうことなの???
なんかもう驚き過ぎて呆気に取られる感覚になったのだけど、それくらい本気で、たった1回限りのこの日のために思いを込めて準備してきたんだなと伝わってきて。
そんな機会をファンの一人として一緒に共有させてもらえるなんて、ものすごく嬉しいことだ…と改めて噛み締めた。
この日の記憶はとにかく「楽しかった!」の一言しか浮かばない。なんだか本当に、びっくりするくらい幸せだった。
だって大好きで応援している人が、自分で考えたメロディーラインに乗せて、自分で紡いだ歌詞を歌い、ギター演奏を聴かせてくれるのだ。
それをリアルタイムで、自分のこの身で目の前で体験できる、そんな幸せなことがあっていいのか!?とただニコニコと幸福感に浸る1時間半あまりを過ごした。
披露された楽曲はどれも、どことなく懐かしさを感じるスタイルのロックチューン。
本当にロックが大好きなんだな〜と聴いていて自ずと伝わってくるような構成。
わたしはりょうがくんと世代が明確に違うんだけど(※当然こちらが上である)、多分好きな音楽の系譜が我々の世代に謎に近い…というか、むしろ更に上世代のものなのでは?と、いつも不思議な感覚になる。*1
音楽と共にある姿
その日のりょうがくんは、芝居をしている時とも個人イベントでリラックスしている時ともまた違う、まさしくバンドマン!と言いたくなるたぐいのかっこよさを、これでもか〜とこちらに見せつけてくれた。かっこよすぎたためこちらは終始「どうしたらいいかわかりません!」状態だった。
何より、とにかく心の底から楽しそう。こんな風に楽しそうに、終始笑顔で歌い演奏する姿を見せてもらえることの幸…!という感動がひたすらに止まらなかった。
なんというか、ギターを演奏している時のりょうがくんからはいつも、「音楽への信頼」が溢れ出しているなと思う。
"自分の手で楽器を鳴らし、音楽をその場に生み出す"という行為を愛して信じている人にしか出せない音が、いつだって聞こえてくるのだ。
ああ、この人の人生には、どんなときも常に音楽が共にあったんだな…と思わずにはいられない。
それは聴く形でも演奏する形でも等しく、彼にとっては自分を構成する「なくてはならない重要なパーツ」として、音楽が人生に組み込まれているということがよくわかる気がするのだ。
「好きこそものの上手なれ」ではないけれど、本当に大好きだからこそ、ちょっと弾けます、レベルではなくここまでギター演奏を上達させられたのだろうし、チャレンジした作曲の数々をちゃんと完成形にしてしまえたのだろうなと思う。
今のわたしは日常的に自分がなにか楽器を演奏する機会は持たないのだけれど、でも十数年ピアノを習った経験が奥底に染み付いているから、
その人が抱く、根底にある「音楽」への信頼の姿勢みたいなものにはどうしても反応せずにいられないところがある。
音楽を愛する人のことが、やはり好きだなぁと思うのだ。
このように音を出したい、自分の目指す演奏をしたい!という心のこもった音に出会えると、どうしたって幸せを感じてしまう。
歌詞が見せてくれた「これまでと、これから」
さらに今回は、そこに歌詞という要素までもが加わって。
わたしは普段から言葉というものに最早寄りかかりすぎのきらいがある人間だから、大なり小なり本人の内面を捉えた歌詞が新たにこの世に提供されたことに、勿論いい意味ではあるがものすごく動揺した。
歌詞を紡ぐ、というのは絶対に内面に深く向き合わなければ実現できない行為だろうと思うから。
どうしたって今彼自身が伝えたいと思ったことがダイレクトに込められているはずなわけであり、どこか心の中を覗き見るような要素があって本当にどきどきした。
この歌詞に関しては忘れられない一瞬がある。
アンコール前に最後に披露された「BYE-BYE」という曲の中に、
「君の夢はもう君だけのものじゃない」的な言葉が聞こえてきた時に、思わず涙が出てしまった。
大学を卒業するタイミングでオーディション番組を通じてダンスボーカルグループとしてデビューし、数年間の活動ののち紆余曲折を経て解散。そこから新たに役者としての道を歩む……という、とてつもなく濃い経験を積んだりょうがくんの20代。
そのラストに本人が選んだ言葉である"君の夢"という言葉、それはきっとりょうがくんの夢そのものを指しているのだろうと思ったのだ。
20代をがむしゃらに頑張ってきた自分自身のことを、その出口で振り返り、ふと見つめている感覚の言葉なのかなと感じた。
そうして自分の20代に向かってバイバイ!って勢いよく手を振って見送っているのかな…と思ったら、もうなんだか尊くてたまらなくて、泣きたい気持ちになってしまった。
夢を追うこと、叶えていくこと。
そもそも夢を持つこと自体に、途方もないエネルギーが要る。
わたしはいわゆる明確な「将来の夢」がないまま大人になったタイプの人間だから、思い定めたなにかの目標に向かって一心に駆け続けられる人には、最早畏怖の念があるくらいだ。
過去、りょうがくんはWEBインタビューで自分にとっての役者の歩みを「千里の道」と表していた。
掴みたいと願うその表現に向かって、ただひたむきに歩み続けるというその気概。
そうして歩む中で届けてくれる表現が、別な場所で生きている無関係な人間の心をこのように動かし、時に大きく元気づけたりしている、ということのとてつもなさ。
「人前に立つ仕事を選び続けてくれてありがとう。
どうかこれからも、その道には光だけがありますように」と、
スポットライトを浴びるバンドマン姿の眩しい推しを見ながら、本気で祈らずにはいられなかった。
間違いなくわたしはあなたが届けてくれる様々な表現の虜であり、その姿をこれからも見させてもらいたいのです、と思った。
*
本当は直後に書けたら良かったのだけど長いこと煮込んでしまった。のですが、どうしても今日書きたかったので書きました。*2
そしてこのバンド形式でのライブは来年ツアーでやってくれるとのこと!!!
なんと初日が我が地元・福岡なので今から本当に楽しみです。絶対に行くぞ〜!
*1:オリジナル以外のカバーがthe pillowsだったりする。
*2:今日は親愛なるリョーガール仲間の大好きな友達のお誕生日なため🎂去年のアドベントカレンダー記事の更新タイミングを喜んでくれたから!笑