こたえなんていらないさ

舞台オタクの観劇感想その他もろもろブログです。

ピアノを弾いていた頃の思い出


今回のお題は「ピアノを弾いていた頃の思い出」です。
チャレンジはしたものの書くことを断念したお題があり、急きょ追加で募集した中からピックアップさせていただきました。助け舟をありがとうございました!(あの時他に入れていただいた方もほんとにありがとうございます!ヘルプを叫んだら秒でいっぱい入ってきてびっくりしてた!)
「自分が”出演者サイド”だった時の思い出」ということで、その視点なるほど!でした。……出演者としてのレベルはまぁ、置いておいて!笑 書いてみます。

自分が出演者として得た思い出には……本当に後悔しかない。笑
なぜなら私は、ピアノの練習が大嫌いな子どもだったから!
失ってからその機会の貴重さに気づくわけなんですよ!!!

目次

受けていたレッスンと人前で弾く機会について

習っている間はずっと、発表会およびコンクールに出ていました。
発表会は習い始めてから年1で本当にずっと、コンクールへの出場はたしか小学校4年生から中学2年生まで、だったんじゃないかなぁ……?レッスン自体はコンクールに出なくなったあとも高校2年まで続けて、そのあと数年のブランクののちに大学4年生の1年だけ再開していました。
教室ではなく個人でレッスンをしている先生にずっとついて習っていて。
スパルタというわけではな……いや、スパルタ気味だったかな……???笑
なので子どもの頃はちゃんとガチ目に毎週怒られていた。どうやら要求水準も高かったんですよね多分。まぁ練習してないのが一番いけないんですけど。笑

この間柚香光さんのコンサート「TABLEAU」を見に行ったとき、質問コーナーでピアノの練習についての質問を引き当てたれいちゃんがすご~く渋い顔で「全然真面目な生徒ではなかったので……」みたいな回答をしていたので、「れいちゃんでも!?仲間なの!?」になって図々しく喜んでしまった。どう考えても私の駄目レベルとれいちゃんのレベルが同じわけがない、すみません。笑

発表会は毎年春、コンクールはたしか2月くらい……?だったような気がするんですが(嘘かも)、
発表会にはそれなりの曲、コンクールには難しめの曲が選ばれて、数ヶ月前からひたすらそれを練習する日々でした。コンクールと発表会の曲が同じだったこともあったっけかな!?
普段のレッスンはハノンから始まり、練習曲系のなにか+本番まではその課題曲になるような構成で毎週1時間ちょっとのレッスンだったと記憶。
練習曲系はバイエル→ブルグミュラーツェルニー100番→ツェルニー30番ツェルニー40番と進んでいって、それにプラスして小学校高学年の頃はソナチネ、中学生あたりからそれがバッハのインベンションになり。バッハはどっちかっていうと練習曲的な扱いで、それ以外にもうひとつ常に仕上げなければならない曲がある、という感じだった。
そこで弾く曲が本人の特性と先生の好み?をかけ合わせた結果なのか、同じ先生に習いながらも姉妹で課題として与えられる作曲家が分かれていて、ふたつ上の姉はベートーヴェンドビュッシーばかり弾いており、わたしはモーツァルトショパン一辺倒でした。
レッスンの最後には、なぜか聴音もやっていた。あとはドイツ音名でソルフェージュを歌ったり……音大受験目指してたとかじゃ全くないんですけど、なんでか謎に本格的なラインナップでした(これはまじで、本当に謎)。

