こたえなんていらないさ

舞台オタクの観劇感想その他もろもろブログです。

ミュージカル るろうに剣心 京都編 感想 / 演出・音楽と各キャラクターについて

5月17日に開幕した「ミュージカル るろうに剣心 京都編」。
初日からすでに複数回観劇済みなのですが、感想をあげるのがすっかり遅くなってしまった!


(初日は曇り空だったので一番晴れてた日の写真にしました)

1記事目なので、主にステアラ上演の舞台としての魅力・見応えと、各キャラクターの皆さんに言及するスタイルでまとめます!
まりおくんの志々雄真実についてはあらためて別記事にすると思いますー!




まずは一言。ものすごく「楽しい!」に尽きる!

もうねぇ本当、この作品見ていてとにかくひたすらに、楽しい!!!(大声) みんな見て!
エンタメど真ん中を贅沢に浴びる喜びを、これでもか~!と存分に味わえるミュージカル作品だなぁと思います。

巨大スクリーン+360度回転する特殊な機構による見応えだけでなく、
申し分なし!と感じる芝居・歌ともに実力派揃いのキャスト陣(本当に皆さん素晴らしい!)、見栄えと共に視界の見やすさも考慮された美しいセット、場面にぴったりとハマる音楽の数々。
休憩をのぞき、一幕二幕がそれぞれ1時間半というかなりの長尺作品なのですが、見ている間はその長さを感じさせない密度の濃さです。
原作内容の取捨選択は、話についていけなくなる一歩手前で踏みとどまったようなギリギリの攻め方なんですが、
かといって見ていて完全に振り落とされてしまうことはまったくなく。改めて、小池先生の手腕、すごすぎ!?ってなりました。
そして小池先生の持ち味がとても生きる作品だなぁと……派手でケレン味があって、こう来てほしい!と感じるところでしっかり大きめの花火がドカンと景気よく上がる感じの演出、見ててものすご~く気持ちがいいです。
とにかく驚くほどにゴージャス!確かにチケットはお高い!が、それにも納得感があるし、むしろ「これ、予算内にちゃんと収まりましたか……?」って心配になるくらいの豪華さ!笑

私は2020年の上演発表のタイミングで初めてちゃんと原作漫画を読んだのですが、
原作の場面がうわっと勢いよく蘇ってくるような瞬間が沢山あって、セリフも主に歌詞にふんだんに取り入れられているし、これは原作ファンの人もきっと嬉しいのでは!?と感じます。
京都編の、清々しいとすら形容したくなるあの疾走感のあるエピソードが、ダイナミックにステアラ中に広がっていて、
2年越しの上演が叶ったことが本当に嬉しくなりました!諦めず待っていて良かった!!

小池修一郎×IHIステージアラウンド東京、それは予想を上回る”情報量”

今回!本当に!ステアラが、まじで超回る!!!
わたしが過去に観劇したのは劇団☆新感線「髑髏城の七人 Season月 下弦の月」のみなんですけど、
その記憶と比較して「いや、いくらなんでもこんな回りましたっけ!?」くらい回るので、ちょっとウケてしまいました。
下弦に通い倒していた友人も「こんなに回ってなかった気がする!」って言っていたので、比較したらやっぱり多いのかしら!?もうほんと、すげ~動く。笑

事前特番やパンフレットでも触れられているとおり、客席が回転するゆえ本来は東西南北の4つから転換不要なはずのセットが惜しげもなくバンバン入れ替わるのには、すごすぎてちょっと笑ってしまうほど。
「え、この1場面のためだけにこのセット作ったんや!?」みたいな瞬間があったり、、いやほんとすごい……舞台裏は本当に大変なことになっているのでは!?と初日は客席で戦いておりました。
主演の徹平くんは「小池先生が新しいおもちゃを手に入れた」って表現されていましたけど、なんかもうそれ、すごくよくわかる気がする。。笑
あの超大型スクリーンまで使えるわけで、その動きと舞台上のセットを組み合わせた演出は、スケールが本当に大きくて見ていてあっけにとられます。
舞台上のセットにはだいぶ高さが設けられているため(階段状になっており舞台奥が一番高いつくり)、後方寄りの席から見た時にも全景がすごく見やすい印象がありました。
パンフを読んで知ったけど、あれは奥をかなり高めに作る工夫がなされたゆえの見やすさだったんだなぁと!
結果として視界に飛び込んでくる情報量がとてつもなく多くて、見ている間は長さを感じさせない一方、見終わるとしっかりと心地良い疲労感があります、楽しくて&面白くて、すっごくヘトヘトになる!笑


