こたえなんていらないさ

舞台オタクの観劇感想その他もろもろブログです。

私がミュージカル「刀剣乱舞」(刀ミュ)を愛してやまない理由 - 脚本について語ってみた

こんばんは、あなぐまです。
またしても唐突ですが、よくよく考えると、今まで「刀ミュが好きだ!!!」っていうテーマだけに絞って文章を書いたことがなかったな、とふと気が付きまして。
じゃあちょいと構成を考えてみよう、刀ミュが好きな理由を書き出してみよう…と書くに当たって試してみたところ、脚本に関してだけでものすごいボリュームになりそうなことが容易に察せられたので、とりあえずいったん「脚本編」として書いてみることにします!
私が舞台を観る上でおそらく一番重要視している要素、他でもなく「脚本」なんですよね。
なので、特に脚本に対して(時に過剰に)思い入れがちな人間の意見ではありますが、トライアルから観てきた上で、私なりに感じている刀ミュの魅力を語ってみたいと思います。

※話の中身に触れざるを得ないので、以降これまでに公演された作品についてのネタバレを含みます!!!※

◆1.歴史的事実や逸話に多く立脚するが、それを知らなくても楽しめる

まずひとつめは、なんといってもコレ!
刀ミュの脚本は、脚本を担当されている御笠ノさん自身が歴史好きである背景がたっぷりと反映されて、毎回いろんな歴史的事実・逸話がふんだんに織り込まれたものになっています。(いつだったか、御本人が「好きな歴史について存分に仕事でやらせてもらえる場にもなっていてありがたい」的なことをツイッターでつぶやいていらした。)
なので、毎回のように初日が開けると「まさか、マイナーなあの戦いに触れるなんて!」「あの年号が出てくるだけで痺れる!」「この逸話が使われるとは思ってなくて嬉しい…」といった、歴史好きの皆さんからの熱い感想がツイッター上に溢れているイメージがあります。
私の身の回りにも、かなりな歴史好きのフォロワーさんがいて、毎回刀ミュを見るたびに実際に上記のようなリアクションをされているのですが、その人が語る大半の内容を私は知らないので「へえぇ~~そうなんだ!?」と新鮮に思っているような状況。

そうなんです、私はほんと、お恥ずかしいくらいに、このブログでも過去に何度も触れてきているとおり、日本史の知識に超絶疎いんですよ…。
日本史、まじで苦手だったんだよねぇ。。いやぁ、同じ漢字の入った名前の人が沢山でてきて、比較的狭い範囲内でいろんなことが起こるので、さっぱり覚えられなくてね…(←注:世界史と対比しています。カタカナを覚える方が得意なタイプ、なので世界史を選択していました。)
最後に日本史として授業で勉強した知識が残ってるのって、高2のときにやった幕末くらいなんだよねぇ。他の時代も勿論やったけど興味がうすすぎてマジでほぼ何も覚えてなくて…とほほ。
大河ドラマも「新選組!」と「真田丸」だけ唯一真剣に見た…ってそれ、あきらかに脚本家につられとるやーん!って感じです。
こんな私は明らかに「歴史を知らない」層に該当するとは思います。

しかし。そんな具合に歴史に疎い私でも、刀ミュという作品を楽しむ上で、支障を感じたことは一度もありません。
確かに「わたしがもっと歴史に詳しければ、あの場面でより感動が深かったのかな、うーんちょっともったいないなぁ」という風に思うことはあるんだけれど、知識の無さがイコール「理解のできなさ」に繋がるところは、基本的には無いと思っています。歴史的背景に関する知識がなくても、描かれている思いや場面描写についてはきちんと理解ができるように、考え抜かれて構成されていると思う。
歴史的な知識を色々と盛り込む一方で、決して「わかる人にだけわかればいい」というような突き放し方をしないところが、歴史に疎い立場からするととても好きです。
反対に、歴史が好きな人達にとってはおそらく堪えられないほどに「よくぞここにスポットを当ててくださいました!」の諸々が詰まっている…という具合に、歴史好きにも熱く支持される作品作りがされているのではと思います。
こんなふうに、歴史への思い入れや知識の濃度がバラバラなお客さん、それぞれに対してきちんと届き得る作りになっているところが、本当に巧みな脚本だよなぁと毎度思わせられるんです。
知っている人はより楽しめて、知らない人はもっと知りたいと思うことができる、といいますか。
実際、私は「あの戦いって名前しかしらないけど、どういう内容だったんだろう?」といった風に気になることがあれば、観劇の後で調べてみるようにもしてるんだけれど、むしろ、そうやって「知らなかったことに興味をもたせる」ことができるほど、刀ミュの脚本は、ストーリーとして面白くて力のある存在なんだと言えるのではないかな、と感じています。

◆2.日常的に出会わない日本語がたくさん出てくる

これもまた、くぅ、痺れるな~!渋い!カッコイイ!と個人的に思うポイントなんですが。
私自身、歴史には詳しくない代わり(?)に、比較的、言葉に対する感度は高いほうと言えるかなぁと自分では思っていたんですが…刀ミュを見ていて「いやいや全然、甘いわ~!まだまだだな自分!!」と思うようになりました。
まじで知らない言葉が沢山出てくるよね。

下記、いずれも過去のブログですでに触れた内容になりますが、その例をいくつかあげてみます。

  • 幕末天狼傳「ひとひらの風」より
    • 天霧る(あまぎ-る)とも晴れやかな あなたの笑顔が弾けて

…あまぎる。聞いたことない単語すぎて、当時なんべん劇場で聞いても、まったく聞き取れなかったんですよね!えぇ清光、なんて歌ってるの~!?教えて!?ってなってた。推しのパートなのに意味が取れない単語があるという状況、気になりすぎてはげそうだった思い出です。笑

  • 天霧る
    • 雲、霧などがかかって、空が霞み渡る。空一面にどんよりと曇る。(精選版 日本国語大辞典
    • 雲霧などのために天が曇る。(広辞苑第七版)
  • 三百年の子守唄「瑠璃色の空」より
    • 君の名は竹帛(ちくはく)に垂る

「~にたる」って言ってることは分かるけど、ちくはく、って音がこれまた知らないので、全く聞き取れなくて。聞き取れた後も、ちくはくってなんぞや!?でした。この歌においては、君=徳川家康なので、意味を知って「うぅむなるほど…」すぎました。

  • 竹帛に垂る
    • 文字に書き残す。功名や手柄が書きのこせられて後世にまで伝わる。歴史にのこす。(精選版 日本国語大辞典
    • (竹帛は書物、転じて歴史)名を史上に留めて永く後世に伝える。歴史に残るような功績を立てる。功名を竹帛に垂る。(広辞苑第七版)
  • つはものどもがゆめのあと「散るは火の花」より
    • 朱殷(しゅあん)に染まった結末

音としてはっきり「しゅあん?しゅわん?」って聞き取れこそすれ、はて、その意味は。となり、これまた調べて「うぅむ」と唸った言葉です。

  • (「あん」は「殷」の、赤黒色の意の場合の漢音)黒みがかった赤。黒ずんだ朱色。赤黒色。(精選版 日本国語大辞典
  • (「殷」は黒ずんだ色)あかぐろい色。血の古くなった色。殷紅(あんこう)。(広辞苑第七版)

他に、意味がわかりつつ、その言葉の遣い方にやられる…好き…!ってなるパターンもあって。
わたし、つはものどもがゆめのあとで、頼朝のもとへ平泉から義経が馳せ参じるシーン、兄上に会わせてくだされ!お頼み申します!のところがすごく好きでして…。

頼朝「その者は、どのような風体か?」
家臣「見目麗しい若武者にございます。が、供の者が怪し気で、悪相の荒聖。すぐに大人しくさせますゆえ」

この「あくそうのあらひじり」っていう言葉遣い、最高だよね~!!?って、友達と二人でツボにはまり、観劇している当時、アホみたいに二人してテンションあがりまくった思い出があります。
人相が悪いことを悪相と言い、荒くれ坊主であることを荒聖と表すというそのセンス、なんかもう…その言語感覚に対して「これだから、日本語大好き~!!!」って感じに、文系の血が騒ぐっていうか、気持ちが昂ぶらざるを得ないんですよね…。
このあたりも、御笠ノさんのこだわりが詰まっているポイントなのかなぁと思います。同じことを表現するならば、「顔つきの悪い山伏」とかでも良いわけで。悪相の荒聖…なかなか出てこないのでは!?その言葉選びが好き!!!となってしまう。ハァハァ(興奮)

他には三百年の子守唄の「かざぐるま」の途中にある

幼子はまたたく間に初冠(ういこうぶり)

っていう歌詞。これもしばらくの間は聞き取れなかったんですが、何回か観劇を重ねるうちに「ういこうぶり」っていう単語だとわかった、その瞬間の気持ちよさといったらなかったです。そうか~!!?元服したことを言っていたのね!?となり。

  • 初冠(ういこうぶり)
    • 成年に達した男子が元服して初めて冠をつけること。ういかがふり。(広辞苑第七版)

こういう、日常的にはおよそ使われ得ない言語表現がたくさん詰まっているところも、刀ミュの作品ベースを一つ高く引き上げている原因になっているんじゃないかな、という風に思っているんです。

上記、1と2であげたポイントは、そのまま、刀ミュという作品が「お客さんを侮っていない」ことの現れだと思っていて。

「こんな難しい背景を組み込んだって、観に来るお客さんには若い子が沢山いるんだし、きっと伝わらないよ。もっとわかりやすくしよう」
「意味が多少薄くなっても、キャラクターが舞台に上がってキラキラしてりゃ、お客さんは十分満足するでしょ」

もし仮に、刀ミュがこういう感覚のもとに作られていたとしたら、今とは全く異なった作品になっているだろうことが、容易に想像がつきます。
むしろ、作り手の意識としてはその反対で。御笠ノさんがインタビューやツイッターで「こちらが思っているよりもお客さんは作品を理解してくれる。むしろお客さんの方が作品をわかってくれていると感じることの方が多い」といった趣旨のことを何回も言ってくださってるのですが、そういうポリシーで作品を作ってくださってること、ひとりの観客として、本当に心の底からありがたいなぁ…と思っています。

2.5次元というジャンル、数年前に比べれば断然知名度は上がってきたとはいえ、恐らく界隈の外から見たらまだまだ「低く」見られてしまうところがあると思うんです。
やはりビジュアルの再現度の高さは、2.5次元作品を成立させる上で避けては通れない大事な要素ではあるため、どうしてもそちらのイメージに引っ張られがちですよね。見た目がキャラクターそっくりなイケメンたちが沢山でてくるキラキラした「だけの」舞台、というように思われがちなところ、正直まだ沢山あると思うし、説明する側としても、訴求しやすいポイントではあるから、特徴の一つとしてビジュアル面を挙げてしまうことが多いようにも思う。
刀ミュに関して言うと、キャラクタービジュアルのクオリティの高さは、正直2.5次元作品の中でも群を抜いているというか、突き抜けて素晴らしいと思っているので、勿論そこは譲れない作品の魅力の一つでは当然あるわけなんですが…じゃあ、それだけがあれば満足なの?と言われたら、やっぱり見る側としては「NO!」と言いたいわけなんですよね。
私達には、2.5次元である前に、ちゃんとひとつの「舞台」として、その作品を楽しみたいという欲求がある。
それを余すことなく叶えてくれる、易きに流れない、おもねらないで観客を信頼してくれる刀ミュの脚本作りが、私はほんっとうに大好きです!
むしろ、知らないこと、気になることがあったら、自分でも調べてみようと思わせてくれる、知的好奇心を駆り立てられるひとつの機会すら、刀ミュは提供してくれているなぁと感じます!

…中盤ですでに熱く語ってしまいましたが、続きに参ります!

◆3.過去作とのつながりを大事にしてくれる

これがあるからこそ、やはりシリーズとしてファンになってしまうんだよなぁ~!!!と思うんです。
例えば、二作目である幕末天狼傳では、第一部隊の隊長の任を解かれたことを伝えられ、最初は動揺していた清光が、主から「蜂須賀を支えてあげてほしいのです」と言われ、
阿津賀志山の戦いでみんなと得たもの、生かしてみせるよ!」
と言ってみせるシーンがあります。
このひとことが、当時、まさに聞きたかったやつすぎて。阿津賀志山異聞を経た存在として、いま幕末天狼傳という世界の中に、改めて清光が立っている…ということが明確にわかるセリフが、とても嬉しかったんです。team三条with加州清光という、刀ミュの始まり方をきちんと踏襲してくれたことを感じて、初回観劇の時にいたく感動したものでした。

そしてシリーズを構成する作品の数が増えていけば行くほど、その要素は当然強くなっていきます。
「つはものどもがゆめのあと」では、阿津賀志山異聞で岩融が歌っていた「名残月」を今剣が歌ってみせたり、阿津賀志山の戦いを経たいまの俺たちに、越えられぬものなどない!といったセリフをはっきりと岩融が言ったりするなど、明確に話が続いていることを実感させられる描写が多く出てきます。

「結びの響、始まりの音」では、もう繋がっている…などと言ってはいられないくらいに、幕末天狼傳と地続きの世界であることがわかる要素が、沢山散りばめられていて。
例えば、沖田くんを救いたいあまりに、幕末天狼傳では暴走一歩手前のところまで追い詰められていた安定。彼は「結びの響、始まりの音」の世界では、元の主が死んでしまったことに対して、胸にぽっかり穴が空いたような感覚になる、今でもその穴は埋まらない…と、ごく冷静な視点を持って、自分の思いを客観的に語れるまでに成長した姿を見せます。
土方さんを始めとする新選組の面子とのかっぽれのシーンは、幕末天狼傳を愛してやまない私にとっては、もうなんと表現していいかわからないやつでした…。きっと心の内で、元の主たちとの記憶を懐かしむように、本丸で宴をやっていたのだろう新選組の刀たちが、今度は実際に元の主と一緒にかっぽれを踊ることになる…というその流れに、言葉にならない感情が溢れ、見ていてぎゃんぎゃん泣いてしまいました。

この夏の「阿津賀志山異聞2018巴里」では、石切丸が清光に対して「似顔絵を描こうと思ってね」と言い、ニコニコしながら帳面を取り出します。それは「三百年の子守唄」で、此度の出陣で何があったかを書き残しておこうと思うんだ、それには挿絵があった方が読みやすいだろうと思ってね、と穏やかに語っていた、石切丸の姿をなぞるものでした。

他にも、過去作と同じセリフがさりげなく発せられたりするなど、数えればきりがないほどに、作品同士の繋がりを体感する場面は沢山あると思うんですが。
あくまでもひとつのシリーズとして、刀ミュという世界、本丸のことをまるごと大切に描こうとしてくれるからこそ、見る側がこうして追いかけて、長く楽しめているんだなぁと感じます。
新作を見る中で、大好きだった作品の息吹をまた感じることができたり、過去作の世界を踏まえた上で成長した刀剣男士に再会したりできる喜びは、やはりシリーズとして確固たる世界観が構築されていてこそだなと。
しかし歴史の知識の話とおんなじで、過去作を観ていなければ楽しめない、ということも全く無くて、その点でもとにかくバランスに優れているんだなと感じます。

◆4.出てくる六振りそれぞれにきちんとスポットがあたる

その他に、刀ミュの脚本に関しては、優れた「群像劇」としての一面もあるなと思うんです。
毎回、刀ミュの本公演に出陣する刀は、ゲーム編成どおりの六振りに限定されていますが、六人というその少ない人数だからこそ、きちんと一人ひとりのことが丁寧に描かれているのかな、という風に感じます。
もちろん、どの作品にもそれぞれ、話の中心軸となる男士は出てくるわけですが、そうじゃない子達のことがおざなりにされるかというと、全くそんなことはなくって。

