こたえなんていらないさ

舞台オタクの観劇感想その他もろもろブログです。

宝塚花組「元禄バロックロック」感想(ストーリー全体とクロノスケ&キラについて)

宝塚花組「元禄バロックロック / The Fascination!」の2本立て。
れいまど大劇場お披露目公演の本作は、東京での長い長い公演中止期間を経て、ついに1月30日、劇場に戻ってきてくれました。
kageki.hankyu.co.jp


始まる前は「忠臣蔵ファンタジー」「クロックロマネスク」の能書きを読んで疑問符ばかりが脳内に湧きまくっていましたが、
見てみると予想していたより全然わかりやすく、そして何より最高のハッピーエンドでした。
時間SFとして破綻しない範囲で話をしっかりとうまくまとめて、その上で上質のラブロマンスを生み出したな!という印象です。
一言でいうとシンプルに「このお話、めっちゃ好き!!!」でした。
特定の観劇回の感想というよりも、まずはお芝居について、作品全体+トップコンビの感想を書きます!
そして私がクロキラに夢中すぎるあまり、本記事ではお芝居中のその他の要素についてまったく触れられておりません、予めお詫び申しあげます。。!

※本当に今更!ではありますが、ガッツリとネタバレしているので以下閲覧はご注意をお願いいたします。




キラが秘め続けた思いと願いが、明かされる前から涙を誘う

愛するクロノスケが仇討ちで死んでしまう未来を変えるため、同じ時間軸をひとりで何度も繰り返し続けるキラ。
キラは物語の中盤までその秘密をクロノスケにも隠し続けているため、「背景は明かさないものの、なぜかクロノスケの事情にやたらと詳しいことだけはわかる」という、謎めいた言動を繰り返すことになります。

「彼女には何か隠されている背景がある。けれどそれが何なのかわからない、でも触れ合っていると、なんともいえずに懐かしい気持ちになる……これは一体何なのだろう?」

隠し事があることは理解しながらもキラに惹かれているクロノスケのそんな心情が、初日観劇時点でのこちら側の感覚とぴったりとリンクしたのが、すごく忘れられない体験でした。

クロノスケ自身が物語冒頭から<時を戻せる時計>を持って登場するので、キラもおそらくその類いの行動をとっていることはもちろん展開として予想はつくのですが、
でも全てが明かされる前に予感だけで切なくなって泣かされたことに、後から本当に驚いたんです。
それって取りも直さず、そこにあるお芝居の力の強さによるものだと思う。そのことにものすごく感動しました。


それを実感した場面は、言わずもがなですが「花火きらきら」です。
屋敷から姿をくらましたキラを連れ戻そうとやってきた父・コウズケノスケ配下のくノ一と、コウズケノスケに復讐を果たしたいクラノスケの二手から追われ、
<時を戻せる時計>の力を使って賭場からなんとか逃げ出したクロノスケとキラ。

追手を振り切った後、クロノスケはキラに対して、どうして自分が持つ時計の秘密を知っているのか、キラは自分の味方だとは言うがいったいどんな事情を隠しているのか、本当のことを教えてほしいと詰め寄ります。
キラはそれを承諾しながらも「でもまずは、せっかくのこの綺麗な花火を見ながら、楽しくデートしましょ!」と笑顔で提案します。
はぐらかされたのかと怒りかけるクロノスケを制して、「違うの!……本当に、夢だったの、ずっと」と、切羽詰まった声色で告げるキラ。
約束でしょう!?とせがむ彼女に気圧されて、クロノスケが思わずデートを承諾すると、キラは「…ぃやったぁ!!!」ととびきりの眩しい笑顔を弾けさせます。
クロノスケはその変化に呆気にとられ、これまでは”寂しく笑っていた”はずのキラが突然明るく笑っている事実に戸惑うのですが、
そう問われたキラは「失礼ね、当たり前です!……嘘、今日だけ。」と笑みを落としてつぶやきます。