本番での思い出:始まる前から「後悔」している

そして実際の本番の思い出、ですが、本当に!後悔しかないのでした。
とくにコンクールは、自分の出番を待って舞台袖にいる時間はひたすらに絶望を感じていた気がする。笑
もしかしたら0.000001ミリくらいは演者が感じる”舞台袖の緊張”が、わかるのかもしれません。。
緊張すると手が震えるし冷たくなるし。
「わたし、なんでここにいるんだろう」みたいな。なにかの間違いじゃないかな、みたいな。逃げ出すことも当然出来ないので、諦めの境地。
というかこの時に既に、あ~もっと練習すればよかったなぁ、って思ってるんですけど、遅いのよ。笑
名前を呼ばれ、係員の人に促されて、まばゆいライトに照らされるステージ上に、震える体でぎこちなく出ていく時のあの緊張感。
スポットライトって本当に眩しいんですよね。
なんとかお辞儀をして椅子の高さを確認して腰掛け、鍵盤に両手を乗せる。そこから呼吸を整えて、最初の一音を覚悟を決めて、出す。
……と、ちゃんと覚悟が決まってればまだいいんですけど、たいてい「うああ~~~準備半端なのに弾き始めちゃった~もうどうにでもなれぇ~~~!」みたいな、どうしようもねえ始め方をしてしまっていたような記憶で……。
そしてたちが悪いのが、そういう不真面目な生徒でも「コンクールで入賞はしないが、入選はする」というランクはずっと維持していた。ので、余計練習しなかったんだと、思います。。感じ悪ッ!笑


「練習した努力は裏切らないので、つまりはとことんやるしかない。」というのが本当に理解できて骨身にしみたのは、22歳で出た最後の発表会でした。

どうしてもショパンの「幻想即興曲」を弾きたくて、半年近くかけて愚直に仕上げて。
流石に大人になっていたので、自分のやりたさで再開したレッスンだから練習はけっこう真剣に頑張りました。
本番はそれでもものすごく緊張して、いつものようにやっぱり演奏は序盤で大崩れしてしまったんだけど(一番最初にダーッと右手で降りてくるところで、見事なくらいにしっちゃかめっちゃかになってしまった)、でもなぜか「ま~大丈夫戻れるっしょ!」みたいな感じに妙に冷静でいられて、演奏は止まらずに手が勝手に軌道修正してくれて。
聞いている家族と先生は「ウワァ!これは駄目だ!」と思って観念していたのに本人が意外に飄々と持ち直したので、びっくりしたらしい。笑

このとき、あ、練習してたからだな、と初めて思えたんですよね。
最後の方もヘロヘロで死にそうだったけど、なんか手が勝手に弾いてくれて無事に弾き終えることができたので……練習ってすごいな!!!って思いました。あのさ、気づくのが、遅すぎん???笑

急に推しの話をしてすまんけど、どうしても失敗しやすい苦手な部分に出会ったらどう乗り越えますか?みたいな質問に対して「苦手なところがあったらとにかく練習をやり切る、飽きるくらい練習する、それこそ飽きてもまだ、練習する!」っていうりょうがくんのこと、だからこそ演者としてめちゃくちゃ信用できるし、すげ~尊敬できる!と思ってしまうのであった。
練習や努力をとことんやり尽くせるのも、本当にひとつの才能だと思うから。。

演奏が楽しかった時

発表会はコンクールに比べるとまだ気楽さがあり、弾く曲もそこまで難しくはないものが多かったため「あれ、なんか結構楽しかったかも♪」みたいな気持ちで帰ってこられる時もたま~に、あった記憶です。

一番楽しかったのは小学校~中学校の頃の発表会で姉とやってた連弾かも。
なんせ独りではないのでさらに気楽になりますし、しかしその分練習しないと怒られは二倍になるので(先生から+姉から)、自分の曲よりも比較的真面目に取り組むところがあった。ような気がする。そのため連弾曲に関して練習不足で臨んでしまったという体感は実はないかも。(※これ、お姉ちゃんの体感と違ったらほんと~にごめん。笑)