そして今回、私やっぱり小池先生の絵作りが好きなんだよな~!って改めて思いました。
世界が一気にバッ!と広がって目に入ってきたときの、あの絵の決まり方が本当に気持ち良い。その一瞬の見応えで、ひとつの大勝負ができる演出家なんだなぁと。
やはり宝塚歌劇団の方ゆえか、一点透視法的というのか、センターを軸とした空間の広げ方が本当に見事だなぁと感じます。
「幕末血風禄」で華やかに入り乱れる幕末の動乱を生きる人々の様子には、曲の魅力も相まってそれだけでちょっと涙が出そうになりました。。

エンタメを「=娯楽」として、真正面からきっちり丁寧に昇華させる手腕、という意味で、やはりすごく信頼しかないクリエイターだなぁと思うんです。
……いや、紫綬褒章の巨匠を捕まえてお前は一体何をいってるんだって話なんですけど笑、私はやっぱり小池作品が好きです~!

気分を盛り上げまくってくれる、百花繚乱!な音楽

今回劇中音楽を担当されているのは、宝塚歌劇団の太田健先生と、我らがおなじみ和田俊輔さん。
私事ですが2020年に突然ヅカオタの人格も得てしまったため、舞台にハマりたての頃にすぐにライネスの生みの親として名前を覚えた作曲家である和田さんが、太田先生と一緒に小池先生作品に初参加している様子をリアルタイムで体験するのは、なんだかすごく面白いというか感慨深いというか。
舞台を取り巻くひとつの潮流を勝手ながら一緒に体験できているような気持ちにもなっています。


とても個人的な感覚なんですが、作品全体の額縁部分というか、方向性を形作る・骨格にあたるところの音楽を主に太田先生が担当されていて、
その枠組みを和田さんの多彩すぎる様々なジャンルのメロディーがカラフルに彩っているというような印象を受けました。結論、たいへんに豪華です!
本当に「贅沢だわ……」としみじみすること限りなし。いやこれ、CD売ってください!??


好きな歌ばっかりなんですが、以下お気に入りをいくつかあげてみます!
志々雄真実の最初のソロ「弱肉強食」は、
どこで聞けるかな?とワクワクしていた「所詮この世は弱肉強食!」という志々雄の著名なセリフが、まさかの歌い出しにそのままドーン!出てきたので、ちょっと楽しすぎて初日客席で笑ってました(※楽しくなると「楽し~!!?」みたいな情動で、すごい笑っちゃうタイプのオタクで誠にすみません笑)。
剣心がワンフレーズ歌唱に入ってきたあとの「甘いぜ 先輩」は、まりおくんならではのあのハリのある高音で、もうさいっこう!かっこいいーー!!!ってなる。かっこいいなーー!!!

剣心と薫のデュエットである「待宵月」は、メロディがとにかく美しくて……!
特にサビのラストの「人は縋る 待宵月に」の、「月に」部分の処理が本当に好き。
素直に落ち着かせたらおそらくは半音?低いところで展開が終わりそうに思える旋律を、敢えて予想を裏切るように半音上げているように感じているのですが、その差から生まれる広がりが途方も無いなぁと嘆息させられます。
お二人の声の相性もとても素晴らしくて、それぞれの胸の内に固く立てられる誓いの光景、繰り返し見るうちに自然と涙が出てしまう一曲になりました。

「乱弁天」~「乙女の祈りは、もう全体の流れが突き抜けたバカバカしさもあってほんっとうに大好き!!(※めっちゃ褒めてます!!!)
特に乱弁天は「なんでここに手拍子がないんや!??」って初日は混乱するくらいだったんですが、3回目の観劇だった5月23日マチネでようやく手拍子できて、めちゃくちゃ嬉しかったです!!!
薫・操のガールズによる「コラ~!」のユニゾンとか、そもそも「カモンカモン♪」が絶妙に”鎌”にかけられていそうなところとか……たまらん!
手拍子でいうと個人的な願いとしては「おいでやす京都へ」でも手拍子やりたい……!(見てないうちにそろそろ起きるようになってる?そんなことないか!?笑)