例えば幕末天狼傳では、元の主である沖田くんのことを強く追い求めてしまう安定と、贋作と真作との間でわかりあえずにいる虎徹兄弟、計3人が主に話のメインでした。しかしそれ以外の3人にもそれぞれ、どんな思いでその場に居るのかがきちんと語られているなと感じるシーンが沢山あって。
同じく沖田くんの持ち刀だった清光は、直接自分の思いをセリフで吐露するシーンこそないけれど、「選ばれぬ者」の中で
「今でも思い出す 今でも忘れられない あの人の血の迸る熱 こんな思いは俺だけで十分だ」
とはっきりと歌う。
兼さんと堀川くんは、ぶつかってしまう虎徹兄弟を見守りながら、時に助け舟を出したり、背中を押したり、本丸の仲間として傍でできるサポートをさりげなくやってあげていました。そしてその二人の間には、土方歳三という元の主を介した、唯一無二の強固な結びつきが存在していることも、とても丁寧に描写されます。天狼星を見上げた二人による、差し向かう心は清き水鏡…のラストシーン。最後に「ううん、なんでも」って兼さんに向かって笑み零す堀川くんの晴れやかな表情に、何度泣かされたことだろう。

つはものどもがゆめのあとでは、どの刀剣男士に感情移入するかで、同じ作品であっても、きっと全く違う世界が見えていたんじゃないかなぁと思います。
主や他の男士に黙ったまま、ある意味では行き過ぎたとも取れる単独行動をする中で、移りゆく時の流れの中に生きる「友」にひとり心を寄せる三日月宗近
主の命にひたすらに真っ直ぐであろうとするあまり、誰よりも親しい仲間であるはずの三日月のことを理解できなくなって苦しむ小狐丸。
おっとりとしていてマイペースであるばかりのように見えて、その実穏やかかつ冷静に、三日月のことを見守っている髭切。
兄に翻弄されながら、武士の刀たる所以の勇ましさや強さを、顕現したての身であっても存分に発揮しようと意気込む一方、主からの密命の中身に触れて、今剣をそっと思いやる膝丸。
あの頃の僕とは違うと言い、実のところ阿津賀志山異聞からは明らかに成長した姿で、再び愛してやまない義経に出会うことになるも、今度は自身の「存在」について、過酷な疑問を突きつけられることになった今剣。
いち早く自身と今剣が歴史的に存在しなかったことに気が付き、その事実からどう今剣の心を守りぬくか、優しさ故に迷い、苦悩を続ける岩融
つはものは、恐らく刀ミュの中では今までで一番、構成としては複雑だったと思うのですが、話の軸になっていた三日月だけでなく、上記のとおり六振りそれぞれに、全く違う物語がありました。しかしそのひとつひとつがばらけることなく、最終的には丁寧に重なりあって、つはものどもがゆめのあと、という重厚な作品を形作っていたと思います。
私はその中でもとにかく三日月に感情移入しまくってつはものを観ていて、三日月推しの観点から本当に大好きな作品になったのですが、今剣と岩融の主従ペアが好きな人も、源氏兄弟の二振りが好きな人も、三条太刀としての組み合わせが好きな人も、みんなそれぞれが深く感じ入って楽しむことができる作品だったと、間違いなく言えるのではないかな、と思っています。

上記のとおり、作品を観に行くにあたって、どの男士に思い入れるかというのは、それこそお客さんによって当然バラバラだと思うんです。
私がいつも刀ミュを見ていてすごいなあと思うのは、そんな風にお目当ての刀がバラバラなお客さんたちが集まっているのに、それぞれがいろんな方向できちんと作品に満足して帰ってこられるというところです。
あれだけキャラクター数の多い原作ゲームだから、ものすごく人気のある刀剣男士となると、やっぱり上位層は固定メンツになっているところは当然正直あると思います。だけれど、その一般的な人気の多寡には特に左右されることなく、刀ミュという作品の中においては、どの男士も丁寧かつ平等に、時間を割かれて描きぬかれているなぁと感じます。
単に話を構成するための要素・道具として登場させられている、といった扱いの刀剣男士は、ひとりとしていないんです。
だからこそ、出陣している六振りの中に仮に推し刀がいるのなら、見に行けば絶対楽しめるんじゃないかな、という風に思います。
彼らは全員がちゃんと、物語の中において、存在意義をもち、自分だけの役割を担わされている。
推しにそうして丁寧にスポットが当てられている作品に出会えるのって、原作キャラクターが好きな人にとってはものすごく幸せなことですよね…!

ひとまず「刀ミュの脚本」がいかに好きか!ということを、全力で言葉にしてみました。
しかし読み返してみたところ、どうしても幕末天狼傳への言及が多くなっていることには笑いました。さすがは幕末天狼傳ロスおばけの私!
そして言うまでもく、勿論脚本以外の要素も含めて!刀ミュが!大好きです!!!演出も衣装も美術も音楽も振り付けも、もちろんキャストの皆さんも。
その中でも特に、私にとって一番クリティカルにヒットした要素である「脚本」について、まずは書いてみた次第です。


新作公演が1本のみだった2018年、らぶフェスの千秋楽ではいったいどんな発表が待ち受けているのか、今からすでに楽しみ半分恐怖半分、って感じです。笑 あの楽サプライズには毎度具合が悪くなるよね!
刀ミュ、シリーズとしてはもしかして今年でひとつの区切りを迎えるかな、とはずっと思っていたんですが、どうやら来年以降にも、現メンバーが引き続き出陣する未来は有り得そうで、ちょっとますます読めないなと思っています。今後がどんな展開になっていくのか、今はまだ全くわかりませんが、刀ミュが現在の制作布陣で続いていく限りは、やっぱり追いかけてしまうんだろうなぁ、と思っている次第です。
だって、ここまでシリーズとして好きだなって思える作品に出会えることって、この先そうそうないと思うもの…!
好きなものを追いかけられるというのは、それだけでもう、ものすごく幸せなことです。作品が上演されるタイミングが、自分が追いかけられるタイミングと重なる時点で、ある種の奇跡だと思わないといけないんだと、数年の舞台おたく生活でもう私は嫌というほど学んできているのだった。

これからも、変わらずにみんなに愛される刀ミュの世界に、引き続き出会うことができますようにー!

おしまい

「ずっと」は、いつか変わってく

全く脈絡無いのですが、いつもだいたい1万字くらいのあほみたいなボリュームの記事ばかりあげているので、たまには趣味周辺の全然違うことも書いてみようかな、と思いました。
タイトルどおりの内容です。

時間が経つと、自分の好みや嗜好性が変質していくことは往々にしてあると思う。
わたしはわりと、一度好きになると長い間同じものをしつこく好きで居続ける傾向が強いといえば強いのですが、そうはいっても時間が経つ中で、自分でも気づかないうちに、徐々に感じ方が変わっていくことはあります。

もうまじでだいぶ時間が経ち、ニュートラルな気持ちになったな、と思うのでちょっと書いてみようと思ったのですが、

わたしは過去に、応援していた俳優さんからのいわゆる「降り」を経験したことがあります。

…っていうとなんだかめちゃくちゃ仰々しいけど、いやいや、単に自分がファンでいるのをやめたというだけの話です。
そう、文章で表すとたったそれだけのことなんだけど、自分の中でそれにまつわる様々な気持ちを処理して、自然と落ち着くところまでもっていくのに、なんと1年半ちかくかかったんですよ!文章にできそうかな、という状況になるまではそこからさらに半年。
わたしの元の性格が割とまじめなことが災いしたのだろうと思いつつ、ここまで引きずるとは思ってなかったので、自分でもかなりびっくりしました。
いや、それ以上に、自分が彼のファンでいることをやめた事実に、降りた当時何より一番びっくりしました。いやそんな他人事みたいに。他でもない、自分のことなのに!
なんというかある意味青天の霹靂すぎて、自分のことが信じられなくなり、まじでしばらくの間、呪いのように元気が出ませんでした。それは2016年の秋の出来事だった。
…2016年といえば、わたしはその頃、幕末天狼傳に命をかけて通っていたわけで。新しく出会った「好き」に魂撃ち抜かれ、心血注ぐ勢いで刀ミュに向き合っていたのですが、それと同時にふとした瞬間「私、なんで気づいたら彼のファンじゃなくなってるんだろ?」という謎の自問自答に揺さぶられるという、それはそれはしんどい秋を過ごしたものでした。
それからちょうど2年たった今、いい具合に時間が解決してくれたことも多くって、文章にしようと試みている次第です。


彼のファンでいる頃の私は当たり前のように、観劇の理由の最優先に「その俳優さんが出ている演目である」ことを置いていて、むしろ観劇するにあたってそれ以外の動機を探すほうが難しいくらいでした。作品を観に行きたいからではなく、彼を見るためにチケットを取っていた。
そう、今でこそ2.5次元の人気演目には、作品に対してのファンがたくさんついているけど、2013年~2014年頃はまだまだ「好きなキャストが出ている演目が、たまたま2.5次元だから観に行っている」っていう観客の方が、圧倒的に多かったと体感として思います。
いや勿論、私自身今だってキャスト目当てで作品を観に行くことは当たり前にあるし、そういうお客さんは当然変わらずに沢山いることも理解してるんだけど、「劇場に来ているお客さん全体に占める俳優ファンの比率が、今と数年前とじゃけっこう違う気がする」といったらいいでしょうか。
現場にいて、明らかに若手俳優のおたくが観客の大半だなぁと感じることが、今よりも多かったんですよね。そもそも舞台を観に来る人の絶対数が全然少なかったはずだと思われます。
今は当時に比べると、「俳優さんのことはわからないけど、舞台はあまり見ないけど、この作品が観たいから来た」というお客さんの数が、めちゃくちゃ増えてると感じます。まじで。
個人的に、刀ミュとハイステが始まった2015年の秋~冬あたりが、2.5次元がひとつのジャンルとして認知度を高め、一気に新規層を獲得した潮目だったと思っています。
それ以前は、今でいう刀ミュ・刀ステ・あんステのような、界隈を席巻するほどの熱い盛り上がりを見せる演目って、そこまで見当たらなかったのではないかなぁ。
盛り上がりという意味ではそれこそドルステがすごかったよね、とかそういう話になってくる。


…若干話がそれましたが。私が元々好きだった俳優さんを推していたのは、そういう時期、テニミュでいうと2ndシーズンの終盤+終わってしばらくくらいの期間。いろんなことが「前夜」という感じだった期間でした。
具体的な長さとしては、2013年の春から、2016年の夏にかけての3年半弱。
その当時、けっこうな熱量を持ってファンをやっていたような気がします。
基本的に、彼を応援すること、特に彼を通して出会った舞台作品を見ることが、純粋にすごく楽しかったです。
私がファンになったのは彼がテニミュを卒業した後だったのですが、その時期の彼は若手俳優の中では珍しく、むしろ2.5演目に出ることの方が少なくて、かなり渋めの演目に出ていました。そしてそれがまたことごとく、贔屓目なしに作品として面白かったんですよね。今でも好きだな、観たいな、と思えるものばかりです。
その点に関しては、なかなか自分からは足を踏み入れない世界で新しく良質な刺激に出会えたという点で、本当に恵まれていたし、良い観劇経験をさせてもらったなぁと思っています。
若手俳優を語る上では避けて通れない、いわゆる接触の機会については、正直あまりイベント事の運営が得意な事務所ではなかったので、「回数はそこそこあるけど、なんだかなぁ、うん…」みたいに思うことが基本だった印象ですが、事務所のあれやこれやについてはぽろぽろ文句を言いつつも、バスツアーとかファンイベントとかに参加して、普通に楽しんでました。
写真集が出たりもしたなぁ。リリイベいったなぁ。最近もっぱら独壇場かというレベルにHMV渋谷での開催が多いけど、あの頃は新宿サブナード福家書店が一番多かったような気がするなぁ。


で、ここからが本題ですが。
私はこの調子で文章を書くのが種類を問わず大好きなので、その俳優さんに、いわゆるファンレターをマメに書いてたんですよね。
書き始めたきっかけは「応援していてがんばってほしい、楽しい時間をくれてありがとう!という気持ちを伝えるのに、他にできることがない…」と感じたからでした。
初めて観に行った舞台のたぶん2回目の観劇で、すでに手紙を書いたような記憶があります。一度書くともうそこからは習慣のようになって、ほんとよう書いたな。という量を3年半弱で出したと思う。
彼のファンになったばかりの時期、つまりはわたしが舞台おたく・若手俳優おたくとしてデビューしたてだった頃に、友人から「手紙は自己満、プレゼントはお供え物と思え!」っていうありがたい教えを授けられ(←言った本人は忘れてそうだけど笑)、じゃあ自己満なんだとしてもせめて、なるべく元気が出て仕事がんばろうと思えそうなことを書くようにしよう!と張り切っていました。その数年、私が手紙を書く上でのキーワードは「滅私奉公」で笑、自分の都合は置いといて彼のためになる手紙を書きたいなとマジで思っていました。


そしてね、その数々のファンレターの中で私、たぶん
「ずっと応援してます!」って、何度となく書いてたはずなんですよね。


…なんだけどな~!

全然、ずっとじゃねぇじゃねえか!!!!!!

って今となっては思うので、その点については、やっぱり申し訳ない気持ちになったりするんですよね。最近はもう、さすがにそれも薄れましたが。


いや~、でもね、まじでね、「ずっと」ファンだと思ってたんだよ。その時は。
でも、なんと「ずっと」じゃなかったんだよ。驚くよね~。
私もそんな風に思う日が来るなんて、当時はこれっぽっちも思っちゃいなかったんだ。


嫌いになったわけじゃないんだけど、もう前のようには好きじゃない、っていうその事実の残酷さを思うけど、ゆうても本質的にはファンって勝手な生き物なんですよね。
だって、勝手に好きになって勝手に離れていくんだから。…というのは、飲みの場で出会ったとある人の言葉なんですが、これを聞いた時「いや、まじでそうやな」と思いました。

でも一方で、その時に掛け値なく「ずっと応援してる」って思ってたから、それはそれでいいんだろうな、とも思います。
その当時、ずっと応援してる、好きなんだ!と思ってたんなら、それが私にとっての事実だったのだと。本音をセーブする必要があるはずもないので。
私がそうして、せめてその時に応援してたなにがしかが、1ミリでも彼の役に立ってたらいいんだけどなぁ。と思うんだけれど、実際のところどうだったかがわかる日などは、永遠に来ないのでありました。


こういう経験があったので、私はこの先誰かに対して「ずっと応援してます」って言葉は、もう使わないかな、と思うようになりました。

「ずっと」は、いつか変わってくのだって、身をもって図らずも体感してしまったから。
誰かを応援する自分の気持ちすら当てにならないんだと、思い知ってしまいました。
本当に、絶対、なんてないんだよなぁ。
だけど長年同じ人のファンを実際に続けている人は沢山いるんだよね。まじですげーなぁと思っています。だって、私にはそれはできなかったから。


応援するって、自分がそうしたいと思うからすることであって、好きになったことに義務は生じない。
だから、誰かのファンをやっていくなら、
「ずっと、じゃないかもしれないけど、でも今この瞬間、すごく応援してるぜ!好きなんだぜ!!!」
…くらいの感覚が、一番ちょうどいいのかもしれないな。と最近では思っています。
未来の約束はできないし、保険をかけることもできない。
誰かのファンでいるならば、推すならば、できることはやっぱり「今、ここにいること」だけなんだなぁ、と感じる毎日なのでした。

トータルとして、結論、今は今しかないから、悔いのない観劇ライフ&推し活をしていきたいものですね!!!…という具合にどんどん、刹那的になってしまわざるを得ないのですが、でも心からそう思うし、先のことなんて色んな意味でわかんないんだから、他にできることなんてマジでないんだよね。
後から振り返ったときに「悔いがなかった」と思えるのがきっと一番ハッピーなんだろうな。
彼を応援していた期間については、今考えてもとくにこれといって悔いは残らなかったので、そういう意味では良かったのかもしれないな、と思います。

このあたりの話、書いてみてちょっとスッキリしました。ちょっと振り返り欲が生まれたので、そのへんを消化したかった感じです。
なんというか、自分がどんどん古い存在になってってるのを最近すごく感じるんですよ。
日常的に目にする若手俳優の名前、知らない子がどんどん増えていっている。一方私はといえば、いつまでたってもテニミュ2ndシーズンをやっていたころからどこか頭が抜け出せないままでいる、だけどそんなテニミュも気づいたらもう3rdも終わりに近づいていて…ということに、愕然としたりもして。
いやこりゃほんと時間経っとるわ~と焦り、ちょっと自分の観劇ライフの前半を振り返って、今書けることを書いてみようかな、と思った末に生まれた文章でした。

なんかよくわからないものを読ませてしまってすみません。笑 おつきあいありがとうございました!

