こたえなんていらないさ

舞台オタクの観劇感想その他もろもろブログです。

「ACTORS☆LEAGUE 2021」アクターズリーグを東京ドームで観戦してきた

「推したちが東京ドームで野球大会!」を、本当に観に行く日がくるとは思わなかった…!
actors-league.com
7月20日に一夜限りで開催された俳優たちによる夢の球宴、ACTORS☆LEAGUE 2021/アクターズリーグを東京ドームで観戦してきました。
応援している黒羽麻璃央くんが発起人となって企画された、この嘘みたいなどでかいエンタメイベント。
あまりにも楽しかったので、思わず感想を書いてます!配信もあったので細かなレポ要素はほぼないですが、現地組の体験記として記録に残します。




◆1.ウォーミングアップ~開会式

試合開始は17時から。この日は午後休みを取って、16時すぎにドーム入りしました。
2チームそれぞれのウォーミングアップが事前に告知されていたので、まりおくんがキャプテンを務めるBLACK WINGSの練習時間に間に合うように行ったんですが、
もーーーーこの時点で最高すぎた。だってもう、
推しがかっこよすぎた(耐えきれず大声)

…のっけからたがを外してしまいすみません。それくらい最高なものがいきなり眼前に広がっていたので、本気で取り乱してしまいました。笑
だってまりおくんが野球をしている姿、ものすごく好きなんです!なんたってあの運動神経の良さ…!体の使い方のセンスが隠しようもなくキラキラに光っていて、他のお仕事で見せるのとはまた色合いの違う真剣な表情が見られて、なんかもうシンプルに「運動ができてかっこいい!!!」という小学生のような感想をひたすら抱いてしまうのが常なんですが…それを目の前でずっと見られる!!??となって、この練習時間からハッピーすぎてテンションが振り切れてしまいました。もはや動揺してた。

野球姿は、これまで始球式、番組の企画、ご本人がSNSにちらっと上げてくれるバッティングセンターでの数分間の動画etc.で見る機会があったんですけど、当然こんな長尺で見れた試しはない!つまりとっても見たかったやつ!まじで夢!!!になった…ほんっとうにかっこいい。
かっこよすぎてわけがわからなくなってしまい、忙しなくオペラグラスを覗き込んでは、ガチで客席で頭を抱えてしまいました。かっこいい…(他に言えることがなくなり黙り込んでしまう様子)
は~なんであんなにかっこいいんだろう~!!?
そしてご本人は自分の野球姿がこんなにファンに喜ばれる自覚はおありなのだろうか!!?めちゃくちゃありますよ!!!なぜならかっこいいので!!!(大声)


…長々と取り乱し失礼しました。叫びたいことをひととおり叫んだので、落ち着きます!笑
この練習時間からすでに、グラウンドにいる全員がとにかくほんっとうに楽しそうでした!
ウォーミングアップの間じゅう、そこここに笑顔が溢れていて、「この日が叶って最高!嬉しい!楽しい!」という感情が伝わってきて。
キャリアも年齢もバラバラだけれど舞台を中心に活躍している俳優…という共通項に、新たに「野球」が掛け合わさって集まったメンバーは、いわゆるカンパニーともまた異なりますし、本当に独特の空気感があったんじゃないかな?と思います。この特別なひとときの、真剣勝負を一緒に楽しもう!というワクワクした空気に満ちた一体感。
監督の山崎育三郎さん自らがノックをしたりもしていて、「なんだろうこの楽しい空間は???」となり、着いた瞬間から本当に開催されてよかった!という気持ちでいっぱいになりました。


そして17時になり、オープングセレモニーが始まります。
コミッショナーを務める城田優さんが、ゆっくりとグラウンドの中心まで歩まれて、ご自身が作詞された大会テーマソング「L・A・S・T」を歌唱されました。
「いや、城田優のソロ歌唱から始まる大会、贅沢すぎんか?」とならざるを得ない。やっぱりスケールが色々おかしいって!?笑 という気持ちでまた楽しくなって笑ってしまった。
しろたんの歌声、帝劇コンぶりに聞いたけどやっぱり最高だな~!とテンション爆上げになっている中、城田さんが序盤で一瞬見せた手拍子を促す動きだけで瞬時に意図を察知し、きっちり裏拍での手拍子を始めた観客席は「さすが舞台オタクの集い!!!」といった感じで、すごく楽しかったです。笑

城田コミッショナーの美声披露のあと、両チーム選手がひとりずつ呼び込まれ、マイクの前でひとことずつ意気込みをご挨拶。全員にしっかりとスポットがあたる作りになっていました!
ここぞとばかり、あの手この手で個性たっぷりにアピールをしていく俳優の皆さん。特に猛ダッシュで台に滑り込み止まらずにずっこけてマイクスタンドをぶっ倒した橋本祥平くん、怪我がなくてまじでよかったです!w

ここでまりおくんがしたご挨拶が「今現在、日本の中心は、俺たちアクターズリーグだー!!!」だったんですが、もうかっこよすぎて「アアアアア」になりました…いやほんと、なんでそんなかっこいいのだ…?(※お前は全部の感想をそれでしめる気か?)