あとは一幕ラストの「剣心はどこへ」の、あの畳み掛けるような大々的なカタルシスがも~大好物すぎて。。
これだよこれ~!!!小池修一郎×大田健ならではだよな!?と思えて、あの場面にはめちゃくちゃテンションが上がらざるを得ないです。
全然タイプの違う楽曲が、たった数小節の処理でぐいっと強引なのに違和感なく繋がれていき、それに乗って舞台上では場面が明快にばんばか惜しみなく転換し。
ほぼ全員が出てきてのコーラスによる歌い継ぎから、最強の師匠・比古清十郎と剣心の対峙で終わる一幕……いや、完璧すぎるやろーー!!!
ウォォ、書いてたら早く次を見たくなってきた!!!


以下は各キャラクターを演じる皆さんに、それぞれ短めですが感想を!全員書けなくてすみません!!

緋村剣心/小池徹平さん

圧倒的な座長!もう本当に、素晴らしいの一言です。
外見からして文句なく剣心であるだけでなく、小池先生もパンフレットでさかんに褒めているとおりの「少年漫画の主人公」感の携え方が見事すぎて。
こりゃ誰が見ても剣心だわ……!と嘆息することしきりです。
クリアなだけでなくしっかりとした声量を兼ね備えた、これまた”主人公”感たっぷりの魅力的な歌声と、
なんといっても殺陣が!殺陣がすごすぎます!なんなんだあのスピードは!?

見ていてびっくりするのは、腰の落とし方のとてつもない低さです。
ぐっと腰を落としての前傾姿勢からの斬り込み。その姿勢をとるだけでも消耗しそうだし、そもそもそこから動き出すのが大変そうに思えるのに、
体勢を低めた次の瞬間にあの速度で駆け抜けていける、その身体能力の高さに脱帽です。
特に後半の宗次郎との一騎打ちのスピードがえぐすぎる。
だって、ふたりとも足元見ないで剣を交えながらの横走りで段差を越えるんですよ。。いったいどうなってるの!?
先日のご自身の配信番組では「一幕は全く楽屋に戻る暇もない」とおっしゃってて、負担が相当にえげつないことになってると思うんですが、どうか最後までお怪我なく!!!

志々雄真実/黒羽麻璃央さん

いや~~~もうどうしましょう!?言いたいことがありすぎてどうしたら!?になってるわけなんですが、
まりおくんの志々雄、もう見事すぎてぽかんとしてしまいました、本当に。。推しの勇姿素晴らしすぎて……
素顔を隠すゆえ、純粋に芝居の力だけで勝負できるのが嬉しいと事前に何度もインタビュー等で言っていたまりおくんですが、
そう言っていた理由がめちゃくちゃによくわかる志々雄でした。
表情を伝える術がほぼ目元しかなくなるわけで、演技の難易度としてはいや普通に高いよなって思っていたんですが、
ちゃんとその全身から、佇まいから、志々雄が今何を感じているのか、どういう状態なのかがはっきりと伝わってくる。その純然たるお芝居の力が改めて大好きだなー!としみじみしました。

劇中でさまざまな視点はありながら、最終的には「志々雄真実という強大な敵を倒す」その一点に向かってぎゅっと収束していくストーリーが京都編だと思うので、
剣心たちが立ち向かうべき存在としての"悪"の説得力がなければ、話そのものが成立しなくなってしまう気がするのですが、
その点まりおくんの志々雄は本当に完璧な立ちはだかり方であり、恐ろしさであり、強さを湛えた存在でした。いやーーー、本当にかっこいい。。
あと!歌!歌がまたうまくなってて!!!低音!声量!進化ー!!!ってなったんですが、ちょっとまたあらためて別で書く!!!