おしまい

刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里 今更ながら振り返りの感想(二部パート)

いったいどれだけ寝かせておけば気が済むの!?という感じだったのですが。
…あつかしぱりの振り返りを!やるぞォーー!!!!!涙 という決心をしました。
その公演に向き合っていた気持ちの時にしか書けない文章というものが、やっぱりあるなとは常々思うんです。千秋楽は8/19なので、言うまでもなくもう書くにはとっくに遅いんだけど、それでも一度、振り返る何かを残しておきたい一心で書き始めています。

とりあえず、テンション高く行けそうな二部から着手してみることにしました!
そして「短く・簡潔に・面白く」みたいな機能、わたしが文章を書く上では一切ついていないので、ただただ気持ちの赴くままに叩きつける、行き着く先の見えない文章になります!つまり長いしそんなに面白くないよ!!!(という言い訳)

今回の楽曲リスト、千秋楽の数日後には公開されていたんですよね。「えっもう発表されるの!?早い!」って思ったんだけど、公開のタイミングが早かったわけではなく、阿津賀志巴里が17日間・25公演という、刀ミュの公演としては比較的短期間に上演されたため、そういう風に感じたのかもしれない…。改めて公演カレンダー見て「少なっ!!!」ってなったもの。本当に、なんて一瞬で終わってしまった夏だったんだろうか…。
STAGE INFORMATION | ミュージカル『刀剣乱舞』公式ホームページ
そしてこのリンクをとって来ようと刀ミュ公式サイトのトップへと飛んだら、とうの昔に桜の舞わなくなったその光景にまた心が痛みを訴えた…!涙

以下、曲ごとに感想振り返り、いってみようと思います!

今回、そもそもオープニングが幻想即興曲から始まるのがマジで最高すぎました。
巴里!!!パリ!!??いやそんな、のっけからいきなりParis!!!???ってなって、初回観劇したとき、びっくりして息をのみました。
いや、ショパン、そうかなるほどね!?となりつつ、刀ミュの演出において既存の有名な曲をもってくるというのがめちゃくちゃ意外だったのですよ…!いやでも、粋なことしますよねぇぇ!!!
幻想即興曲、実は個人的にものすごく好きな曲でして。大学4年生の時に出た人生最後のピアノの発表会で演奏したという、とっても思い出深い一曲なのでした。私にとっては過去最高難易度で4ヶ月以上は練習が必要だったので、弾けた時は嬉しかったなー!
っていう、ごく個人的な感傷を挟みましたが、とにかく幻想即興曲のあのアレンジ、本当にかっこよかった~~!!!という話でした。
パリのお客さんにもきっと馴染みがありまくるだろう一曲、現地での公演当日はどんなリアクションだったのかな?って想像したりもしました。
高い音域まで一気に駆け上っていったピアノの旋律が煌めきながら降りてくるあのフレーズに合わせて、男士ひとりひとりにスポットライトがパッ!っとリズミカルに切り替わって当たっていく演出、最強にかっこよかったです。

そしてそのメロディが鐘の音に徐々にバトンタッチされてゆき、そこから始まるイントロは、

◆Lost The Memory

こっれもさぁ~~~!!!ほんっっと、かっこよかったよね~~!!!!!!!!(※語彙を失うのが早すぎる。)
出だしでバシッと勇ましく刻まれるリズム、そして最後は急に転がっていくような16分音符で終わるイントロ、その諸々に合わせてペンライトを振るのが…もうね、心底楽しかった…。うぅ、思い出しながら書くことになるから、早速もうロスい、しんどい。
歌い出しは清光からでしたね。「時を告げる鐘は孤独を分かつ子午線」っていう最後の「子午線」は、そういやようやくディレイ配信で聞き取れました。今回、観た回数の割にまじで歌詞が頭にはいってこなくて。視界に夢中すぎた。
「癒えない傷の意味」とか「繰り返す輪廻に似たその」とか、断片的なフレーズだけが頭にこびりついている感じで、曲の全体を構成することがまったくできません。笑
Lost The Memoryに関してはとにかく「その記憶 解き明かせたら」の、「記憶」にあわせてこめかみを指差すあの瞬間が好きでした!
あとCメロからのサビにつながるパートがものすごくたまらないやつで…Cメロで、自分のソロを歌い終えた清光が両腕を広げながらくるっと華麗にターンをして、片膝立ちで客席に背を向け、階段上の三日月を見上げる形で座るんですけども、そうして見上げられている三日月はというと、「祈りよりも強くただ」のところでぐっと清光に向かって手を差し伸べるんですよね。途中からそのタイミングにあわせて、清光も立ち上がって手を差し伸べ返すようになってて、なぜか唐突に差し向かう二振りだった。
このねぇ、青と赤の二人が並んだときの「双璧」感が、もうほんっっっとうに、好きなんですよね。。。揺らがない刀ミュの二枚看板だよね。もはや視界が華美って感じでした。魅力のベクトルがまったく違う方向だからこその「双璧」なのかな…。と彼らを見るたびに思う。文句なしに最高。。それが見られない今年のらぶフェスはやっぱり切ないですね…まさか、清光がいないなんて思いもしなかった。(しかしそのかわり流司くんに決まっていたとてつもなく大きなお仕事は、全力で応援しています!チケット未確保だけどな!!!)

曲の方向性は、むすはじの一曲目「Secret Sign」にちょっとばかし近いのかな?と感じたりもしました。
ラブソング要素が薄いというか。いや「もう離さない」等の歌詞もあるからジャンルとしてはふつうにラブソング?だとは思うんですけども。(なにと比較してるかというとCan you guess what?と比べていました笑)
切なげに甘くハードボイルドって感じです。うあ~~、好き。

◆In My Light

なぜか刀ミュのライブ曲は毎公演2曲めにハマりがちなわたしですが、阿津賀志巴里もこの曲がいちばん好き~~~~;;!!!だって、とてつもなくエモいよ~~~歌詞もメロディーも!!!エモいと言ってしまうと思考停止な感じがするからちゃんと言語化もしたいんだけれども!!!!!
メロディーが個人的泣きメロに認定されるラインに属しておりまして…!Bメロ→サビにかけての流れが最高だ!!!
そしてサビのラストの「照らせIn My Light!」という歌詞の、力強さたるや。
なんだかとってもteam三条with加州清光っぽい楽曲だなぁと感じたんですよね。
刀ミュという世界を引っ張ってきた彼ららしい印象を受けるというか。
苦しいこと、つらいこともどうしたって色々あるけれど、それでも自分たちの力で前を向いて、未来を切り拓いて行こうという、眩しくてまっすぐな意思を感じるような一曲でした。それこそまさに「刀ミュ」らしいなとも思いました。
その世界観が、トライアルから2年半後の成長した姿を見せてくれる、今の彼ら自身にダブったりもして。

そして何より、この曲とにかく振り付けが、容赦なくかっこいい。かっこいい寄りに思い切り舵を切った感じのスタイリッシュなダンス、しかしそこに本山さんらしいチャーミングさも当然プラスされているという…もうそのさじ加減が絶妙で、ただひたっすらに大好きなやつでした。
「消せない光がここにあって」の「ここ」で自分の足元を力強く指差す三日月がちょーーかっこよかったな…。まさしく自ら光り輝くというその様子を端的に表わしていたな…。
そしてそのサビの続き、「立ちつくす日だって」の歌い出しで、後ろ脚に体重をかけてくいっと一拍だけ、後ろに傾ぐ感じの清光が、また超絶好きなやつで。あーーーこういう動き、これが私がみたい加州清光ーー!!!ってなっていました。

ここで唐突に三日月について書きます。(ほんと唐突だな)
わたしこの曲で第二形態になった三日月がめっちゃくちゃ好きでして!!!…え、だってほんと、あほみたいにかっこよくない!?あの人、ただのかっこよさの権化だったよね!!!??笑
衣装の色使いがまさに「巴里」になってたのがまた好きだったんですよね。確かに三日月は一部衣装の時点でトリコロールの3色が元々ばっちり揃ってるんだもんな~。そりゃ、色使いで巴里出陣背負っちゃうよね~!?って思いながらみてた。笑 体の前、左側に垂らされた赤い細いベルトがアクセントになってて可愛かったんです!
細身で長袖のナポレオンジャケットに黒い手袋は、あまりにも似合いすぎてて反則でした。ウエストにかけてのラインもギリギリまで絞ってある感じで、そこに合わせた白いミディブーツ、スタイルの良さが暴力的に引き立っていた…。ボトムの色も一部衣装とおんなじグレーのグラデーションになってるんだよねー!!そんなかっこよすぎる衣装で、あの意味のわからない程に美しいお顔で、誰よりもおじいちゃんなはずの天下五剣が元気いっぱいにシャキシャキ踊ってるその様子、見慣れたけど見慣れないよ…笑!!!
とにかく「手脚なっげぇ!体うっす!!!」ってなる衣装だった。いやー似合ってた似合ってた。その格好でかっこいい振り付けを踊り倒すものだから、今回ほんと、最っ高~~~!!!でした。
つはものの衣装も素敵だったけど、つはものはやっぱり源氏兄弟をメインに据えてのデザインだったようなので、源氏兄弟=回転多め→ドレープ多用のゆったりしたシルエットだったんですよね!なので体そのものの動きというより、裾や袖が翻る残像込みで計算されたデザインだったというか。今回はそれとは対照的で、シャープかつ現代的なイメージを受ける衣装で、今回の公演曲のトーンにもすごく合っていたように思います。
この間、装苑の刀ミュ衣装デザインをされている方の記事を読んだんですが(あ、上記のつはものの衣装についての話はそれを踏まえてます、三浦くんの動きを引き立たせる狙いがあったそう)、公演の企画のかなり早い段階からデザインが起こされて、それが現場にすぐにフィードバックされて時にはキャスト自身の意見も取り入れられて完成されていく、っていう一連の流れにまじで感動を覚えました。細かいところまでこうしてこだわりぬいて作られているから、観客としてここまで満足できるんだよな…!
袖の長さはけっこう男士それぞれにバラバラで、清光は半袖だったよね。後ろの裾が燕尾服みたいなスタイルになってるのがめちゃ好きでした。少しタックをたたんである感じの、サイド~後ろにかけての裾がつくる曲線のラインが可愛くてさ~!!!衣装の中での赤と黒の配分も絶妙で、あの姿でらぶフェスに出てくれるのを…見たかった…!!!(話がまた途中に戻っている)

あと清光といえば、間奏のところでの岩融によるリフトがありましたよね!あれ初見のときかなりびっくりしたけど、初めてやったのは公演も残り半分を切ってからだったような気がします。(ツイートたどれば正確な日付もわかるんだけど、面倒でやっていないのであった。)
岩融と清光の体格差がありありと浮かび上がると言うか、抱える方も抱えられる方も、二人とも揃って軽々、らっくしょ~!って感じで。身体能力がありあまっていた。そしてそもそもリフトの高さがものすごかったよ。だって清光、岩融の肩より上のラインを舞ってましたよね…!?宙を切り裂く一連の動きがとても鮮やかでした。その二人の組み合わせが、そもそも新鮮だったというのもあるよね!

◆断然、君に恋してる!

はい来ました名曲!!神曲!!!これもまじでめっちゃ好き!!!好きすぎた!!!
楽曲の素晴らしさにもはや客席で感動していました。石切丸・岩融・今剣の3人が歌う曲としてのバランスも完璧だし。歌詞がウルトラキュート、振り付けも超絶かわいくて、メロディがあまりにもキャッチー。そしてつけられていたタイトルが「断然、君に恋してる!」だなんて…もう、トータルでとにかく完成されすぎている!!!
この曲、聞いてると客席で自然と笑顔にあふれてしまいます。いやだって、こんな楽しい曲ある!?むすはじのBrand New Skyと同じ感じの、ただただひたすらに「楽しい!可愛い!幸せー!!!」ってなるタイプの、多幸感が爆発してる一曲だったなと思います。可愛くてテンポ速めで弾けてる系の曲って、刀ミュだと意外に少ないんだよね。
サビの「もうむ~り!」「ほんとむりー!」に合わせて、両手に持ったペンライトをばってんにするのが、も~楽しくて。そうやってるとたまに舞台上の三人の誰かと目があってニコニコしてくれたりもしました。(全力で楽しんでるよ~~!!!っていうリアクションを客席から明確に返せるという意味で、意外にこういうのも役に立つのかなって思ったりした。楽しんでるんです嬉しいんです!というかんしゃの気持ちがつたわると、うれしい)
ディレイ配信を自宅のリビングで見てたら通りかかった旦那さんが「これは間違いなく神曲」とコメントを残していったんですが、初見でそう思わせる引力はんぱないですよね。
とにかく三者三様に魅力が炸裂してた。石切丸、ちょっとコミカルな曲調が実はすごくハマるよね!岩融と今剣は、SA・KA・ZU・KI華兄弟で開花させたのと同じ方向性の表現力を遺憾なく発揮してました。
とくに今剣ちゃんに関しては目まぐるしく表情を変えて歌い踊るさなかに、ものすごい勢いでファンサを繰り出しまくっていてなんかもう、すごかった。舞台上からファンサのちからで主たちのハートを射止めまくっていた。なんならときおり息の根をとめていた。笑 清光と今剣の舞台上からのファンサのロックオンっぷりには、何度見てもひぇ~~!!!ってなります。
この曲、らぶフェスで絶対やると思うんですけど、わたしぜひここに脇差の3振りと源氏兄弟を加入させてほしいんですよね…。いや、めっちゃくちゃ似合うと思いませんか!?特に青江にこの振り付けで踊ってもらいたすぎるよ!!!(膨らむ夢)

◆Timeline

…切なかった!!!もう、この一言に尽きる。。何度聞いても切ない時間だった。
何度か、その回が初見と思われる小狐丸推しの方が隣だった時があったんだけど、やっぱりサビの途中で声がハッキリ聞こえてくる瞬間に、体が固まって泣き出しちゃう…という様子をそのたびに見て、余計に私も泣きそうになったりしていた。。
この曲に関しては、
・とにかく切ない、サビで声が聞こえてくるとうっと胸が詰まる
・三日月、徹頭徹尾歌がうまいのでぼんやり聞き惚れることになる
・あと顔がいつ何時もおそろしく綺麗すぎて意味がわからない
・とか思っていると終盤黄色いスポットライトに泣かされる
・しかし最後いきなり三日月がめちゃくちゃ踊るからびっくりする
みたいな記憶で構成されています。(※ひどい)
二人だったら、どんな演出だったのかなぁって思いを馳せながら観ていたな。
でも、らぶフェスできっと完成版が確実に観られることになると思うのでね!それを楽しみにしよう!
そして三日月、とにかく歌がお上手で。。。まりおくんどんどん歌上手くなるからびびりますよね。元からうまかったけど最近の伸び率半端ないな!?ってびっくりしてしまう。
曲じゅうずっと、なんともいえない、いいお顔をしながら歌ってましたよね…小狐丸の声が聞こえてきて、はっと気づくような表情をした後に振り向いて、また前を向いて切なげに微笑む一連の流れ…の、顔の美しさ!!!!(おい結局それかい)
ところで私、ラストで三日月が手で狐作ってることにディレイ配信で気が付きました。え、まじで?なった。いや、私15回も何みてた?なった。(答え:多分、ひたすら顔を見ていました。)
あれ、別に楽だけやったわけではない、よね…?笑