ここの一連のまどかちゃんキラのお芝居、本当~~~にグッと来るんです!!!
まだ話の筋を何も知らないはずの初日の段階で、なぜかこのやりとりを見ているだけで自然と胸が締め付けられる感覚になり、
二人が銀橋に出ての「花火きらきら」を聞きながら、自分でも訳のわからないままにぼたぼたと涙を流していました。
予感だけで泣かされるお芝居だったことに、見終わった後にしみじみと嘆息しました。拍手喝采だった。

その後、展開を知った状態での観劇でも、「花火きらきら」の場面では毎回漏れなく泣かされています。
曲自体も魅力的で、明るいのに切ないメロディも本当に秀逸。

花火という存在の儚さに、限られた時間の中に輝く命そのものが重ね合わされているような珠玉の場面だと思います。
銀橋のクロノスケとキラの背景で静かに踊る花組生の群舞も本当に美しい。
たとえどんなに短いひとときでも、同じ時間を生きている事実が重なり合ったその瞬間には、いったい幾程の感情が詰まっていることだろう。
夜空を眩しそうに見上げて笑う二人は、今たしかに隣同士にいる。
でも本来であれば、不慮の別れで永遠に切り離されたはずの関係性だったのだ。なんてことだ……!
物語全体を象徴するようなワードが散りばめられた歌詞も、聞けば聞くほどに切なく、本当に大好きな場面です。


キラにとってあの花火の夜は、クロノスケを救う果てのない旅に出た中で初めて掴んだ成功の糸口、ようやく手にできた到達地点だったのでした。
裏を返せばこの「ずっと夢だった」夏の花火にたどり着く前に、キラはいったいどれほどの別れをクロノスケと繰り返したのだろう……。
その苦しさも終わりの見えない寂しさも、彼女は自分以外の誰とも分かち合うことはできなかったのだと思うと、どれだけ健気で強い子なの、キラ!?ってなってしまう。
でも彼女だって元から強かったのではなくて、閉じ込められていた屋敷からいきなり放り出された形になった最初は、むしろものすごく弱い存在だったはず。
クロノスケにかつて教わったのであろう、からくりの知識をなんとか頭の中に手繰り寄せてまずは時計を完成させ、その後はたった一人で時間を漂う旅に出る。
そうして究極の孤独を背負って戦う日々を繰り返し続ける中で、彼女は強くならざるを得なかったのでしょう。せつなすぎる。。

コミカルなだけじゃない、運命を”リセット”するクロノスケ渾身のフォロースルー

クロノスケはキラから全ての背景を聞いた後、彼女が作り上げた<時を戻せる時計>を「あなたの思うとおりにして」と託された結果、思い切りよく川にぶん投げてしまいます(…ほんとは違うけど笑)。
どうしてもあのシーンは二人のやり取りのコミカルさが全面に出てくるので(だって面白いよね!?)つい忘れてしまいがちになりますが、
あの瞬間に初めて、キラはようやく”独りぼっち”ではなくなったんですよね。

クロノスケが時計を捨てたのは(いや捨ててないんだけど笑)、その言葉どおり、キラを「時間という牢獄」から救い出すため。
キラの告白を聞いたのちのクラノスケは、自分の身の内にこみ上げるキラへの愛しさが押し留められずにどうしたらよいかわからない、といった表情をしていました。

自分がなぜか不思議とキラに心惹かれると思っていたのは、本当は彼女とはずっと以前に巡り会っていたからだった。
そして彼女は人知れず、自分を救うただそれだけのために、文字通りに身を捧げ続けてくれていた。
その重みを噛み締めたクロノスケは、キラの思いに正面から応えて彼女を救う決意を固め、
本気でこの先の未来を変えるべくキラと二人で力強く走り出すのでした。

でもその行き先はバラバラです。
事情を全て知ったそのタイミングで、本当は離ればなれになんてなりたくなかっただろうに(実際のところ離れがたくなりすぎているクロノスケがかわいい)、
これからまだまだ長い未来を共にするために、今は互いを信じて、いったんは別行動を取ろうと決める。
そのなんともいえない二人のバディ感が、すごく好きです!