四乃森蒼紫/松下優也さん

よく考えたら優也さん見るの私はだいぶ久しぶりだった!
これもパンフレットの座談会で言われているとおりですが、本当に色気がある……!
なんといっても、あの圧巻のソロ「華は添えない」
幕が上がる前の作曲についての和田さんのツイートを見ていたので、いったいどんな難曲を?って思ってたんですが、実際に聞いたら「いや、これ他に誰が歌えるんや!?笑」みたいなバリバリのド難曲だったので、作曲家とボーカリストの楽しげな勝負始まってる~!ってなってしまいました。いや難しいわ。流石だわ!?
どういう譜面なのかもうさっぱりわからねぇ!なりながら聞いてますが、自分の喉を自在に操れる才能って本当にすごいなぁと。。
たぶんあそこは公演終盤に向かってもっと仕上げていかれるんだろうなと思うので、引き続き楽しみです!

瀬田宗次郎/加藤清史郎さん

去年のニュージーズで初めて舞台姿を拝見したんですが、せいしろうくん、舞台姿めっっちゃ、良いよね!!
あまりにも宗次郎なので、いやこんなに役がハマること、ある!?ってびっくりさせられてしまう。。
まりおくんの志々雄との並びがまたいいんだよ~~~「宗」って呼びかける志々雄と、それに応えて隣を見上げる宗次郎~~!!
蒼紫に対する「隠密御庭番衆お頭の名が、泣きますよ」とか、”楽”の感情しかない宗次郎ゆえ、周囲の神経をちょっと逆撫でしてしまうような様子とがめちゃくちゃうまい。
十本刀を呼び寄せる流れで安慈のもとにやって来る場面は、本当にすごいスピードで飛び込んで来て急停止したり、なんていうか行動の特性に「宗次郎なんだな~」と思わせられるところがたくさん。
話題にもなっていますが、剣心との一騎打ちでの志々雄のセリフの再現には驚かされました。
初日はわりと遠めの席で見ていたこともあって、え?今セリフ言ってるの宗次郎だよね?志々雄じゃないよね?って一瞬わからなくなったくらい。
役をまるっと飲み込んで自分のものにしてくタイプの役者さんなのかなぁと感じたり。この先も楽しみです!

比古清十郎/加藤和樹さん

いやちょっと!めちゃくちゃ!めちゃくちゃにかっこいいですねかずきさんの比古!!
あまりにかっこいいもんだから、二幕の京都で戦ってる場面はびっくりして笑いが出てしまった。なんだあのかっこよさ????
剣心にとっての最強の師匠であり、飛天御剣流の奥義を伝授するというその役割、
志々雄と同じでやっぱりものすごく説得力が必要な役だと思うんですが、まーもうそれが完璧で、かっこよくて。。
出番がほぼ二幕からなぶん歌も二幕にぎゅっと集められていますが、特に「比古のヒーロー・ロック」が最高ですよね!?ヒーローってわざわざタイトルに入っとるの心憎いな!ピンチに駆けつけるのは確かにヒーロー以外の何者でもない!
あのちょっと古め、言ってしまえばうっすらダサめのシンセサイザーのイントロで始まる、どこか90年代っぽさのあるロックを、戦いながら朗々と歌い上げる比古清十郎、かっこよすぎるやろ!
歌詞にある「戦ってみちゃどうだ?」のワンフレーズなんかは、すっごくかずきさんの雰囲気と合ってるな~!?になる。
どこかニヒルな、ニヤッと口元に広げる笑顔が良い。立ち姿の大きさとかもいちいち絵になるし。
一緒に見に行った友人たちからも大評判でした。あれはずるい!!!かっこいい!!!

相楽左之助/岐洲匠さん

喧嘩っ早くて義に熱い男!でも真っ直ぐでとにかく気の良いやつ、っていう左之助からっとした気持ちよさが、岐洲くんにとても似合っているな~と思いました。
剣を持たずに拳で戦うキャラクターゆえに、すごく体も鍛えられてて!上半身の厚みが見事。
安慈との戦いソング「二重の極み」がまさかのラップだったのにも初日楽しくなって笑ってました。(我ながらほんとよう笑う客やな!?笑)
あと弥彦とのやりとりが好きです!ガキ扱いしてると見えるけど、その実ちゃんと仲間として扱ってるんだなってわかる空気感なのが好き。
待宵月のシーンで両サイドから二人で屋根に登ってくるところとか、ラストシーンで剣心と薫を残して二人で葵屋に入っていくところとか、
歳は離れてるけどニコイチ感のある二人なのが「少年漫画だな~!」って感じます。良き。