◆言の葉

…ぎよみづーーーー!!!!!!!!涙
イントロで斜めにステップを踏みながら前進してくる清光からして、もう始まった瞬間に100点満点なんだけど…
↑何を言ってるのか急にわからない文章になったね。いったん落ち着こうぜ
いやもう。単騎でも聞きましたけれども。やっぱり、加州清光のソロはいつだって最高だった、何者もその域を侵すことはできないといった風の、総隊長の不動の貫禄を見せつけるソロでした。
この曲もとにかくリズムに合わせてペンライトを振り分けるのが好きでずっとやってました。なんかもう、清光を前にしてそれ以外にできることがなくて…(?)
たとえばBメロの「もしも君の 心のかけらを」とか、サビの「瞳に映る 君は霞んだ空の向こう」では、伴奏のメロディのリズムにぴったりと合わせる感じに、サビのラストの「ひらひら 重ねた」では、歌詞の刻みどおりに…っていう具合に、細かく振るタイミングを変えていました。なんかもう体が自然と、そうリズムを刻みたい!というふうに、動いてしまうんじゃよ…。そういう勝手な思い入れを持ってその時間を楽しめるのもライブの魅力のひとつだよね!!!あと同じタイミングで振ってる人(※たくさんいる)をみて「同志よ」ってなったりするのもたのしい。

そして清光、もう何回同じことを言っているのか最早わかりませんが、なんであんなに色っぽく中性的な空気をまとって踊れるんですかね?心からそれが謎すぎて…いやおかしくない!?!ってなる。。
だって、中身は23歳のどちらかというとヤンキーみあふれる、おとこのこなんだよ…。まじでどういうことなの…?
特に顔の前に手をかざしてみせる仕草とか、艶めかしくて、悩ましげで。。この曲に関しては、可愛いというよりも終始美しかったです。
途中で椅子が出てきたときは「本山さん、佐藤清光+椅子の構成すきすぎるやろ!?」ってちょっと笑いました。でも仕方ないよね。はちゃめちゃ似合うんだもの…!!!
最後に薔薇の花をそっと手向けてみせる清光、その周りには周囲から深紅の花びらがふぁっと散らされて…いやまじで、色っぽいが過ぎるやろ。自重して!!!そんなことしたらひとさらいに遭うから、気をつけてね清光、と本気で思いました。深紅の薔薇よ永遠なれ…みたいな気持ち…。
でもさ~!そんな風にどセクシーに歌い終わるくせに、降り曲になった瞬間無邪気にぴょーん!って椅子から降りてるのがまった、かっわいかったんだよね~!!!(そして結局可愛いで終わるんかいという)

◆回がわり:だいすき/365色/Looking for your Love

今回の回がわり曲、3つすべて大好きでした~!どれもミドルテンポの明るい曲で!!!だけど曲調が似通いすぎてることもないのも良き!
さんざんツイッターでも言ってますが、わたし降りのバラードがそんなに好きじゃなくて~というのは単純な理由でして、客席でワーキャーしづらいからです。笑
しっとり歌ってるさなかだと、自然とこちらの気持ちもおとなしくなってしまうというか…!笑
あとは曲のテンポに合わせて動く分、男士たちの歩くスピードが遅くなる=一箇所にとどまりがちになるため、推しがまったくこっちに来ない!となる危険性も高く、メリットが薄いように思えるのでありました。
その点、今回の降り曲ラインナップには大満足でした!全部聞いてて楽しかった。勝手に顔がニコニコしちゃう系の曲調でした!
どれが一番好きか考えたんだけど、選べないんだよね…僅差でLooking for your Loveかなぁ!?サビで入る手拍子が可愛くて!!!
…まぁ降りに関してはそのあいだじゅう、とにかく推し会いたさに必死なんですけどね!!!

降り曲なので唐突にファンサについての話をしますが、わたしマジでファンサは「運」だと確信しています。別に通路席にいたからってラッキーに恵まれるとは限らないし、思いっきり埋もれてる席でも思わぬ形でファンサを受けられたりする、往々にしてそんなもんだからです!
うちわを工夫するなどの努力はもちろんできる。だからこそ事前準備としてそこには心血注ぎまくるんだけど、にしたってそもそもが「チケットに当たる・ファンサが貰えそうな席に恵まれる・降りガチャに勝つ・推しの気が向く」という要素を揃えないといけないのですから。これが運じゃなくてなんだというのだ!?笑
でもちゃんとファンサをもらいに行こうという姿勢がないと実現しないのも事実ではあって、そこもやっぱりものすごくポイントにはなってくるのでした。
わたしは幕末天狼傳のとき、まだまだうちわを持つことに照れがあって、清光に対して「~して」系のうちわをどうしても持てませんでした。なので17回行ってても、いわゆる確定のファンサは0回。そりゃ~そうだと今ならわかる!
阿津賀志巴里でようやく、うちわへの明確なリアクションだなって実感できるファンサを清光にしてもらったんだけど、そのラインナップは「小首傾げて」「指クルクルして」「ほっぺたぷくっして」の3本です。…いや、ひねりすぎだろ。
そんな変なうちわにも完璧に応えてくれる清光、やさしすぎる。ありがとうすぎる。ありがとう…。
友達の話を聞いてても「えっそんなことまでしてくれんの!?」っていうのがボロボロ出てきたので、改めて加州清光のファンサ能力の高さに震えました。
それにしても、今回死ぬほどうちわ、作ったな…。たぶん15~6面は作ったのじゃないかな。控えめに言ってもあたまがおかしいですね。だって作るだけ作って使わなかったやつとかあるんです。え、なんのためにつくったの?笑
でもそのバカみたいに必死なうちわづくりまでを含めて、かけがえのない、夏の思い出なのでした…!涙

◆漢道

この面子でやるなら…やっぱり、漢道だよね~!!!って、これも初回観劇のときほんとテンション上がりました。獣ではないだろうな、と思ったの、やっぱり漢道だよね、濡れた眼差しで突き刺したり醜い嫉妬を切り裂いたりしてこそのteam三条with加州清光だよね!!!(?)
振り付けも変わってなかったし!ただ紐は謎の進化を遂げており、めっちゃ太くて紅白のめでたい感じのやつになってた!!
あれを見ると私はどうしても神社の鈴からぶら下がっている紐を連想してしまうんですが…しないですかね?笑
漢道に関してはもう、体が勝手にペンライトの振りを再生しだしますよね。生で何回聞いたんだろうこの曲…?刀剣乱舞の次に聞いた回数が多い曲になるはずだね!?
刀ミュにおけるライブの原点のひとつを感じられる気がして、そういう意味でも大好きです。この曲をライブパートに入れようって思いついた時点で勝ちだなぁって思う…
「もう迷わない!」に対する\キャーーー!!!!!/も、ほんと何回だってやりたいものね。また黄色い声を上げることができて、嬉しかったよ;;
漢道まで来る頃には絶対体力が限界に近づいているはずなのに、男士のみんなが全員ほんとに楽しそうに歌って踊ってくれるから、観ている側としては、なんかもうひたすらに、「ありがとう!たのしい!わーー!!!!涙」って感じの気持ちになる。。この感覚をまともに文章に紡ぐことができないんだけれど、純度の高いキラキラした「楽しい」という感情が、とにかく胸の内にあふれそうに宿るのでした。そういう時間をくれる刀ミュのことが、わたしはやっぱり心底好きなんだなぁ、と思います。

だいぶ時間をあけてしまったぶん、長い割に対して面白い文章にならないんだよな~!だって言いたいことがありすぎるんだけど、もはや何を言葉に載せ替えていったらいいのかわからないんですよ…。昨日の夜に着手して、書いたり消したりを繰り返し、もうなんだかんだ5~6時間は費やしている気がする。何回読み返してもどうするべきかわかんなくなってきたので、最終的には投げやりに更新しました。笑
そんな駄文ですが読んでくださった方、まじでありがとうございます。
一部について書けるか自信があまりないんですが、とりあえず二部についてはこんなかんじで!
はーーーーーー もっかいみたい!!!!!!むり!!!!!!!!

単騎をみて、刀ミュの加州清光のあり方について思いを馳せてみた(わりと中の人の話)

タイトルどうつけたらいいのかわからなくて、結果、めっちゃ雑~!笑
いや~~~あの。単騎出陣2018にね、行ってきたんですよ(※知っとるわ)
昨日の夜、初回の感想はとりあえず叩きつけてきたんですけど…!
今日(9/17)にマチソワして私の単騎2018はトータル3回であっさり終わりを告げてしまったんですが、なんていうか改めて「加州清光はすごい」という気持ちがこみ上げたのでちょっとだけ文章を書こうと思う。。
なんていうのでしょう、じっくり90分間清光だけを見てきた結果、なんだかいろんなことを思い知らされて帰ってきた、って感じで、ちょっと軽く放心ぎみです。
今回はレポとかではなく、とくに行き場のない独り言です!
そして清光の話というより、たぶんだんだんと流司くんの話になります。


とても唐突な話をしますが、そしてこれはきっと舞台上の清光をガチの視線で追いかけたことのある人になら伝わるかなって思うんですけど、
あの…清光とは、まじでめちゃくちゃ目が合いませんか…?笑
いや勿論、勘違い乙!な部分もあるけど、にしたって、それだけじゃ片付かない現象だなってずっと前から思ってて…!
なんていうのかな、「ぎええ~~清光ほんと世界一可愛いやばいむり死ぬ~~;;!!!」っていうテンションで、必死になってこちらが清光を見つめていると、それに対してステージの向こうから何らかのリアクションを返してくれている…ように錯覚させられることが多々あるんですよ。
意識的に真正面から突き刺してくるような視線が来ることもあれば、後ろに振り向く直前に一瞬強く視線を残されたり、あれさっき目があった?いや~気のせいだろ!って思った直後に再び目があって、ニヤッて微笑まれたりとか。こういうかんじで、2年間で出くわしたいろんなパターンがあるんですけど…きっとこういう経験がある人は他にもたくさんいると思っている。
いや、ほんとそんなにお客さんの顔って見るもんなの?!ってくらい、強烈に見てくるんですよね。
そしてその視線の配り方がほんとーにあちこち、まんべんないんです。座席位置がサイドだろうがセンターだろうが、目に見える範囲であれば、それはすべて清光の射程範囲内!
なので「あ、今あのへんのお客さんが視線でころされたな」とかも、正直見ててもすぐわかりますよね!?
あそこまで明確に客席に視線ぶっ刺していく子、刀ミュの他のキャラクターでもなっかなかいないと思うんですよ。多分、見てる感じだと次点は今剣なんじゃないかな…!?(個人の感想だけど)
多分、清光、というかまぁ流司くんはそれをかなり意識的にやっているんだと思うけど、あれだけ押しも押されもせぬ存在感で真ん中に立っていながらも、そういうところ絶対に手を抜かないんだなって、そのことにまず圧倒されちゃうんですよね。
誰からも間違いなく愛されている、刀ミュのシンボル足り得る存在に間違いなくすでになっているのに、そこで満足することはないというか。常にできることを全部、出し惜しみせずに客席に対してぶつけることで、俺についてこいよ!ってしている感じが、とてもする。
言葉遣いに語弊があるかもだけど、刀ミュの加州清光はとにかく「お客さんを勘違いさせて幸せにする」能力に、めちゃくちゃ長けていると思うんです。
こちらの愛(※重い)が、向こうに届いたかもしれない!?って、思わせてくれる力がものすごくあるなって。それがひとつ清光に特徴的なところだなぁって、個人的には感じるのです!


で、その理由をずっと考えてたんだけど、なんていうか佐藤清光は「自分を見に来てくれた人のことを、絶対に満足させて帰そうとしている」のかなぁっていうふうに思ったんですよね。
俺を見てくれる主のことを、俺もちゃんと見てるからね。的なかんじの、まさに「見つめてくれるなら」なスタンスなのかなぁと。
さらに、もしかしたら「今はそんなに俺に対して本気じゃない人のことも、今日で絶対にファンにして帰してやる」もある、のかもしれないと…ちょっと、いや正直なところだいぶ、思う。笑
絶対に機会さえあれば他に推しがいる人を釣って落とすにちがいない。と思ってみている。
うん、やっぱ刀ミュの加州清光って、すごいんだよね…。
本当に世界一可愛くて、まぶしくて。そのひたむきさ、見ていて胸がくるしくなる。


このミュージカル刀剣乱舞の「加州清光」というキャラクターを成立させるにあたっては、流司くん自身が持ってるものが本当に全て、プラスに作用しているように思うんですよね。
お芝居のうまさはもちろん、身体能力と歌の能力値の高さ・伸びしろに始まり、先述の、視線を突き刺してくるあたりの、ずるさすら感じるほどにこちらを引きつける力。とにかく「魅せる」力がものすごくある。
流司くんが加州清光を演じるって発表された2015年の時点で、彼自身はすでにかなり人気があったけれど、その後清光という存在を通して、こちらの予想を遥かにこえる形で、役と一緒に流司くん自身が成長していってるんじゃないかな、っていうふうに勝手に感じてます。
勿論その期間に、他にも演じている役はあるわけですけれど。そしてわたしはその全てを追っているわけではもちろんないから適当なこと言うなや~ではあるんですが、ここまでムーブメントになるような、界隈で不動の地位を築いた演目の真ん中に居続けることって、全員に等しく務まることでは決してないと思うんですね。
なのでそういう意味でも、加州清光という役が彼にもたらしたものは、きっとすごく大きいのだろうと思っています。


しかしその一方で。ネルケの松田さんが出演した「情熱大陸」のDVDに収録されている焼肉座談会のときに「ツイッターの自分のフォロワー、3分の2は俺じゃなくてキャラクターのことを好きな子なんじゃないかなって思う」みたいなことを、一瞬間をとった後に言ってた姿がものすごく心に刺さってるので…若干言いよどむその様子から、あ、これ間違いなく本音なんだなって思わずにはいられなかったので、こうして清光を褒め倒すあいだに、ちょっと気持ちに影がさしたりもします。。
でもそうは言っても、私はファンと呼ぶにはもう、超~中途半端な存在なので、むしろそういうこと言うのもはばかられるというか…!だけど清光のことだけじゃなくて流司くんのこともすごく好きだなと思っているし、心の底から応援しているし大成してほしいし、君が連れて行ってくれる2.5次元の新しい地平を一緒に見てみたい!!!…って感じの気持ちなんですよね。
ほんと、自分の中のこのややこしい感覚は、いつまでたってもうまく言葉で表現することができません。笑
いや~~帝一で久我くんを見ていた時には、まさか自分がこういう風に彼のことを見るようになるとは、まじで思っていなかったよ。
全体的に、わたしの流司くんに対するスタンス「謎だな」って思ってる人ももしかしたらいらっしゃるかもしれないんですが、ええ、何を隠そうわたし自身もこの2年間、このとおりずっと謎なんですよ!!!(開き直るな)
なんかこの話は深く突っ込むとややこしーので、このへんでやめておきますが!
そして清光って、説明するまでもなく「愛されたい」と願うキャラクターであるわけですが、なんだかそのあり方がどうしても、流司くん自身にオーバラップするところもあるのかなって思ったりもするんですよ。ファンの人からは怒られるかもしれないけど。
さっきの、焼肉座談会のはなしじゃないんだけど。流司くん自身が抱えている気持ちやあり方が、清光に重なる部分があるように、どうしても思えるところがある。
そこも含めて、彼が演じることによって清光の魅力が生まれているのかな、っていう風に感じられてしまうんですよね。