「だからもう、終わりにするの」と、クロノスケが生きる未来と引き換えに永遠の別離を覚悟したキラの手を、
クロノスケは絶対に離さないと決めた。
キラがたった一人で必死で繋ぎ止めてきた二人の縁。
破天荒に思える手段で現実をぶち抜いてそれを成就させようとするクロノスケは、
キラに負けないくらいに大きくて深い愛情を、全力で返しているのだと思いました。

わかりにくさが丹念に排された、ストレスなく見れるエンタメ良作

イムループものというか時間SFってどうしても話の整合性が気になりがちなところが難しいなと思うのですが、そのあたりの細かい部分はうまいこと処理できている脚本に思えました。
時計を使う本人だけが、経験済みの記憶を保持したままで、過去の特定時点の自分に戻ることができるのかなと理解してます。*1
破綻がないことを大事にしがちな観客なので(よくいるめんどくさいオタク)、そのあたりの理解のストレスが全然ないのが嬉しかったです。
下敷きにしている忠臣蔵の超ざっくりとした知識があれば十分でしたし(というか最初にタクミノカミ様たちが説明してくれるし)、これといって難解な部分はなく、個人的にはとてもスッキリ楽しめるファンタジーだったと感じました。
セットもお衣装もとても華やかでゴージャス、まさにバロック×元禄文化なのね!と言いたくなるような世界観で、幕開けからワクワクさせてくれるカラフルさ。
目にも心にもしっかりと楽しい、満足度たっぷりの演目でした!


何よりも、新トップコンビ大劇場のお披露目にあたり、ハッピーで明るい話を書きたかったと言ってくれた谷貴矢先生には、感謝の気持ちでいっぱいです。。
見ているだけで気分が自然と明るくなるこういうハッピーなお話を今この厳しいタイミングで見られることが、本当にありがたくて。
<キラキラした多幸感につい泣いてしまうラスト>で終わる作品が、私の中では好みのひとつの型になってるんですけど、今作はそれにドンピシャでもありました。
見終わった後は毎度「……楽しかったな~!!!」と最高にふくふくした気持ちで嘆息してます。谷先生、最高の大劇場お披露目演目をありがとうございました……!

見ているだけで幸せが溢れるカップル、クロノスケとキラ

書き下ろし・スターへの当て書きである完全新作の威力を、今回またしても思い知りました。ふたりとも本当に!魅力的です。
クロキラのおふたりの可愛さに、とにかく愛おしさが溢れまくります。。

柚香さんのクロノスケは、ど真ん中な感じのザ・主人公な造形が何気に新鮮というか、この方向性、わたしはまだちゃんと見たこと無いやつ~!と思ってすごくテンション上がりました。
いやもうかっこいいのは当たり前なのでかっこいい以外のことを言った方が……と思うんですけど……かっこいいですよね(完)。
豪華な刺繍入りマントを羽織ってエドの街をぶらついたり、賭場で時計の力を使って(使えてないんだけど笑)やりたい放題の儲けを出してみたり、女の子を口説いて失敗してみたり。
ちょっぴり退廃的な空気感の中にだだ漏らされるなんともいえない色気が!ウィッグも素敵!!落ちかかる前髪の陰に輝く黒い瞳がうつくしくて!アーかっこいいです……!!!
ひとこちゃんのクラノスケとのやり取りでは、飄々としているだけに見せかけて互いに腹の中を探り合う緊張感がたまらない。
今作では刀を振るう立ち回りもたくさん見られますし、お衣装もいろいろあるし、あとはまさかのメガネまで!!!あの銀フレーム丸メガネ!!!最高すぎて発狂するか思った!!!
あとクロノスケのお辞儀がいちいち「武士だー!」って感じる腰の落とし方なところも大好きです!


