こたえなんていらないさ

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【ネタバレなしで】刀ミュ 葵咲本紀の初日感想を書いてみる(主に刀剣男士の印象について)

8月3日、刀ミュ新作「葵咲本紀」の初日、天王洲銀河劇場で見てまいりました!

観劇後の感想として、ネタバレ満載のエントリーをすでに一本がっつりまとめたのですが(このあと別に更新予定)、おそらくニーズ(?)としては、ネタバレなしの感想も世の中には求められているのではないか…?という気持ちになり、普段やらないんですがタイトルどおりのものを短めにさくっと書いてみようと思います!

そもそも<ネタバレ>の定義が難しいので、以下のような内容を書くor書かないよ!というのを明らかにしておきますね。

  • 演出および脚本の中身には、一切触れません
  • 刀剣男士に抱く「印象」については作品の中身に触れない程度に述べます

「嘘つき!これだってネタバレじゃん!」って感じる方もたくさんいると思うので(いわゆるエモバレ)、本当になんの情報も入れずに観劇に臨みたい方は、このエントリーについてもどうぞ読まれないようにお願いします。
「詳しくは知りたくないけど、なんとなく雰囲気だけ掴みたい」って感じでソワソワしている方には、もしかしたら読んでも良いのかも、みたいな記事をイメージしています!

ただ、話せないことが多すぎるので半ばネタっぽくなるよ。笑




鶴丸国永:かっこいい

鶴丸…めっちゃかっこよかった…!!!まじでかっこよかった!びっくりした~!
すでに刀ステの世界には存在してる鶴丸が、ついに刀ミュの世界に!ってワクワクしていたんですが、期待を遥かに超える最高の鶴丸がそこにいたよ!
来夢くんのお顔が比較的かわいらしい寄りなので、もっと楚々とした(?)鶴丸なのかな~って思っていたら、とんでもなかった。めちゃくちゃに雄々しくて頼りがいのあるウルトラかっこいい鶴丸国永がそこにはいました…!
私の中では、ビジュアルとステージ上で一番ギャップが大きかったのが彼でしたね!いい意味で予想を裏切られました。あまりにかっこよくて感動したもの。
鶴丸としての表現が動揺するくらいに好みどストライクだったので、二部は鶴丸うちわを作ることに確定したよ!
まず、声の出し方が素晴らしいなと思う…。「じ、自信に満ち溢れた平安刀…!?ウアァ好き……!!!」ってなる。(※あなぐまの推し刀が誰なのかを思い出してみよう)(みかづきむn)(以下略)
たぶん体の動きの面はこれから74公演駆け抜けていくなかで絶対にもっと進化するだろうと思えたので、凱旋の頃の仕上がり具合がめちゃくちゃに楽しみです…!えーんマジでかっこよかった~!鶴丸好き!

御手杵:本人

「…あの、ご本人いらっしゃいました?」ってなった。
いや~~~すげえ。田中涼星くん、見る前から「これは絶対に御手杵でしかないだろうな」って思ってたんですけど、実際に見てみたら、マジで御手杵だった。何を言ってるかわからないと思うんですが、マジで御手杵なんですよ(真顔)
なんていうか、似てるとかいうレベルじゃないんだよ…ご本人だった…御手杵がそこにいたわ…あんなんびびるわ…。
声の出し方もちょっとゲーム原作に寄せているところありそうですよね!?
元のお顔立ちの中でも、とくに鼻筋のあたりが御手杵に元々似ていらっしゃるかな、とは思ってたんですけど、今回目前にしてみて、衝撃がすごかった。だって、ただの御手杵なんだもの!!!(大声)
他に言うこと無いのかよって感じなんですけど、ネタバレしない範囲でってなると繰り返しこう叫ぶしかできねえ!!!笑
御手杵のあの朴訥した感じっていうか、三名槍として堂々としてはいるけど「俺は突くことしかできねぇから」って頭をかきながら言っちゃうみたいなあの雰囲気が…そのまんま舞台上にいます!
御手杵推しの皆さん、期待してていいと思います!!!

◆篭手切江:かわいい

…江くん、まじでしぬほどかわいい~!!!キャー!!!江くん~!!!!ってなる。感動した。
演じてる田村くんは3rdのジローちゃんなんだよね!どうりで…って心底納得しました。(全国氷帝で1回見ただけだからさすがに印象まで覚えてないんだけどっ…!)
江くんが実装された時、審神者たちは「この子は刀ミュに来るしかないのでは…?」って感じていたわけなんですけど、
いや~。見事なまでに、清々しいまでに、私達がイメージするとおりの江くんがそこにいました!笑
とある演出がマジで最高に可愛いので、劇場で全力でニコニコしてほしいです。
あと、脇差みがあってそこも素晴らしく良い!小回りの利く機動の高さを存分に感じさせる動きをしてました!刀ミュの脇差、ほんと全員かわいいよね…。