…ってまぁ、本人の姿をキャラクターに直に重ねるようなことをいろいろ言ってるんですけど!!!
その割に私、舞台上の清光は、まじで「清光」としてしか見えてないです!!!!これは本当に、いい意味でね!!!
誰かによって演じられた存在が舞台上にいるというより、そこには「加州清光」がいる、という風にしか見ることができないんです。繰り返すけど、ほんといい意味で、です。それだけキャラクターがリアルな存在として息づいていることの証左かと思うので!!!
中の人を透かし見ることがないっていうか…いや、だってあれ、清光でしょ?????ってなる。
…なんだけど、清光の素晴らしさについて突き詰めて考えていく作業の中で、その魅力を成立させてるのって流司くんなんだよな…って当たり前のことを実感して、いま改めて感動している、というような状況になります。
う~~んこの説明で言いたいこと、伝わりますかね!??笑
最終的には、流司くんがこうして清光を演じてくれている巡り合わせに対して、感謝の気持ちしかなくなる…と言いますか。
うん、全然まとまらなくてそういう話になってないけど、刀ミュの加州清光という存在が、本当に奇跡だと思っているんだよ、という話をしたかったです!
だって激しく今更だけどさ、2年目だけどさ、ふつうにかんがえて単騎出陣できるっておかしくない???
90分一人で歌って踊って、観客を魅了してみせるんですよ。
誰もやったことのないことをやりたい、って去年言ってたけど、本当にそのとおりになったよね…。そしてそれを2年連続でやっちゃうんだもんね。。まじですごい…
他にこんなことができる人、間違いなくこの界隈には存在していないよね。同じ刀ミュカンパニーを見渡しても、ちょっと想像はできない。
だって赤坂ACTシアターを埋めるのみならず、毎公演キャンセル待ちまで出すんですよ。あの大きな劇場で!
2年前は、おなじ劇場で、6人での9公演だったのにね…!!!ほんと、そういう点でも時間が流れたんだなぁ…。と思う。


単騎を見てきたこの2日間、ほんっとに楽しかったんです。舞台をみつめている間中、心底しあわせでした。
こんなに心が浮き立つような時間を届けてくれてありがとう、っていう感謝の気持ちでいっぱいになった。
思えば2年前の赤坂ACTシアターで、それこそ勘違いかな?って思う勢いで、清光からの視線がまっすぐにぶっ刺さった経験がなければ、いまのわたしはいないのです。
「今はそんなに本気じゃない人が、落ちた」瞬間を、2年前の夏、プレライで身をもって実際に体験しました。
そこから一気に転がり落ちて今に至ってるわけですが…ほんと、何も考えずに刀ミュに飛び込んでよかった。そうじゃなかったら、こんなにキラキラした気持ちにたくさん出会うことはできなかった!清光をきっかけにして刀ミュ自体を好きになることができてよかったなって、心から思っています。


なんであつかし巴里のあとじゃなくて単騎のあとにこの文章なのだ?というのにはまぁ理由が…あるんですけど…うふふ
阿津賀志山…どうしたらいいんだろう!いつになったら向き合えるの私?笑

とりあえず単騎2018を経て、清光はやっぱりすごいな…ってことをじっくり考えたくなったので、謎の文章にまとめてみました。いや、まとまってはないね。笑
ここから地方公演が始まっていきますが、最後まで怪我や体調不良などなく、無事に終えることができますように!
北海道の大千秋楽、配信で見るのを楽しみにしてるよ~!
あー、この世界に深紅の薔薇がいてくれてよかった!ありがとう流司くん、ありがとう加州清光

刀ミュ 加州清光 単騎出陣2018 初回観劇(9/16)の感想メモ(ネタバレ)

わかっちゃいたけど、阿津賀志のふりかえりできないままに単騎見てしまった!笑
単騎出陣2018、遅まきながら9/16のソワレを初回として見てきました。
今回スケジュールがなかなか合わせられず、9/16-9/17の3公演しか行けない悲しみ。。
初日からいつものごとく、ツイッターではミュートを活用してネタバレ踏まずに乗り切りました。
本公演じゃないしそこまでしなくてもいいかな、って思ったりもしたけど、結果、やっぱり一切のネタバレなしで見られてよかったすぎました。。。
タイミングとしては全然初日でもなんでもないけど、自分にとっての初見の感想を残します!
下記にて公演内容に触れまくるので、同じくネタバレやだ~!の方は閲覧ご注意くださいね!そして、まじで長いです!笑


今日観に行く前に、電車に乗りながら去年の初日後に上げた自分のエントリ(コレ↓)を読んでたんですけど、
anagmaram.hatenablog.com
なんというか、しみじみ「書いといてよかったな」って思ったんですよね。やっぱりその時にしか書けないことが、絶対にあるんだよ…!
そしてはからずも、この読み返していたという行動が思わぬ良い復習になっていたのであった…!


開演前のステージには去年と同じく、薄く透ける黒い幕が降りていたのですが、
会場に流れていたSEの音量がぐっとあがり…のあと、「ダンダンッ…」っていう衝撃音が2回鳴り響いて。
あれ?って思ったんです。いやこれ、どう考えても聞き覚えが?って。
そしてその後に流れてきたメロディでその感覚は確信に変わった…!
導入の演出が、なんと去年とまったく一緒だったんですよ~~~!!!涙
そのパターンは正直予想していなかったすぎて!えぇ~、そう来るとは!??って軽く頭がパニックに。はやい
幕の上には、揺らめく水面と泡の見覚えのありすぎる映像が流れて、その向こうには顔の前に仮面をかざし、ダンサーさんに囲まれて肘掛け椅子に腰掛ける清光の姿が…!
この時点でもう言葉を失い「ああああ」でしたすでに。本当にそう来るとは。清光が手でパチン!って幕を上げる合図をするところも全部おんなじ。
幕が上がりきり、清光が優雅にお辞儀をしたそこに流れてくるのは、そう、あのジャジーな解けない魔法…!
蘇る単騎出陣2017の記憶!襲い来るデジャヴ!!!うあああああ!!!!(落ち着け)


…この調子だと話があっちゃこっちゃ行ってしまいそうですが、ほんとにちょっと落ち着こう。笑
最初に結論めいたことを言ってしまうのですが、今年の単騎出陣2018という公演そのものが、「単騎出陣2017のアンコール」的な性質も持ち合わせているのかな?と個人的に感じました。
構成が、明確に去年をなぞって作られているんですが、それって、去年現地で直接見ることが叶わなかった人もたくさんいただろうという点を踏まえて、あえて同じように踏襲してきたのかなぁ!?って…!
そして「単騎出陣」というフォーマットを固定しつつ、ブラッシュアップしていこうと考えたのかな。的な(つまりまだ今後もあるのではと正直思った)
でもだからといってね、2017と全く同じことをするはずもなくってね…!ウゥッ

というわけで、解けない魔法の「いつまでも鳴り響くコールサイン 取り戻せないね」の後の、つなぎのあのカッコイイ音楽までが全部おんなじ!でした。
あそこのさ~~!マイナーコードでピアノの旋律がシンコペーションで降りてくるのがすっげえ好きだったんですけど!!!そして出だしで清光がぐっと腰を入れてリズムを取る振り付けもだいっすきだったんですけど!!ふえぇぇ!?また見られるの!?なって泣いていました…。
なんていうかさ、もう生で観ることはできないんだと思っていたものが、目の前で再び繰り広げられているというその状況に、本当に動揺してしまって!

そのあと、清光がステージ上のセット階段のてっぺんに登って、くいぃ~ってお口で手袋を脱ぐところまでおんなじ~;;!
背景にババーン!って白黒で清光のお顔のどアップ画像が出てくるところもおんなじ、でしたが、このあと今年は、mistakeではなかった!!
記憶が曖昧オブ曖昧ですが、とりあえず自分の能力の限界にチャレンジ。ということで、絶対に間違っているに違いない、1回見ただけの記憶に基づくセトリもどきを書きます!(いばるな)

(9/17追記:なんと以下のセトリ正解していた。笑 でも新曲1つ目と2つ目の記憶をごっちゃにしていたので、そこをこっそり直します!)

◆2018セトリもどき
  • 解けない魔法(ジャズアレンジ)
  • 新曲1
  • 言の葉
  • Kiss for all the World
  • 美しい悲劇
  • サヨナラ

~衣装チェンジ~

  • 新曲2
  • Jackal
  • 見つめてくれるなら
  • Love Story

~衣装チェンジ(脱いでインナースタイルに)~

  • 新曲3(客席降り)
  • 和太鼓披露

~衣装チェンジ(一部衣装)~

~アンコール~

  • 情熱のSymphonia
  • 新曲4
  • 解けない魔法


…あれ、意外にあってたりする!?でも順番が正直かなり怪しい!
さぁどうかな!?答え合わせは明日やろう!笑

そして演出は同じといいつつも!お衣装はもちろん新調されておりまして!
最初の衣装からして、まじですっごいゴージャスだった…。去年と同じでロングジャケットから始まるんだけど。ジャケット、左半身の後ろ身ごろがすっごいラメラメしていた。例のごとくデザインはアシンメトリーで、右側の腰の位置にはシフォンっぽい素材の、横から見ると一瞬スカートっぽく見える、軽やかな赤い布飾りがついており。
何よりも、冒頭では軍帽をかぶっているんですー!ぎゃー!そんな軍帽だなんて全オタクが好きなやつを!ぎよみづーー!!!(大興奮)
そして気持ち軍帽のサイズがちょっと大きめに作ってあるように見えて、なんとなくぶかっとしてるところがまた良い…。斜めにずらしてかぶってるのが、カッコイイんだけどかわいい!いや!やっぱり圧倒的に可愛い!!!!ゴロンゴロン
あっあと唐突に思い出したけど、おずぼんの正面のデザインが謎に編み上げになっているのは…ほんとうにあれはなんなんでしょうか。というつぶやきを残さずにはおられない。編み上げ…?(考え込む顔)

ってやっぱりとっちらかってしまいそうなので、いちおう順を追って、衣装単位で(なんだそりゃ?笑)感想を書いてみます!

◆衣装1つ目の曲たち

…あれ!?どうしよう!新曲のひとつめ、全然思い出せない!!?爆笑
ってなってたんですけど、9/17見てきたら、新曲2つめと思っていた記憶が1つめのやつだったというオチで…笑 去年もKiss for~と見つめてくれるならが初日後混ざってたの思い出した。すいませんでした。笑
1曲め、振り付けがやばい可愛いさのやつでした…たぶんサビでGet it nowって言ってる?と思ったんだけど、ちがうね?Get enoughぽいね??
繰り返して、げいっなふ!げいっなふ!って歌ってるときの手の振り付けが超絶可愛くて目が潰れそうになります。なんか、にゃんこの手みたいな…両手をくるくるっと2回、顔の横あたりの位置で回してる。めっちゃかわいいです…!
そのあとにさぁ、間髪入れず「言の葉」が来たと思うんだけど。。まだ一ヶ月経っていない、記憶として生々しすぎる阿津賀志山の曲に、さっそく心がぎゅんっと持っていかれてしまい…。
体が覚えているペンライトの動き…。美しい恋は淡く白くて白く…触れることさえできず怖くて見惚れていたんだ君に(一息で言う)。
綺麗な君にしたためた花言葉;;ってなりながら見ていました…。ウゥ
そんでもって、Kiss for~も泣いてた。えぇ、そろそろお気づきかと思いますが基本ずっと泣いています、びょうき。
だって、この曲好きなんですよ~~!!!!!(いやみんなそうだから落ち着け)
今年の曲中ストーリーはあれですね?どうやらトランプで賭け事やって、清光一人勝ちしてたよね?笑 場を掌握しているご様子だった。
ほんと好きな曲すぎて、また生で聞けたことが嬉しくて、頭がわぁ~!ってなってなんかいまいち噛み締めきれずだった気がします!もったいねえ!!!笑
でもラストあたりのすごい好きなここ↓とかは目をかっぴらいて見ていた。本当にすき。これは去年のブログからの引用です。笑

・歌の最後、それまではわりとシリアスモードのお顔・歌い方・振り付けと三拍子そろっていたのに、突然左右に腕をくいっと広げながらサイドステップを左右に1回ずつ踏みます。その唐突さがとんでもなく可愛い。

・そのあとの、左右の手の位置がちょっと前後する感じで両腕をまっすぐ前に伸ばして「ドン!」って撃ち込むような動きもすごく好き!ドン!!!!!


…美しい悲劇に関しては、なんですけど。笑
なんでいきなり豪雨っぽい音と「ゴロゴロ…ピシャーン!!!」どぉん!みたいな、大げさな雷鳴が鳴り響く!?いったい何が始まる…と思ったそこに流れてきたのは、最早聞き慣れてしまったあのピアノのイントロで、今日に至ってはもうここで軽くずっこけながら笑いが出てしまった。「で、出ーーー!!!!どーーーしても、やりたいんだね~!!!」ってなってしまってww
いや、だってタイトルからしておかしいんですよねこの曲。「美しい悲劇」って。
そして茅野さんも本山さんもこの歌好きすぎじゃないです!?w 奇遇ですね私も大好きです!!!(いやだからみんな好きだって)
1番を歌っている間の清光は、ステージに登場した冒頭に持っているあの羽飾りのついた仮面を手にしながら踊っていました!
だけどやっぱり2番になるとね!!!おまちかねの(?)例のアレがはじまったよね!!!爆笑
3箇所から真っ赤な紐で拘束され、黒いレースの帯で目隠しをされる清光が、きれ~に昨年どおりにリプレイされていました。
あの演出、ほんとさぁ……なんなの!??!という答えのでない問いが、1年ぶりに湧いてきた。でも好きなやつなのでもう、なんでもいいです。笑


そのあとにサヨナラが来る流れも、2017とまったくおんなじだったよね!
この曲のサビの振り付け、すんごい好きなんですよ~~~!
「サヨナラ 夏の日のあの時計のかわりに 今針を進めてこの心の傷を癒してくれ」のところ。
時計、針っていうワードに合わせて時間を表現してる振り付けがもんのすごくツボにハマる…
そしてまぁ、案の定去年言ってたわ。笑 まじでデジャヴでしかないな…?

・舞台中央にやってきてサビを歌うんだけど「あの時計のかわりに いま針を進めて」の、針を進める手の動きが好き!!!本山さんによる「時間」「時計」「針」あたりのワードを表現した振り付けが、ある意味わかりやすすぎではあるものの、私はものすごく好きなんですけど、ここは単騎における時間ワード振り付けチャンスのひとつです!