でも何より、クロノスケの一番の魅力って、あの根底にある優しさですよね……!
じんわりと心を包み込んでくれるようなあったかさに溢れている。
特にキラが戻ってくる時間軸の前、まだ屋敷に閉じ込められている時代のキラに出会った時のクロノスケが、花火の夜に見せる微笑みが本当に本当に優しい。
心から愛おしいものを見つめる穏やかな笑み。でもまもなく討ち入りという形でやってくる別れを思うその表情には、ほんのりと陰がさしていて。
キラの言う「本当に寂しそうに笑うから」そのものの笑顔をされているので、見ていて心がギュッとなります。。か、悲しいー!ってなる……

討ち入りの日、キラとの別れ際に「遠い遠い時間の果てで、必ずまた会える。その時に、一緒に花火を見よう!」と叫ぶクロノスケは、本心では自分たちにそんな日が二度と訪れないことを知っている。
叶えようのない約束を、祈りのように力強くぶつけるあの瞬間、
クロノスケは自分の大切な人が「命を繋ぐ」ことだけをただ願っていたんだなと思うと、
その展開はもうやってこないものだとはわかっていても、ア゛ーーー!とたまらない気持ちで泣いてしまうのでした。。


そしてまどかちゃんのキラ、ほんっっっっとうに!好き!大好き!キャラクター造形が好きすぎました。
さっきキラの話はたくさん書いたとおりなんですが、情報を全開にできない状態で謎めいた背景に引きを持たせる・説得力を感じさせるお芝居をしないといけない難しさがあると思っています。
つまりは本作の物語の推進力を担う要の存在がキラじゃないかなと思うんですが、そこの表現が本当に素晴らしいなぁと!
大好きな相手だけをまっすぐに見つめるひたむきさが「あなたが好きだから!」とか「でもずるいなぁ、私の好きばかり積みあがっていくのよ」とかのセリフにぎゅっと熱く込められていて、本当にとにかく健気!愛おしい!
そりゃあ全てを知ったクロノスケが離れがたくなってしまうに決まっている~!


まどかちゃんのお芝居全体の印象、昨年の全ツの時ともまた大きく変わった気がしています。
予め完成したものが板の上に展開されているのではなくて、その場に息づいているものがどこまでもリアルに見えるというか。
クロノスケとの細かな掛け合いも毎公演見るたびに違っているし、柚香さんとまどかちゃんが二人でタッグを組んで、新しい表現をバンバン楽しく生み出していることが伝わってきました!

花のおエド(Rep.)で物語のラストに銀橋に走り出ていくところなんか、一度たりとも同じことはしてないんだろうなと思います。
時計捨てた/捨ててないのやり取りも、歌の中での銀橋での掛け合いも、毎度お互いにやんちゃに仕掛けあっていて、
「今日はどう来る?おっ、そう来たか~!」みたいな遊び心に溢れてる様子は、本当に見てるだけで幸せになります。
花道に到着したあとのクロノスケ、毎度容赦なく抱きしめたキラをぶん回すし肩を組んで揺さぶるしで暴れ放題なので、配信されているライブ音源に至っては「キャア!?w」っていうキラのびっくりした叫び声が入っちゃってるのもすごく好きです!クロキラ、ほんと自由で可愛い!