◆明石国行:本人

「…あの、ご本人いらっしゃいました?」ってなった。(※2回目)
だって!ほんとに!本人なんだもの!!!すげえ!!!拍手喝采する。
明石国行…そもそもがかっこいいですよね…「自分に働けいいますか?」って一見やる気ない風に見せて、戦うとめっちゃ強い太刀っていうキャラクター造形がもう反則だと思うんだけど。
なんていうか仲田くんの明石、”一筋縄ではいかない”ところがすごく良く表現されていて、これまた最高の明石でした…。
明石について語ろうとすると作品の中身を喋ってしまいそうになるのでぐっと黙る。。これ以上は言えねえ!
あと二部の明石、超~かっこよかったです。ウェエ~!?ってなった。歌って踊る明石国行。それだけでもう、大事件すぎません…?
明石推してる人、最高すぎてしんじゃうんじゃないかな。…がんばってください!!!(励まし)

◆村正派の二人:拝ませてくれ…

今回もはや刀ミュにおけるベテラン組として出陣している、spiさんの蜻蛉切ともっくんの千子村正は…
もう見ていて、拝ませてくれ、という気持ちになりました。
あなたがたのいる刀ミュが私は大好きです。。
ほか4名の刀剣男士が、俳優としてのキャリアも年齢もまだまだ若い、本当に新人!というクラスの子たちだったなかで、二人にかかったプレッシャーは相当なものがあったと思う。作品の成立可否はある程度二人の肩にかかっていたと言ってもおそらく過言ではなくて。
みほとせ初演の時は、他にも荒木宏文さんという頼もしいベテランがおり、石切丸の崎山つばさくんは二度目の出陣でもあったから、期待される役割はまた違うものがあったと思うのですが…
今回、刀ミュ本公演としての完全新作はむすはじから約1年半ぶり。そこに、新人4名+ベテラン2名の布陣が引かれたわけです。その布陣を見るにつけ、spiさんともっくんへの、制作陣からの途方も無い信頼と期待を感じますよね。
さらには先日の源氏双騎出陣を経て、お客さん側の期待値も、これまでとはまた異なる手触りになっている部分もあって…本当に、大変だったと思う…!
今回の蜻蛉切と村正について深く語ると、物語のネタバレになってしまうので何も言えないんですが、
ただただ、お二方の表現が心から好きだ、と思いました。
刀ミュの世界に生きてくれてありがとう、という気持ちで改めていっぱいになったよ…!

◆「刀ミュ」というひとつの作品ユニバース

今回これをめちゃくちゃに痛感させられましたね…。
具体的になにがどう、というのは言えない。言わないけど、<ミュージカル刀剣乱舞>という、ひとつの作品世界が、また新たにものすごく強固なものとして確立されたなぁ、みたいなことを感じました。
まさかこんなアプローチをしてくるなんて…って、心底ゾクゾクさせられた。

もし仮に、今回の葵咲本紀が初めての刀ミュ観劇になる方がいらしたら、とにかく過去作を見ておくことを全力でおすすめいたします。
「どれを見たらいい?」っていうのには諸般の事情により答えられないので、阿津賀志山異聞から順番に全部!って感じです!笑 もう、全部見ておいて!!!笑

過去作はバッチリ履修済みだぜどんと来い~!な人は、もうそのまま、えーい!と飛び込んで来てください。
私はこころの準備ゼロって感じで初日に臨んだところ(まあ準備のしようもないんだけど)、予想の1000億倍のダメージをくらいました。いい意味で、ですけど、本当にめちゃくちゃにダメージを受けて一発重傷で本丸に逃げ帰る感じになりました。
何が怖いって、このダメージの受け方というか方向性が、同じように刀ミュが好きで追ってきたのだとしても、きっと人によって多種多様にわかれるところですよね…(※傷ついた微笑みを浮かべながら)
「刀ミュ、マジ怖い!!!大好き!!!」ってなりました。


わからないけど、今作はある程度好き嫌いはわかれるのかもしれないし、もしかしたらちょっと難解に感じられる人もいるのかな…というような気はするんですが、
これはもう見てみてもらわないことには!という感じです。
表現のアプローチには色々と新しい部分が見受けられます。なのでたくさんびっくりすることにはなると思う…!
そうそう、歴史上の人物も全員素晴らしくて…ここもまた詳しく触れるとネタバレしてしまいそうだから取り上げることはできなかったんですけど、とりあえず「全員良い!」ってことだけ声を大にして言っておきますね!



ネタバレせずに言えるのはこれくらいかな…!書いてたら早く二回目みたくてウズウズしてきました。

新人キャストも盛りだくさん、いったいどんな作品になるのか見当もつかない…という中で開いた初日の幕でしたが、私は刀ミュをずっと愛してきたひとりのファンとして、これ以上なく満足して帰ってきました!
とくにキャスティング能力の確かさには今回も舌を巻いたわ…。

皆さんの葵咲本紀観劇が、どうか楽しいものになりますように~!