◆衣装2つ目の曲たち

あのっ…!!!これまず、曲について喋る前に衣装について述べねば!!!
だってね!清光が!
真っ赤な!?ファーコートを!!!?羽織って!!!出てきた!!!!!!??ファーー!??とは!!??
清光が登場した瞬間、「えぇぇ~~!!!」って思わず小声が漏れてしまいました。だってめっちゃびっくりした!
これまでの清光の衣装って、どっちかっていうと中性的で「可愛い」寄りのことが多かったと思うんですけど、なんかチャラっとした金色の鎖の飾り!?とかもコートについちゃってるし、ほんと見たことのない雰囲気の格好をしていて!!!ある意味、めっちゃガラが悪い!!!!!
でもでも、あの、そんな清光も
ものすごく好きです
めっちゃ良い…ウワァ…良すぎるよ…!!!!!
なんていうんでしょう、ファーコートの大振りなシルエット、とってもだぼっとしているので、対比としてコートの内側の清光の体の細さがめっちゃ際立つっていうか…!だって中、インナー姿なんだもんん!!!!えぇ~~~~!!??(動揺)
この衝撃的な新スタイルで歌われる新曲も、すごぉぉぉくよかったです。。。!
最初衣装に頭もっていかれすぎて全然曲が覚えられなかったんだけど笑、なんかね、オラついた雰囲気の曲なのに、歌詞が解けない魔法チックなんだよ…?
初めて会うはずなのになぜか懐かしいまなざし?的なことを言っていて…巡り会う的な単語が入っていて、うえええ???ってなった。
清光にそういう曲を歌わせがちなのはなんでなのか教えてほしい!!!でも間違いなくオラついてるんですよ!!!
はぁ~でもとにかくトータルで良すぎた、良すぎたしこれどう考えても供給過多。ついていけない。待って待って。


順番あってるかは自信ないけど、そしてここで突然のJackalね!!!
イントロ聞いて、聞き覚えありすぎるんだけどまさか歌われるなんて思ってないから、最初ついていけずで。
でもどう聞いても「えーー!?じゃっかる~!?!?」って感じで理解が遅れてやってきて、ほんとにびっくりしました。
だって、言ってしまえば清光には縁のない公演であるみほとせの曲を使うとは思わなかった!らぶフェスでも比較的公演のメンツどおりで歌うことが多いからさ~!嬉しい誤算…!
そしてまごうことなき清光クオリティだ!となったのが、ひたすらバキバキに踊りながら歌っているところでしたね…?笑
わたし、みほとせでは青江定点だったので、メインボーカルをはっている村正の周りでおどりくるう青江くんを見ていたために、周りの5人の振付がわりと正確に頭に入ってるんですけども…んん?その記憶の中にあるダンスをそのまま踊りながら!?メインパートに当たる部分を歌っとるやん清光!?つまり、どっちもやっちゃってる!?ってなって。笑
じゃっかるも若干オラついた雰囲気を持っている曲なので、真っ赤なファーコートでオラオラ歌ってる深紅の薔薇かつ壬生の狼がもう、可愛すぎて…あれっ結局可愛いなんかい!!!
いや!!!断じて言う、清光は可愛い
あの衣装考えた人、ほんと天才…ありがたい…拝む…(あっこないだの装苑よみました、最高でした)


「見つめてくれるなら」は、やっぱりまた聞けた嬉しさで泣いてしまって。
だって、あまりにも名曲なんだ…。刀ミュの加州清光を体現していると言って良い曲なのではと個人的には思っています。
愛されたいって望むキャラクターでありながらも、そんな彼自身が、きっと誰よりも周りに愛を届けられる力を併せ持ってる、ってことが伝わってくる。だけど「見つめてくれるなら」って相手に何かを委ねている切なさもある…そんな清光のひたむきさ、健気さがつまっている曲だなって思っています。。
どんな悲しみだってLove that's waitng 越えられたのなら…
サビ前のこれ↓も大喜びで泣きながらやりました。はい。最高すぎる…

・これもツイッターですでに何度も言っているけど、サビに入る直前の「ちゃん♪」って感じの音に合わせて、両腕を空中でぴた!って止める動きがものすごく好きでした、ペンライトを同じタイミングでぴし!って止めようと真剣だった…

ほんと、このあたりでいま自分自身がどこに出陣しているのかわからなくなってきてました。単騎出陣2017の記憶が目の前の光景と二重写しになってきて、あれ、今わたしどこにいるんだっけ?ってなる。


そしてLove Story。。。
この歌も本当に好きでね…いやもちろん好きな曲ばかりなんですけど、なんだろうな。Love Storyには、どえらく泣きのツボを押されるんですよね。個人的にピアノのイントロにもれなく弱すぎる問題はあるんだけど。
これもね~もう生で聞ける機会はさすがにないかな…ってなんとなく思っていた曲だから、余計に涙腺に来た。。
なのでイントロ流れてきた瞬間に、なんだか壊れたようにびゃー!って涙が出てきてしまって。なんなら横の人に若干怪訝そうに見られたくらい。笑
それくらいに意味不明に泣きすぎてしまい、大好きなイントロの振り付けをまるごと見そびれるという大ポカをやらかしました…!その分、アウトロでしっかり食い入るようにみたけど。
あのリズムの刻み方がさぁ、さいっこうなんですよ…。たぶん単騎じゃないとこの振り付けありバージョンって見られないのかな?と思う。(一部同じ振り付けを、らぶフェス2016でダンサーさんたちがやっていたような気がする…!)
しつこいけどまた去年のブログから引用する。…なぜなら振り付けを言語化するのってけっこう無理があって、言ってしまえば大変なのだ。つまり、去年の自分に頼って楽をしています。笑

・イントロの振り付けが…。歌い出しの6小節くらい前のとこですかね?一拍ずつ、余韻を残して手と足を目いっぱい使ってリズム刻んでいく感じの、片足立ちになりがちなあの動きが…。これ以上うまく説明できないのですが、、あそこがめちゃくちゃ好きなんだ!!だれかこの気持ちを受け取って!!!!

◆衣装3つ目の曲たち

今回、清光舞台上からはけずにその場でお水をのんでたんですけど、この場面がまぁ~~~可愛くて。。。
「ちょっと休憩、お水飲ませてね~。」って言う清光に、上手袖から赤いタンブラーが運ばれてくるのでした!
この清光専用!感にあふれたタンブラーがまた、めっちゃ可愛かったな…赤地に黒のダイヤ柄と紋が描いてあるの!
おめめをパチパチしながら、客席からなんやかやとかかる声に対して「うんうん」ってテキト~に頷きながらごくごくお水を飲む清光。タンブラー持ってきてくれたダンサーさんに「趣味は何?」っていう、それは無茶ぶりやろwって絡みかたをする清光。あのねぇ、ほんとうに、徹頭徹尾、可愛くてつらい。。。

この後「2年目だからって、俺が手を抜いたようなことすると思ってる?」(セリフあいまい)→コート脱ぎ!ってしてからの、新曲での客席降りでした~!
この降り曲がまた、歌い出しから名曲の予感が炸裂してました。めっちゃ良すぎました。
歌詞は全然、いちっみりも聞き取れてないんですけども!私この曲好き!!!って確信した。刀ミュお得意の、ちょっと切なげで明るいアップテンポなやつ!
というか、まんま「降り曲」だなって感じの馴染みのある曲調なんです。すでに聞き慣れた感がある。笑
アクトシアターは劇場前方に横を通れる大通路があるので、ステージから下手前方に降りる→下手後方→もどってきて大通路を横に移動→上手後方に登る→上手前方に移動→ステージに戻る、っていう感じで降りをしてたと思います!たぶん。
(なお、後ろの方でファンサしてる様子とかは、けっこう距離もあり見えそうでいまいち見えなかったので、今日は近くに来てくれたダンサーさんにリアクションをもらうなどしていました。笑 降りてきてるダンサーさんたち、いつもみんな楽しそうで好き。)


そして舞台に戻ってきてからの和太鼓!
ま~今年もあいっかわらずのハイテンポで叩きなさることよ…。自分で自分を追い込んでるだろ!?って思う。。本当に負けず嫌いなんだね…(好き)
からの、まさかの一人での「獣」ですよー!
いや、やるかなぁとは思ってたけど。でも一人でだよ!!??ほんとうに、佐藤清光、君ってひとは…!!?涙
グラフィックポイも勿論、登場していました。さすがに余裕の手さばきで、綺麗だったな~~~;;!
後ろで回してるダンサーさんたちのポイには桜吹雪が舞ってたりして、うんうん清光、誉~!ってなっていた。
今年さ、らぶフェスに清光いないじゃないですか。涙
らぶフェスで獣はぜったいにやるだろうけど、清光はそこにはいない…しょんぼり…ってなっていたので、「お前のこーーえがー!明日を照らーーすーーーゥ!!!」っていう清光の決め台詞的な歌声をまた聞けて、すんごく嬉しかったのです。。
も~~~ダメ。。。最高だった。どうしよう。いい加減清光を褒める語彙が足りないよ…

◆一部衣装の曲たち

今回の単騎、問題はここ、でしたねー…ウアァ…
出陣メドレー、戦うモノのレクイエムまでは、去年とおんなじだったの。うん。ここまでは大丈夫だった。
「せめて君のため祈ろう」っていうサビにさしかかると、突然一緒に踊りだす時間遡行軍が好きなんだよな~。って思いながら見るくらいの余裕はあったの。
でもね、その後の歌い終わりで清光が一回納刀した?あとに、時間遡行軍にぐさっ!って斬りかかられて。
おわ!?なんか去年と違うこと始まるな!?ってなっていたらさ…なんだか、様子の違うメロディが流れてきて、えっまさか、て思った次の瞬間、

「今でも思い出す 今でも忘れられない」

って。清光が、歌った…。
もう完璧に、客席でフリーズしました。

あの人の血の 迸る熱 こんな思いは俺だけで十分だ。

まさかすぎた「選ばれぬ者」。ペンライトなんて、振れるはずがないよね……。
それでも共に戦いたかった、ずっと一緒にいたかった。
いや本当に。上海ぶりに聞いたことになるんじゃないでしょうか。
傷つきながら一人戦い続ける清光の背後には「誠」の文字が翻っていて。
硬直したまま、もうボロッボロに泣きました。
健介くんがさ、単騎観に行ったよ~っていう感想のツイートで、
「あの曲の時には泣きそうになりました」って言っていたから、正直「ひとひらの風」かな?と予想していたのね。
「キミの詩」は去年の単騎でやったから。それに該当する別な曲っていったら、ひとひらの風しかないよな…って、ある意味覚悟はしていたんだよね。
でもまさか…「選ばれぬ者」まであるとは…不覚を取りました…。
その後に満を持して「ひとひらの風」がやってきて、それはそれで泣きまくりました。
だってだって。。何度も言うけど、上海ぶりなんだよ。
らぶフェスでも歌われてこなかった歌なんだもの…。
幕末天狼傳ロスおばけ、こうしてまた清光の歌声で「伸ばしたこの手 あと少しで届くのに 叶わぬ思い」を聞くことになるとは思っていなかった…
幕末天狼傳って…永遠に解けることのないロスの病で、幻で。なんなんだろうなぁ。
聞けて嬉しい、嬉しすぎるのに、心臓はぎゅうぎゅうと痛みを訴えて、目からは勝手に涙がこぼれてしまうのでした…。


そうしてもう、めちゃくちゃに泣いたまま右手はペンライトを握ることしかできず…だったんですけど、清光が本丸の負傷ボイス?よね?こんなにボロボロじゃ、愛されっこないよな、って言って。
そこからさらに「これが、新選組の戦い方だ!」って言うの~~~~…;;
そして流れ出す「刀剣乱舞」のイントロ。
…あーのーさー!!!??その一連の流れさ~!?「これが、新選組の戦い方です!」by沖田くんじゃんん;;!?
もう全体的にロスが苦しすぎたー!!!それ、幕末天狼傳が始まるやつじゃーん!!!涙
でも刀剣乱舞に関してはもう体に染み込み過ぎているからか、無意識のうちにペンライトの振りが右手に復活していました!!!笑

キャストの面でも「二度と同じメンバーはそろわない」ことが事実として重ねられていき、撮り下ろしのPVもなく、シリアルがCDにつくこともなくてセールスランキングの上位も狙えないまま終わり、あんなに熱かったわたしたちの愛する幕末天狼傳って、本当に幻なんだよな…みたく思っちゃってた部分が正直あったんですけど。
この春にむすはじを見て、さらにパンフレットを読んだ時に「いや、そんなことないんだよね」って思ったんだった。それをまた、思い出しました。
幕末天狼傳の歩みを経たことが、ちゃんと刀ミュの、清光の歴史に刻まれているんだよなって。
…未だにこんなふうに重いことばかり言ってしまうのほんと、怖いよねぇ~!笑
それくらい、胸のうちに刺さってぬけないなにかなのです…。幕末天狼傳。
思いもよらない再会を果たしてしまって本当に動揺がすさまじかった。

清光がひとりで刀剣乱舞を歌い踊る中、サビのあたりらへんから、ものすごい量の真っ赤な花びらが上から降り始めて、視界がどんどん赤く染まっていく様は本当に圧巻でした。
しかし私はといえば、上記の調子でびゃーびゃー泣いてたので、気づいたら「またね~」って清光が帰ってしまってたという…。笑
そのあとに流れてくるのが「ユメひとつ」のインストバージョンで、結局また泣いたしね。。ハァほんと大変だったな、、この一連の畳み掛けられかた。。
映像もさ、去年と同じやつ!と思いきやさ、らぶフェス2017と単騎2017と阿津賀志山異聞2018巴里の映像が足されたバージョンになっていてさ!!!あぁ~~~。。。涙
加州清光がいるこのミュージカル刀剣乱舞という本丸を好きになって本当によかったって思いました、改めて。。
手探りだったトライアルから始まった演目自体がだんだんと進化して、今となっては押しも押されもせぬ2.5次元トップランナーになったけど、その総隊長としてずっと引っ張ってきてくれた存在、それが加州清光なんだなと;;。。。なんかもう、胸がいっぱいにならざるを得ない…。

◆そして、アンコール

しかし。ここからはお待ちかねのアンコール!!!
私達の期待を裏切らない、流れ出すタンゴのリズム!待ってましたアモーレ!!!
ってなったその後、登場した清光の衣装を見た瞬間の衝撃ね!!!?
…黒薔薇きよみつ!!??
ってなりましたよね。
だっていや、まって。ベール。帽子に黒いチュールのベールついとるよ。え!!??ベール!???!(混乱)
しかも歌いだしたらすぐに帽子とっちゃうし!えっ、もったいない!!??!笑
去年のアモーレは「姫が出てきた」って思ったんですけど、今年はそのベールのせいで、とっさに花嫁さん出てきたかな?ってなってた…。笑
なんだろう、今年はバロック調な感じのドレスだった。横にハリのある、わりとごわっとした硬めな印象のあるガウン状のドレス。いやもう、あれドレスと呼んで差し支えないですよね!?!??
全体的にどっしりとした黒、ところどころに赤いフリルがあしらわれており、なんか狙ってくどめに、ごてっとさせている感じなのです!そういう意味でバロックっぽい!いや服飾史的にバロックスタイルであってるのかどうかはしらん!!笑 とにかく、2017はシフォンの段フリルが軽やかだったのでだいぶ印象が違います!!!
そういう意味では、ベールをとった後はなんか女王みあったな!?ゴージャスすぎて!!!
そして情熱のSymphoniaが始まった瞬間の劇場のボルテージの上がり方、すごい好きでした笑
だってねぇ、ほんとに去年、刀ミュファンの間を席巻したもんね…。猫も杓子もアモーレ状態。
今年も歌の途中で衣装チェンジ入るのですが、その前までのドレススタイルとはかなり対象的な、シャープなベスト姿になるんですよ。
すごく引き締まったシルエットの、シンプルなシャツ+パンツ+ベストの黒を基調としたスタイルで。左の胸元には二輪の赤い薔薇の刺繍…!
なんか全体的にすっごく青年ぽさ?があって「えっまってまって、カッコイイ!!!」ってなりました。
私、何を隠そう清光に対して「かっこいい」という感想を抱く機能が欠落しているんですけど(なぜならすべて「可愛い」に変換してしまうから)、今日のこのスタイル見て初めて針が「かっこいい」に振れました。いや、ほんとめちゃくちゃにときめいた。
結果、夢女になってしまう危険性が一瞬生まれた。いやならんけど。冗談やけど。
だって、ほんとスタイルがよすぎるんだよ~!!!キュッとしまったウエストのあたりとか、もう最高じゃないですか…?