言い方あれなんですけど、同じように発表会に出て姉妹で連弾する家庭もいくつかある中では、割に聴き映えのする難しめの派手な曲を先生が(おそらくは)戦略的に選んでいたため、なんというか……すごく、ドヤれたんですよ。
ちゃんと弾けると演奏として楽しくて気持ちがいい!って体験を明確に味わえたのは、今思えばこの連弾の機会があったからかも。
この姉妹連弾の経験を活かして、おとなになってから双方の結婚式で小学生の頃に弾いたのと同じ連弾曲を披露する*1、という企画をやれたのはすごく楽しかったな。親も喜んでいた(と思う)。

おまけ:モーツァルトの思い出

先日「モーツァルト!」を観る時、実際に弾いていたことが鑑賞にあたりかなり役に立ったなぁというのを思い出して、自分が弾いたピアノソナタが何番だったのかを調べてみた(なにぶん不真面目な生徒ゆえ、なんとほぼ!番号をおぼえていなかった)。
anagmaram.hatenablog.com

第5番 第1楽章
コンクールで弾いた初めてのモーツァルトだったような気がする。
入りのどシンプルな旋律がサマにならないと曲が成立しない。モーツァルトの恐ろしさを学ばされた一曲。

第10番 第1楽章
普通にレッスンで指定があって弾いたもので人前では弾いてないはず。ハ長調、とにかくあっけらかんとしていて大好き。

第11番 第3楽章
いわゆる「トルコ行進曲」ですね。たぶんいつかの発表会で自分で弾きたいってリクエストして弾いたような……?
第1,2楽章の変奏曲もCDで聴いて大好きだったので、レッスンではやらなかったけど自分で野良でちょろちょろ弾いてた。
なんで急に第3楽章がトルコ行進曲になるんだろう、と当時からずっと不思議に思っている。笑

第16番 第1楽章
これ全音社のソナチネに収録されてたような、と思って検索したらあっていた。さらっと普段のレッスンの一貫で弾いたと思う。

第18番 第2楽章
モーツァルトなのにめちゃくちゃ難しいやん!嘘つき!!!」みたいな気持ちになった曲。モーツァルトに失礼である。笑
中2で出た最後のコンクールで弾いた。最後だったのにあまりに練習が足りず、初めて入選すら出来ずに流石に後悔した(が、練習してないもんな、という納得感がすごくあった)。
モーツァルトピアノソナタではマイナーな方に入るのかな。なんかあんまり難しそうに聞こえないのがまた憎らしい曲で、とにかく両手がずっとめちゃくちゃに忙しくて大変。


今振り返ると、ピアノにまつわる経験は明らかに人生におけるどでかい財産でしかないため、ずっと不真面目だったのにレッスンを続けさせてくれた親には感謝しかない。。
シンプルに、この頃の知識と経験、ミュージカルを観るうえで助けになりまくる。宝塚のショーに初めて触れた時は「こんなふうにクラシックをアレンジした旋律がガンガンに使われる世界なの!?」と本当にびっくりして、同時にものすごく居心地の良さを感じたのを覚えています。
最近様々に生の楽器演奏を聞く機会があって(推しのバンドライブを含む)、やっぱり音楽を演奏する側も楽しいよな~!って思うので、またピアノが弾きたい気持ちがすごくあります。
しかし、そのためには家にピアノを用意するところから……果てしなくハードルが高いけど、いやほんとうに、ずっと電子ピアノが欲しい、本気で。置くスペースないんだけど。

「幻想即興曲」以外に人生で弾けるようになりたい曲が明確にもういっこあって、それはショパン英雄ポロネーズです。あの主題のメロディーにたどり着くまでに1年かかりそう。笑


以上、あなぐまアドベントカレンダー2024の20記事目「ピアノを弾いていた頃の思い出」についてでした。
明日更新予定のお題は「ロミジュリ2024のキャストごとの感想・その1」です。大遅刻感想シリーズ!お楽しみに!

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*1:すでに舞台オタクだったのにどうやって練習してたんだろう!?ピアノは家にないので練習用にスタジオに通っていたんですけど…仕事帰りとかにも行っていたような。忙しすぎたのか、当時の記憶があんまりないことに気づいて、怖い。笑