本庄鎌足/奥野壮さん

いやめちゃくちゃ可愛いわ!?ってびっくりした。鎌足、可愛いです!!
背景を全く存じ上げなかったので、初日に鎌足がいきなりガチのバレエを踊りだしたとき、やっぱり楽しくなりすぎて笑ってしまった……あれはまじでびっくりした……
そんなことある???ってなるし、「嫌なやつだけど言ってることはわかる~」っていうそのまんますぎる歌詞でユニゾンする薫・操の歌声に乗って、美しくバレエの動きで躍動する本庄鎌足……いや、どう考えても面白いよ!最高だよ!!!
京都の街に現れてすぐくらい、まだステージ最奥にいるタイミングで念至に向かってウインクしてるのがすごくキュートなのでぜひ確認してみてください!
十本刀の場面で「志々雄様のお側にお使えしたい!」の後に由美とバチバチしてるところもめっちゃ好きです。
いやぁ、にしても「乱弁天」は名曲だよ……手拍子ができてうれしいよ~!(まだ言ってる)

神谷薫/井頭愛海さん

薫殿ーーー!!!ってなってます、めっちゃ、好き~~~!!!
初日は流石にだいぶ緊張されてた?って感じだったのですが、数日ぶりに観劇した最初の土曜日マチネで、すでに舞台姿が見違えていたので本当に驚きました。
舞台上でどう表現すればより届くか、歌声が響くか?っていうことを、日々メキメキと会得していらっしゃるのかなぁという印象です!本当にすごい。
最初の神谷活心流の道場のシーンから、押し出しの強さが全然変わっているし、
恵と歌でやり合うところはより激しく自分の感情を言いたいままに真っ直ぐぶつけている感じで、勢いがとても好ましい。
剣心との心の通わせ方も、ベタッとなりすぎないというか、甘すぎず程よいというか。なによりしっかりと芯の通ったビビッドなヒロイン像で、とても見事だな~と思いました!歌声も伸びやかで明るくてたいへん素敵です!!

巻町操/鈴木梨央さん

操ちゃんも本当に可愛い!なんたって歌もうまいし!
現役高校生って聞いてマジかー!?なってます。若いのにすごい!安定感が抜群にあるように見えます。
豊洲座の高座のところは、声の操り方が上手なだけじゃなく、まだ幕が開いて数分のタイミングなのに初日からとても堂々としてたのがすごくかっこよかったです。
なんともいえないおきゃんな感じというか、跳ねっ返り少女な部分、梨央ちゃんの高めの声質もはまっていてそのまんま操!って感じで、めちゃくちゃ良き!です。いや~可愛い。
薫との共闘、一生懸命で可愛くてふたりともだいすき~!

駒形由美/伶美うららさん

お噂は伺っていましたが!*1ひたすら「美」!!!ってなりました。とにかく美がすごい。
由美の衣装は首元~デコルテがとても大きく開いているデザインですが
うらら様の首の細さと長さと、鎖骨の出方と、その全てが本当に彫刻のようにお美しくて。。
志々雄の一番の理解者として、盲目的に慕っている訳ではなく、どこか一歩線を引いたような大人の寄り添い方がとても魅力的なキャラクターだなと思うのですが、まさにぴったりだなと感じさせられるお姿でした。
宗次郎と同じことを言ってしまうけど、まりおくんの志々雄との並びが良すぎて……いや、志々雄一派最高なんだよ……
並んだ姿がめちゃくちゃに絵になるお二人でした。地獄のシーン、良すぎますよね。。



ここまででお名前、全然書ききれてないですけど……!(なにか不備がありましたらすみません!)
るろ剣とにかく「楽しい」ので、もし迷われてる方がいたら全力でおすすめしたい!損はさせない〜!楽しいよ!!?見においで!!?
やはり少年漫画らしい清涼感というか後味の良さも相まって、終演後に「いいもの見た〜〜〜!」と満足して帰れるタイプの作品だなぁと思います。

全員がシングルキャストで、あの運動量でのロングラン、演じる側は本当に相当ハードだと思うのですが、どうぞ怪我なく全員で無事に千秋楽まで駆け抜けられるよう心から願っております。

次の観劇も楽しみだぁぁー!!!

*1:ヅカオタの人格としては95期ってほんとうになんなんだ!?になりました、すごいなー。。