その格好でアモーレ歌い終えたあと、袖からダンサーさんが上手袖からジャケットを持って登場。
長袖のジャケットを羽織った清光が歌うのは新曲の4つ目でした!
しっとり歌い上げる系の、バラードぽかったかな…?明確にラブソングっぽい歌詞だったような…?
ステージの真ん中に佇んで、笑顔で甘い歌詞を歌う清光の瞳がキラキラしている様子にみとれていました…(やっぱり歌詞は具体的にはまったく覚えていないのであった。)
ここですでにアンコール2曲続いたので、あれっ、ここで終わっちゃうかな、あの曲がまだだけど…ってちょっと正直ソワソワしていたんですけど、バラードの新曲を歌い終わったところで、下手袖からダンサーさんが今度はステッキを持って現れたので、思わず安堵の溜息でした。
だよね、これがないと、終われないよね…!というわけで、今年もラストは「解けない魔法」でした!
解けない魔法。このソロ曲がなかったら、きっと今の清光はいないんだなぁ…。
間違いなく、ものすごく大きなものをもたらした曲だと思います。まさに、この曲にかけられた魔法が、私達はみんな、解けないままなんだよね。
何回聞いても全然飽きない。ずっとずっと大好きな曲だし、流れ星しゅー!の振り付けが見られて嬉しいし、相変わらずイントロはウインクしていて可愛いし、今年の衣装は腰回りがすっきりしているので、らぶフェス2016で全審神者が狂った、あの間奏における悩ましい腰つきを再び堪能できます!!!
そういや、今年はラストに舞台からはける前に、火をつかうマジックを披露して、一輪の薔薇を手元に取り出して見せていた清光でした。ふつうにすごくて素でびっくりした。(っていう頭の悪すぎる感想よ…)
マジックといえば、新曲1曲めの歌い出し前にも、手元から火花をぱしん!って出すやつをやっていたような!?やばい清光なんでもできすぎる!?って興奮した。
清光、舞台からの去り際に、去年は椅子の上にひょいっと仮面を置いてたけど、今年はさらにそこに手品で出した薔薇がちょこんと添えられていて。
仮面と薔薇が仲良く並んでるその様子を見て、あ~、あの衝撃から1年という時間が間違いなく流れたんだなぁ、ということを改めて感じたりもしました。


ふぅ、ようやく最後までなんとかたどり着きました。。
なんていうか、90分の中にそんなにいろんなことが起こる!?ってなったな。。いろいろ濃すぎて、ほんと90分とは思えなかった。
そうなんだよね、そもそも公演時間が去年より10分、長くなってるんだもんね。。
体力的には絶対に絶対に、楽じゃないはずだと思う。当たり前だけど。ところどころ、清光がぱっと顔を振り向けた瞬間に、周囲に大量の汗が飛び散る様をみたよ…。下を向けばぼたぼたっと数滴の汗が滴り落ちていたし。
それくらいに過酷な演目に真正面から飛び込んでいく、君は本当にすごいよ…。
むすはじの大千秋楽、単騎2018が発表になり劇場内が絶叫につつまれる中、眉間に皺を寄せて目を見開いたまま、何を考えているのか一切読み取らせてくれなかった流司くんの表情を思い出しました。(むすはじ、当引で大楽1バルに入ったら、数列後ろに流司くんがいたんです…。)
あのとき、ほんとに彼は何を考えてたんだろうな。。
去年に引き続き、どうしてこんなことができてしまうんだろう、としみじみ感服しました。
1200人のお客さんのまなざしを、一人で受け止めて魅せきってしまうその力。他の誰にもできないことをやっている、と思う。
清光ってやっぱり、特別なんですよね…。2018年もまちがいなく、世界一可愛かった。。
あ~~~、、、、言葉にならん!!!刀ミュの加州清光が、大好きだ!!!涙


明日マチソワしたら、私の単騎2018は終わっちゃうんですけども!(あつかしで本当に暴れすぎて、色んな意味でこれが精一杯。笑)
あっという間にラストになっちゃう切なさはあるけど、2公演見られるので全力で楽しんでこようと思います!
いったいこれ、何字あるのかな。笑 読んでくださった方、ありがとうございましたー!

若手俳優を楽しく「推す」ための超・個人的5ヶ条

どうもこんばんは、あなぐまです。
ものすごく唐突な自己紹介(?)なんですが、若手俳優という存在が自分の生活において割合身近になってから、今年で6年目になりました。
6年って言えばですよ。小学校が卒業できてしまう長さ、という恐怖!その分自分も年をとっているという、紛れもない残酷な事実!
…からは少し目をそむけまして、まぁそれだけ時間が経っていると、いろいろ考えることもでてくるんですよね。
私がしつこく考え続けてるのは「推し」の定義についてです。
「推し」って一言でいうけれど、じゃあそれってどういう存在を指すんだろう?って個人的な興味でここ2年ほどず~っと考え続けてて。
これがまた難しすぎて「推すこと」に対する定義は未だにしきれてないんですが、
一方で「楽しく推す」ことについての結論は、とりあえず出せたかな!って思ったので、いきなりですがその話を書いてみようと思います。
なんでか知らないけどわたし、ずっとこの話がしたかった!!!
(前後にブログ内にアップする記事の文脈をまるっと無視してます。書きたくなったので差し込みタスクのように書く。阿津賀志山の思い出話の間になぜこれを挟んだ…って後から自分で思うんだろうな…。笑)


ええと、まず前提としてここで私が話題にのぼらせている「若手俳優」とは、

  • 主に舞台を中心に活動しており(※なお、昨今それが2.5次元界隈であることが非常に多い)
  • 事務所開催等のファンイベントや、写真集・DVD等のリリースイベントを行っており、年に数回程度はファンが本人に直接会える場面がある

感じの俳優さんのことを指します。共通項っていったら、ざっくりとそんな感じかなと。


以下、とにかく楽しく!を実現するために、私が大事だと思っていることです。

1.人と比べない

これ、なによりの大前提かなぁって思います。
あのねぇ、おたくが人とくらべて幸せになることなど、はっきりいって、まずない!笑
比べた結果、落ち込みこそすれ。
なので、とにかく人と比べることは無意味なんだな~と思っておくのが一番だと感じています。
だってさ、まずもって自分には自分の都合があるわけじゃないですか。
例えば思うように仕事の休みが取れないとか。そもそも金銭面の都合だとか。
そこに、推しがいろんなお仕事を立て続けに発表してきたとしたら、自分の都合と推しの都合をどうすり合わせるかだけで、そもそも脳内キャパとしては精一杯なわけですよ。
そこに周りの人の都合まで加味したら、めっちゃしんどくなるに決まってるわけです。
「あの人は次のイベント全部通すのに、私は1回だけなんだ…」だとか、
「大阪公演我慢するつもりだったけど、あのフォロワーさんが行くなら私も…」だとか、
なんで自分がその場に行きたいのか、本質見失ったところが目的化して、勝手にきつくなっちゃったりすることが往々にしてあるなと思う。
なので、とにかく人と比べない!それがいちばんだなと感じます。
「そこの場所に行く目的はなんだ?自分が推しに会いたい気持ちだろ!?それを一番に据えて行動できないのなら、その動機は不純だと心得ろ!」っていう風に思っています。
人と比べて優位に立つ/低い位置にいないために、その場所に行くわけじゃない。推しに会いたいから行くんだよ!

あとはそれこそ歴の話もありますよね。
いつからファンになったか、どの作品から見ているのか…的なあれこれ。
それこそ比べても意味ないんだよね…!と思う。いや比べたくもなる!人間だもの!その気持ちはわかる!
しかし比べたところで、じゃあなにかいいことって何かある?って考えると「まるでない」。
その人が好きになったタイミングが、その人にとっての推し始めるべきタイミングなんだよ、それはもう人それぞれで仕方ないんだよ!しゃーねえよ!それでいいじゃん!って思ってます。
いや、だってそんなん言うたら、推し始めた時期として一番はやい人って、じゃあどこまで遡るん?ってなりますし…。お、オーディションとか?そういう感じになるよね。
そこを競って人と比べても、生まれるものはとくにないなと思うのです。

いつから、よりも大事なのは「今ここにいること」だよ、と思うから。
今自分が推しに会える時間を、人にふりまわされず、自分を軸にして大事に過ごすことが大切かな~と思ってます!

2.自慢する/羨ましがるときは潔くする・もしくは全くしないのどっちかにする

1点目ともそのまま重なるところなんですけど。
嬉しいことって、そりゃ嬉しいから自慢したくなりますよね!
でもそれをどう取り扱うかって、正直すごく難しいところあって。
自慢したいけど、うざいって思われるかもしれない、嫌われるかもしれない、って思いますよね。
そういうときに「え~まじで…どうしよう、信じらんない…(チラッ)」みたいにかまってほしさげに表に出すのは、個人的には一番逆効果だと思っていて、
もうね、自慢するなら潔く、
「やった!!!!!!こんなことがあった!!!嬉しい!!!ハッピー!!!幸せ!!!!」
って叫ぶくらいのほうが、いいと思ってます。笑
…言いたいことがあるなら遠慮なくハッキリ言おうぜ!
ぼやかして言いたいことがあるんだかないんだか、よくわからない態度を取られても、周りもモヤっとするだけだと思うんですよ。逆にそこまで開き直れないんだったら、もうきっぱり何もいわないどこうぜ!って思う。それが一番平和です。
そして自慢するなら一回思いっきり「わー!」って好きなだけ叫んで、後はズルズルやらない、いつまでも言い続けない。といいうのもあるかな…?何回も何回も、同じ自慢を持ち出されると「イラッ」としてしまうこと、正直わたしはあります。笑

反対に「ええっなにそれ羨ましい…!」って他の人に対して思うときもたくさんありますよね。
うーん例えばなんだろうな、人気公演の最前列のチケットが取れたとか、イベントの整理番号が一桁だったとか、雑誌の推しのチェキプレゼントがあたったとか、座席当選してサイン入りグッズがもらえたとか。…試しに列挙してみたけど、なんだこれ全部めちゃくちゃ羨ましいな。笑
そういうときに、他の人を見て羨ましいと思ったら
「いいな!!!!羨ましい!!!!!」
って、心のままに正直に叫べばいいんじゃないかなって思います。
羨ましさが妙に捻じくれて変なふうに相手に対して向かっていってしまうよりは、あけっぴろげに羨ましがっておくほうが、お互いによほど気持ちがいいかな、って思う。
「いいな…羨ましい…私なんて…グス…」ってねちねち言われたとしても、相手も「あ、なんかサーセン…」なるじゃないですか。笑 そう言われても困るよってに!
羨むことと妬むことは似て非なる別物であって、羨ましさをそのまま羨ましさにして終わらせられるか、妬み嫉みに育ててしまうかは自分しだいかなって思うので。
いやそりゃ、自慢したいときも、羨ましくなるときも、どっちもあるよ~!だって何度もいうけど人間だもの!そこまで我慢はできないよ~!

3.「なんか変なもの」には線を引く

えーとね、ものっすごく雑に言うとなんですけど、若手俳優を推していると往々にして

  • なんか変な舞台
  • なんか変なドラマ
  • なんか変な映画
  • なんか変なイベント

に、出くわすことが、正直けっこうあると思います。
…ものすごく身も蓋もない書き方したけど!いやあるでしょ!?皆さん絶対、心当たりあるでしょ!!!?笑
それに出会ったときに、自分としてどうするか問題、があると思ってるんですよね。
実際なんか変な作品だとしても(オブラートゼロですいません)、自分の「推しが見たい!」っていう気持ちが理由になって、チケットなりなんなりにお金が払えるなら、それは全然いいと思うんですよ。
そこで見たことのないWhat's new!な推しに会える可能性はもちろんあるわけなので。彼がそこに一生懸命気持ちを注いでお仕事した事実がある、わたしはそんな彼の姿を見たい!という思いがあるなら、そこにお金を払う理由は十二分にある。
それにイベントならば、その現場に行かなきゃ推しには会えないわけですしね。
問題は、う~んなんだかな…って思うようなお仕事が立て続いちゃったり、本体には正直興味のない作品なり何なりのイベントが、1~3部で2daysとかあったりするとき。
大事なのはそこでどう一回立ち止まるか。ってことかなと思っていて。
全部に付き合う必要は勿論ないわけです。それは自分で好きに決めたら良い。
納得がいかない部分がありながら「でも推しが出てるから…」ってしぶしぶお財布を開くのは、長い目で見て不幸になる確率が高いと痛感しているので、そういうときはすっぱり捨てていいと思ってます。たまには「なかったことにする」のも全然アリです。
いやだって「正直全部に付き合いきれねえ!」ってなるときだってそりゃありますよ!
わたしは特に舞台に関してはだけど、舞台作品としてのクオリティが担保されていないと、推しが出ていてもものすごくストレス抱えて帰ってきてしまうことになるので…
それがない作品に出てくれるのが一番ありがたいんですけどね。そういう時期もあるし、そうじゃないときもある。経験則として!
推す上での変な義務感とか、ほんとまじでいらないなって、6年くらいこの趣味を続けてきて今は心から思います。
だって、自分が見たいと素直に思ってその現場に行くのでなければ、そのお金の使い方を後悔する日が来かねないから。そこは自分との約束って感じします。

4.情報を全て追おうとしない

SNSがこれだけ発達して、発信主体も方法もほんとうに多種多様!という状況の中、
推しに関するすべての情報発信をキャッチしようとするのは、かなり疲れます。いやほんと、やろうとしても無理だって~!
情報に遅れるとすなわち弱者!みたいな気持ちがする部分もおたくとしてはもちろんわかるし、実際に情報を的確に掴むことはすごく重要ではあるんだけど、
でも全知全能の神になることはまず、できないので…!
しかもたいてい、おたくが気にする情報の遅れって、たかだか数時間だったりするわけですよ。
その数時間、例えば仕事で会議に入ってたらさ。スマホに触れなかったら、そりゃリアルタイムには何が発表になったかなんて、わからんに決まってるわけじゃん。
その一つ一つにキリキリして、キャッチし損ねたことに落ち込んだりする必要なんて、正直あんまないなぁって思うわけです。
(それこそ、早さが全て!みたいなマインドが、あっちゃいけない雑誌早バレとかを生むわけでね。。)
どちらかというと、自分がおさえておきたい、信頼できる情報ソースを整理して把握しとくことのほうが大事かなぁって。
私はですが、本人のSNS+各種公式(事務所、舞台作品などの)アカウント発信の情報、雑誌等のインタビューで本人が言っていること、自分自身がイベント等で直接聞いた内容で、自分の中の「マイ推しペディア」を構成していくほうが、心が落ち着いて楽だな~と感じます。
精度の担保されてないどこかのおたくの発言に右往左往してしまうよりは、公式が言ってないから知らね~!って態度を貫くほうが精神衛生上、だいぶ楽ちんです。それに、重要な情報なら、しばらく待てば公式が言ってくれるに決まってるので。
あと本当に取りこぼしちゃいけない、舞台のチケット先行情報くらいだったら、この主催だとどの先行が最速で…とかは、推してればだいたい予想もつくようになりますし!笑
そういうときこそ検索かけまくって過去情報を調べれば、必要な情報はたいてい手に入ります。
努力するべき点があるとしたら、そういうクリティカルな先行情報を事前に調べておさえておくとかじゃないかなぁ、と思っています。
情報をつかもうとしすぎて疲弊するときは、ちょっと立ち止まってみてもいいと思う。

5.結論、一人がいちばん楽。

1~4までいろいろ書いたけど、「でも実際、実現するのは難しい」ってなりますよね。いや、普通に私はなりました。
その結果、じゃあ私がどうしているのかというと「基本的に一人でいる」という、まじで身も蓋もない結論に至ります。笑
悲しいかな、「人と自分は別なんだから、気にする必要なんてないのよ♪」…ってわかってはいても、それを貫けるほどの聖人君子には、到底なれないんだよねぇ~!涙
やっぱりどうしても、情報として目に入ってしまう時点で、人と自分とを比べて勝手に疲れてしまう自分がいるなぁと気づいたんですよ。
それを0にする努力ってまぁ、なかなかにしんどい。気になるものを気にならないようにする、っていうのはけっこう大変。
そこで発想の転換として「気にしてしまって無理だ、疲れる!ってなっちゃうなら、その”気になってしまう情報”を一切いれなければ良いんじゃね!?」という結論に達しまして。
いまのところ、この一人でいる作戦、かなりうまくいくっぽいぞ~ってなっています。
あとは「人と自分を比べてしまう」以外にも、どうしても苦手なタイプの同担っているじゃないですか。言ってしまえばスタンスの違い、というか。
それはもうどうしようもないよね。違うものは違うから。そりゃ合わない人がいて当然なんですよ。だけど、その合わないパターンを目にしてしまうと、それだけでどっと疲れたりしてしまうところ、おたくにはあると思っている…。
そういう部分をなるべく目にしないで済む、という意味でも、一人でいるのってとても楽なんですよ!
あとは反対に、そんなつもりがなくても、こちらが自慢しているふうに捉えられて、反応に困るリアクションをされることに疲れたり…ということなんかも、過去にいろいろと経験があったんですよね。
その点についても考えてみた結果、とりあえず一人でいてみっか!と数年前に思い始めて、今に至る。って感じです。
なので推し現場は基本的にひとりでいきます。行き先が電車で30分の都内だろうが新幹線で2時間半の大阪だろうが、関係なく基本的に一人。だし、どこかに行くことも別にツイッターで事前には言わないです。
それが苦じゃないタイプの人(一人で現場にいるのが耐えられない!みたいのがない人)で、なんか最近ちょっと疲れたな…って思うことのある人がもしいたら、とりあえず試しに思い切ってソロ活動してみてもいいと思います。やってみると、ほんと楽だよ!