「これが大劇場お披露目なの?」と思うくらいに息ぴったりな新トップコンビ、れいまど

れいまどのコンビ感はなんていうか\仲間~!/っていうムードが強いなぁと見ていて感じます。
「うわーい!(嬉)」みたいな勢いで、わーっと賑やかに手をつないでどこかへ駆け出して行きそうなイメージ。
ニコイチ感といったらいいのか、庇護する/されるといった関係性ではなくて、ヨーイドンで一緒に駆けっこはじめてそうというか。
さらにふたりとも運動神経がよくて悪戯好きなので、思いついたら容赦なくかけっこの途中でもアスレチックとかに勝手に登りだす感じの……どんなイメージだよ!笑
「一緒に遊ぼ~!」と言ったら「は~い!」と言ってくれる、と今作の製作発表で柚香さんがまどかちゃんについて話されていましたが、見ていてもおっしゃりたいことがすごーくわかる感じします。

まどかちゃんが隣にいるときの柚香さん、男役としてのスタンダードなかっこよさをベースとしながらも、そこに思い切り伸びやかな自分らしさがイキイキと出ているような自由な姿に見えますし、
まどかちゃん自身もとても楽しそうで自由闊達な空気感をまとっていて、
なにより端的に言うと、ふたりともめちゃくちゃ楽しそうなんです。そこがすっごく良いな~と!
お二人がタカラジェンヌとしての充実の時を一緒に分かち合いつつ、何よりもまず楽しそうに舞台立っている様子なのが、本当に嬉しく感じます。


ショーの感想でも改めて書くと思うのですが、まどかちゃんが異動して花組娘役トップスターになったこの組み合わせ、納得感しかなくなっています。
夏の全ツはまだ1作目だしそもそも再演で書き下ろしではなかった分、今作での爆発力が特にすごいように感じます。

まどかちゃんはもとの実力の高さに加え、きっとものすごくキャパシティが広い・柔軟性に溢れた娘役さんなんだろうなと本作を見ていて思いました。
トップ娘役としての経験を積んだ状態で、それまでとは全く異なる新しい環境に身をおいたことで、
また改めて「自分らしさ」のようなものをもう一段階引き上げた状態で発揮できているのが、今のまどかちゃんの姿なのかなぁ?と勝手にですが感じています。
見れば見るほど様々な魅力が溢れてくるので、自然と大好きになってしまう。
あとシンプルにものすごく可愛い!どう考えたって、かわいい!!!(大声)

私自身についてはスターの皆さんを組み合わせというよりもまずはひとりの「個」の存在で見る傾向が強いのかなと思っているのですが、
花組トップコンビとしてはもちろん、ひとりの娘役スターさんとしてまどかちゃんのことが大好きになりました。
改めて、花組に来てくれて本当にありがとうございます!
花組で、柚香さんと一緒に充実した時間をこれからも楽しく過ごしてくださいますように!



今作は、大劇場初日からの3公演と1月3日のソワレをすでに見ていたのですが感想が書けていなく、
よ~し東京の公演中にじっくり!と思っていたら予期せぬ中止に見舞われ……。
本当になんて時代なのかと苦しい気持ちはいつまで経ってもなくなりませんが、
それでも再開が叶ったことが何よりも嬉しい。
その「楽しい!嬉しい!」という気持ちをやっぱり一番大事にしたいです。


私は再開日の1月30日ソワレを偶然観劇しているのですが、公演中止の事実を絡めて書くとどうにも巨大感情の収拾がつけられなかったので、敢えてそれ以外の観点のみで書いてみました。
そして潔すぎるのでは……と反省するくらいに、本当にトップコンビにしか言及できなかった~!涙
他のスターのファンの皆様に申し訳ない……でも当たり前ですが、花組が!!!大好きです!!!
ショーも別記事で書きたいのでがんばります。
2月6日の大千秋楽までの継続を、心から祈っています。愛してるよ花組~!!!

*1:時計の持ち主がキラからクロノスケに変わり時間を戻す主体がクロノスケになったら、キラはそれまで時間を繰り返し続けていた自分の記憶を全て失う=事件が起きる前まで時が戻ると、キラはクロノスケの存在を全て忘れてしまうことになるのだと思っています。「…だとしても、じゃあクロノスケが主体となって事件の前まで時を戻すなら、そのままキラのこと助けに行けそうなもんだけど…!?」まで考えてよくわからなくなってきたので、いったんそれ以上はやめました。笑