こたえなんていらないさ

主に刀ミュ(ミュージカル『刀剣乱舞』)を愛しながら、舞台まわりをぐるぐるしている人

できることをやりたい

しんどい気持ちを逃すことを目的に勢いだけで書いており、なにか結論を出せる文章にはならないことをまずお詫びしておく。


あまりに苦しくて、ふと気づくと歯を食いしばっている。舌に歯の形がついてしまう。同じことを友人が言っていた。
開くはずの舞台の幕が、もうずっと開かない。
本来は初日の訪れを華々しく告げるはずのアカウントが、中止のお詫びと払い戻しのお知らせだけをツイートしている。
まだ上演がどうなるかわからない、少し未来の演目の稽古に励むキャストは、不安そうな素振りを見せずに、ただ前向きなツイートだけをしてくれる。

今日もどこかで、何かの演目が上演されていて、そこに笑いや涙があって、上演後には拍手が弾ける。
わたしにとってはそれが当たり前の日常だった。自分が劇場に行かない日にも、TLにとめどなくあふれる感想が、キラキラした言葉たちが好きだった。無意識のうちに、舞台が上演されている事実に救われて、支えてもらっていた。
でも、その日常は失われた。
この日々に終わりが見えなくて、ただ陰鬱な空気ばかりがそこに漂う。
いま手元にあるこのチケットたちが、生きるのかどうか、まだわからない。
冗談ではなく、強い意志を持って前を向いていないと、目の前が途端に真っ暗になる。


観劇は、単なる娯楽だ。それは間違いない。
でも、娯楽とは文化であり芸術であり、人が人として生きる上で欠かせない喜びをもたらしてくれる、かけがえのないなにかだ。
それに支えられて毎日を生きている人がいて、それをなりわいにして毎日を生きている人がいる。
エンターテインメントが当たり前に息の根を止められてしまった先に、いったいどれほどのものが失われるか。そのことが、本当に恐ろしい。


諦めたくなくて、守りたくて、悔しくて涙が出る。
放っておいたら大好きなものが死んでしまう気がして、できることをやりたい。
助けさせてほしい。取り返しのつかない形で失う前に、できることをやりたい。

この深刻さを、笑い飛ばせる日が、早く来てほしい。