いちおうこんなわたしですが、友達は複数ちゃんといてくれます!笑
が、基本ソロ活動同士といったらいいのかな、ゆってしまえば同担の友人はいない状況なんですよね。
ちかしい界隈でお互いの推しのことは明確に認識しており、話は勿論通じるけれど、推している存在は違う…という状況が、若手俳優おたく同士の友達としてはお互い一番ラクなんだなと、この6年弱の経験則として、自信を持って言えるという事実…。悲しいかな、な部分もあるんですけれども!
お互いに遠慮せず、イーブンで支え合えるのは、推してる存在が違うからこそ、だったりします。
だけどそこに介在する思いの質やベクトルが似ているよね、っていう友達が、私にとっては本当に得難い存在で、支えになっています。
なのでそういう意味では完璧にソロ活動というわけではないんですが、推しに関するアレコレは、今は本当に職人のように(?)日々黙々と、ひとりで向き合い掘り下げている、という感じです。


でも本当、趣味でしんどい思いをすることほど、あほらしいことはないと思うんですよね。
変に気を使って無理するより、自分が楽な方を選んだほうがいいよなって。だって趣味だもの。楽しくてやってるんだもの!
それは誰のための努力なの?誰かから「すごいね、がんばってるね」って言われたくてやってるの?…いや全然違うでしょ!!?っていう。
私はただ、キラキラしている推しが楽しそうにお仕事をしている姿をなるべく好きなだけたくさんみたい!っていう自分の尽きることのない欲望を叶えるべく、その算段を整えることに奔走しています。そして、そこに集中してるのってものすごく、楽しいです!!!
基本脳内がおめでたいので、ソロ活動開始以降は正直、毎日ウルトラハッピーです。


…そういうわけで、このあなぐまアカウントは2年前に爆誕したのだった。ということを思い出し、ほんとうにこの心底くだらない文章を唐突に書きたくなったので、えいやっと書きました!笑
次は普通に刀ミュの記事を更新する予定!笑

刀ミュ 阿津賀志山異聞2018巴里 日替わり部分の記録まとめ(石切丸似顔絵など)その2:8/12(日)-8/18(土)

後半いきます!
楽の8/19(日)はライビュも配信もあったから最早メモのこしてません!
なので記録としては8/18(土)まで~。

8/12(日)マチネ
  • 石切丸の似顔絵日替わり

石「まずは、輪郭から…」
清「なぁに?あぁ、似顔絵ね」
石「おや、こうしてみると、加州清光さんは凛々しくて素敵な眉毛をしているねぇ^^」
清「ありがと。笑」
石「何かその凛々しさを保つ秘訣はあるのかな?」
清「秘密。」
石「おや、秘密なのかい…では何か、意識していることはあるのかな?」
清「うーん、えっと、」
石「(遮る)できた!」
清「ねぇ!?笑」
石「見てごらん」
清「…え?なにこれ」
石「眉毛だよ」
清「(笑いながら無言)はいお茶片付けるよー!」
石「なにも言わないということは、うまくかけたということでいいのかな?笑」
→三日月に見せるくだり
三「…なんだこれは?(※完璧に寝起きリアクションなおじいちゃんw)」
石「眉毛だよ」
三「眉毛か。…おぉ、凛々しい眉毛だな!」

三日月、この回は寝起きっぷりがひどくて「なんだこれは」の言い方がまじで御老体すぎて笑いました…

8/12(日)ソワレ
  • 石切丸の似顔絵日替わり

石「そのままじっとして、動かないでいてくれるかな?」
清「なんで?」
石「似顔絵を描こうと思ってねぇ」
清「似顔絵?」
石「さて…(袂を探る)」
清「ねぇ早く~!」
石「おや…?はは、今日は筆を忘れてきてしまったようだねぇ^^?」
清「もーっ!?笑…時間ドロボー!はいお茶片付けるよッ」
石「また今度、描かせてもらえないかな^^?」
清「(お茶片手にはけながら振り返らずに)やだよッ!」

→三日月に見せるくだり
石「見てごらん…あぁ、見せる絵がなかったねぇ笑」
三「はっはっは笑」

時間ドロボー!って叫ぶ回は他にもあったそうです!

8/14(火)マチネ
  • 石切丸の似顔絵日替わり

※なぜか描き始める前から吹き出しそうになっていた清光
石「そのまま、動かないで止まっていてくれるかな。まずは、輪郭から…」
清「え、なに?あ、似顔絵ね」
石「おや、こうしてみると、加州清光さんの口元には、素敵なほくろがあるんだね^^」
清「あ、そうそう。」
石「そのほくろは、普段…どんなお手入れをしているのかな?」
清「…ほくろの手入れ?笑」
石「あぁ^^」
清「ほくろの手入れ?笑(念押しっぽく繰り返す)」
石「あぁ^^」
清「…ほくろの手入れ!!?笑(ねぇなに言ってんの!?顔で笑ってる)」
石「そうだよ^^…よしできた」
清「(絵を見ながら)うぅーん…まぁまぁ…。(※笑ってる)はいお茶片付けるよー!」
→三日月に見せるくだり
石「三日月殿、ほら、どうかな」
三「おぉ…。このほくろは、どんな手入れをしているんだろうなぁ?」
石「気になるよねぇ、今度聞いてみよう^^」
三「そうだな!」

コメントが「ほくろの手入れ」に引きずられちゃうおじいちゃんでした笑
なんか清光、この回は石切丸の顔目にした瞬間、笑い出しそうになってたんだよねw なんかあったんだろうな…

8/14(火)ソワレ
  • 石切丸の似顔絵日替わり

石「そのまま、動かないでいてくれるかな。まずは、全身を…(筆を使って清光を見て測り出す)」
清「え?なぁに?あ、似顔絵ね」
石「おや、こうして見ると、加州清光さんの脚は、とてもしゅっとしていて素敵だねぇ」
清「え、そう?ありがと」
石「その、自分の脚がしゅっとしているなぁと感じる瞬間は、あるのかな?」
清「…えっ、なぁにそれどういう質問!?笑 あったとしてもすごく答えづらいんだけど!?笑」
石「おや、そうかな…?よし、できた」
清「(絵を覗き込んで笑いを堪える)…んも〜〜〜!!はいお茶片付けるよっ!」
→三日月に見せるくだり
石「ほら、どうかな?」
三「おぉ、時間遡行軍か。」
(客席爆笑)
石「加州清光さんだよ!」

石切丸の描いた似顔絵なんですけど、この回ほんと大問題で…w
帳面を開いた段階で、最初に顔がもう描いてある→清光を前にしてから、顔の下に直に脚を描き足してて(※つまりは体がない)、絵面があまりにやばすぎてオペラで確認できた途端、こらえきれずめっちゃ吹き出してしまった。。
たしかにあれば時間遡行軍ものだった!笑


この日の禊は清光!

お題「都の熱を和らげる、鴨川のせせらぎのように涼しげな「盆にちなんだ」かっこいいひとこと」笑
~禊~
加州清光、お盆休み入りまーす。…と見せかけて攻撃っ」
(くるっと後ろ向く→ガッ!と少しだけ脱いで右肩をチラ見せ)

\ギャァァァァァァァ/

お見事です!の一言でした…!
この日はマチネも盆にちなんでて、石切丸が「盆にちなんだ豆知識」を三日月から要求されていました。笑
普通にガチの豆知識を披露してくれた石切丸さんだった!

8/18(土)マチネ
  • 石切丸の似顔絵日替わり

石「まずは、輪郭から…鼻と、口と…。おや、加州清光さんの口元には、素敵なほくろがあるんだねぇ」
清「あ、そうそう」
石「気がつかなかったよ。…せっかくだから少し大きく描いておこう^^」
清「なんで!?笑」
石「よし、できた!」
清「……(しばらく絵を見つめるけど無言を貫くw)ほらお茶片付けるよっ」
石「何も言わないということは、うまく描けたということでいいのかな?」(ポジティブw)

→三日月に見せるくだり
石「ほら、どうかな?」
三「…これは、ごま団子か?」
石「ほくろだよ」
三「そうか、ほくろか笑」

つまり点しか描いてなかったってことなのかなw
この日はおもいっきり上手側だったので帳面の中身は確認できず~!

8/18(土)ソワレ(前楽)
  • 石切丸の似顔絵日替わり

石「まずは輪郭から…口と、鼻と…おや、こうしてみると、加州清光さんはとても美しい顔立ちをしているねぇ」
清「え、ほんと?」
石「あぁ。何か、その美しさを保つ秘訣はあるのかな?」
清「秘密。」
石「そうかぁ〜…では何か意識していることはあるのかな?」
清「うーん…あ、でも日焼けとかは」
石「(遮る)ふぅーん。」
清「ねぇ!?(イラッ)」
石「よしできた!ほら」
清「(絵を覗き込んで)…ねぇ、なんで美って書いてあんの!?笑」
石「美しいからだよ^^」
清「はい、お茶片付けるよっ」
→三日月に見せるくだり
石「ほら、どうかな」
三「おぉ…美と書いてあるが、俺のことか^^?」

はい、ブレない天下五剣。そうだねそうだねうつくしいね~。笑

そして前楽の禊、清光でした!!!

お題:「都の熱をやわらげる、鴨川のせせらぎのように涼しげな、残暑見舞い」笑
~禊~
「俺暑いの苦手なんだよね〜。…でもこの会場の熱さは、嫌いじゃないかな。
残暑見舞い、もうしあげまーす。(両手を体側に揃えてぺこっとお辞儀)
…可愛くしてるから、大事にしてよね❤️(左胸の前で両手でハートつくる)」
\ギャァァァァ!!!!!!!!!/

三「かっこ可愛い、だったなぁ!さらに一つ、付け足してきたなぁ!」(ウキウキ)
会場ちゃんと沸いたのに、なぜかセンター後方に引っ込んじゃってる清光w
岩「自信を持って前に出てきていいと思うぞ!」
清「よかったぁ〜、すっごくドキドキした。笑」

は~~、本当に可愛かった。残暑見舞い、もうしあげまーす。ってぺこってお辞儀する清光が小学生みたいで…。
唐突に昔話をしますが、幕末天狼傳の禊を思い出しちゃったんですよ;;
たしか凱旋だったと思うんだけど、安定の禊前振りが
「禊を見て、通りかかった小学生があまりのかっこよさに興奮して「ありがとうございます!!!」ってお辞儀をするんだけど、ランドセルの蓋がしまってなくて、どさどさどさ~!って中身がこぼれちゃう…みたいな、かっこいい一言!」
だった回があって(こうして書いてみると、まじでカオスだな笑)。
このときは禊指名が堀川くんだったんだけど、清光は基本的になぜか堀川くんに甘いので(と私は思って当時みていた)、
禊が終わった後に「ありがとうございます!…ランドセル、どさどさどさ~!」ってやってあげてた回があって…
なんか、ぴょこんってお辞儀するその姿に、そのときの清光を思い出してしまって、ひとりでウゥ~;;!!??ってなってました。
あまりにも細かすぎる上に昔話ですいません!!!でもなんていうの!禊のときにしか見られない清光すぎて!!!その独特の可愛さがほんとに貴重で!!!アァァ!!!(錯乱)
お辞儀のあとは一瞬だけ間があってからの、可愛くしてるから…だったんですけど、多分アレ、照れてたんだよね!
ウケたかどうかを気にする清光が本当に本当にたまらなく可愛い…。つれえ!


あと、二部は毎度、それまでの公演でしばらくわちゃって遊んでても、円盤に残るせいか楽になるとだいたい大人しくなる印象だったのですが、楽の禊のお題、全然そんなことなかったよねw

清光「じゃあこんなのはどう?都の熱をやわらげる、鴨川のせせらぎのように、涼しげでかっこいい残暑見舞い。(ニヤ)」
三日月「んん…。涼しげで、かっこいい…残暑見舞い?笑」(←動揺のあまり、もはや完全に中の人の顔になっている)
清光「今まで聞いたことある?涼しげでかっこいい、残暑見舞いって。」
三日月「未だかつて、ない!!!(キリッ)」

このやりとり本当~~~~~~に可愛かったし、楽だろうが容赦しない清光、最高だな…ってなりましたし、動揺しすぎて三日月もはやまりおくんの笑い顔になってたし、そのあとの肝心な禊が面白すぎてわらいじんだ…。
耳元でささやくぞ?じゃね~!!!っていう!笑
いやだから…ほんと、楽しすぎたんだって…あつかしぃぃぃぃ;;!!!!!!


今回は楽を含めて現地観劇15回でした!(記事内を数えりゃわかりますしね)
もうこんなにチケット手配で血反吐を吐くほど頑張ることは、観劇人生で二度とないと確信を持って言う。もうあんな頑張り方はできないし、なにがどうなって見たい公演全部見れたのか最早よくわからないです…。助けてくださった、救いの手を差し伸べてくださった皆様本当にありがとうございました。涙
でもそれくらい、何がなんでも絶対に納得いくまで通いたくて。微塵も後悔などしたくなくて…結果、土日公演の全てと仕事休みをとった平日2日マチソワすることになりました。
刀ミュがそもそも2年前から永遠に推しなんだけど、さらにそこに「推し」がいる刀ミュって、やっぱりまた特別すぎて…。つまりは最高の二乗、みたいなやつでして…
本当に2018/1/30から、この夏だけを見つめて全力疾走しつづけてきました。
つはもの大楽サプライズの告知直後、
「え~また阿津賀志山やるの?うれし~!キャッキャッ」…ではまったくなく、
「つはものを必死で走りきったと思ったのに、なんでまたこんなチケ取りが地獄オブ地獄の演目が待ち受けているんだろう」って、マブダチと二人で本気で白目むいて絶望していましたから…。
ライビュの後、ショックのあまり、しばらく椅子から立ち上がれなかったくらい。
でもそんなこと言ってらんないので、真剣捨て身の心で、今!このときこそが!戦うときなんだ!の精神で、とにかく全力で走り抜きました。
公演期間も控えめにいってきちがいじみたスケジュールだったので、とにかく体調崩すまいと意識してご飯たべまくったりしてた。
そうして全てが終わってふと正気を取り戻した頃には、ものの見事に夏がおわっていました。
もう気づけばらぶフェスの先行期間だなんて。え?あと4ヶ月で2018年終わるんですか???控えめに言って、恐怖しかねえな!!!!


そして唐突に、記録という意味で回がわり曲のまとめをおいておきます!
(見てわかるとおり、思いっきりただのエクセルのスクショです!笑)
自分が入ってない回も友人が誰かしら入っていたので!

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同じく青年館で公演されたつはものの凱旋、曲の回し方の偏りがひどくて「いやなんでまたその曲飛ばすー!?」っていうかなり辛い目にあいまくったんですが、今回はわりとバランスよく順番考えられていたような…!?
もはや後半になってくると、友人と考える「次はこれだろ!」っていう予想がドンピシャで当たるようになっていました。それを考えるのを含めてほんと…楽しかったな…!
あと今回めちゃくちゃ正直にいうと、バラードがなくて嬉しかった…というのはありますね。笑
いまだにつはもの大阪から突然増えたkizunaのことは許していない、大好きだったFLOWERが楽できけなかったことはずっと根に持っている。
だってバラードだと客席でわーキャー言いづらいんですもん!笑(私がKEY MAN至上主義で育ってしまったせいもあるが…)
男士たちもバラードだと歩くスピード遅くなってファンサもぐいぐいいきづらそうというかなんというか!
その点、今回の3曲とも、どれもミドルテンポで可愛くて、めっちゃくちゃ好きでした!


もうちょっと元気が出たら、単騎が始まる前にはあつかしの振り返り記事も書こうと思います;;
ほんとうに、楽しかったーーーーーーーーー!!!!!!(絶叫)
ありがとう阿津賀志山異聞2018巴里。この夏を忘れないよ!