ゲスト解説をつとめる佐藤流司くん、荒牧慶彦くんの紹介も行われ、国会斉唱は松也さんと育三郎さんお二人でのアカペラ歌唱!
両キャプテンの選手宣誓では和田琢磨くんがフレーズをど忘れして固まる→まりおくんと二人で爆笑、というほっこりした一幕もありつつ、いよいよ満を持しての試合開始へ!

◆2.プレイボール!

ABEMAでの事前特番で、すでに先攻後攻は決まっており、1回表はDIAMOND BEARSの攻撃から始まりました。
先発投手は宣言どおり、まりおくん…!3年前のコラボナイターぶりに、東京ドームのマウンドに、今度はガチの野球のために…!と胸が熱くなります。
いやほんと、なんであんなに雰囲気が”本物”なんだ!?ってなるくらい、投手姿がサマになっているので…再びかっこいいしか言えぬタイム勃発です。ロジンバッグを握る動作とかでもう無理!ってなる。
あまりにもかっこいいのでつい感極まって「推しがピッチャーって最高だね!??」と口走り、隣りにいた友人からは「めったに言う機会のなさそうなセリフだねw」と冷静に返されました。本当だよ。笑

オペラグラスで投球モーションをガン見して投げる直前に肉眼に切り替えて球の軌道を追う、って見方をしてたのですが、これ最高すぎて永遠にできるわ…になりました。
流石に序盤は緊張してたのかなぁ!?とも感じたんですが、きっちり三振をとり失点0に抑えたまりおくん!
特にあの、1回表最後の投球でストライク決まったときの、渾身のガッツポーズ…!だからかっこいいんだってばぁぁぁ!!!!!
(※…推しが三振を取る話を嬉々として観劇ブログに書いてる状況、やっぱりどうしても面白すぎる気がしています。笑)


試合が始まった直後は、出場選手のみんなも少し浮足立っているところが強めで(そりゃそうなる)、「すごい!俺たちほんとに東京ドームで野球やってる!お客さんが見てる!!!」みたいな空気だったんですが、
回が進むごとにどんどんとみんな野球にのめり込んでいく様子が伝わってきて、それもまた面白かったです。
見てるこちらもだんだんと普通に野球の試合を見てる感覚になっていくというか…。だって、見応えがありすぎたよ~!
守備のファインプレーとか自然と拍手しちゃうよね!!!
皆さん、本当に運動神経が良いんだな…というのが伝わる場面ばっかりでした。3ベースヒットか!と思う当たりをセンターできっちり獲ったり、的確に一塁へ送球したり、いや本業役者ですよね?というのがだんだんわからなくなっていきました。笑


試合中、選手間のちょっとしたやり取りが垣間見えるのもすごく楽しくて!
敵チーム同士だけど一塁ランナーとショートの選手が楽しそうに会話してたり、
かと思えば、ピッチャー交代前の投球練習の間にライトを守るとりちゃんから、マイク無しのただの肉声(大声)で「えらい静かやな!」が響き渡ったり。笑
一塁ベンチの真上にあたる位置で観戦してたのでBLACK WINGS側のベンチ内の様子は全くわからなかったんですが、ベンチに出入りする様子やバッターボックスに入る前の素振りの様子、あとはいくみん相手にガチの投球練習を続けるまりおくんが見られたので、最高でした…。
腕組してる育三郎さんの背中なんて、完璧に監督のそれだったし!笑

球場で野球観戦をするのは2019年の楽天生命パークでの観戦イベントぶりだったんですが(ええ、まりおくんのファンはとにかく「野球」に慣れているんです…笑)、
野球の攻守のテンポがある仕組み、熱中しつつもどこかゆったり見られるのがやっぱり楽しいです。
「仮にどんなに打たれてもホームベースに返さない限りは点は入れられないけど、でもアウトを取るまでピッチャーは投げ続けないといけないんだよな…」って試合展開を見ながら思わず唸ったり。いや、ほんとにガチで野球を見ている感覚になりました。笑
福岡で育ったためにどうしたって野球には馴染みがあるので(※主語が巨大*1)、野球ならばいける!と違和感なくすっと入っていけるのも、個人的には楽しい体験なのでした。

◆3.試合以外の演出など

今回解説席にいた荒牧くんは野球経験がなく、いわゆる初心者としての立ち位置だったのですが、その視点が解説に生きており、「詳しくない人にどう楽しんでもらえるか?」という意識に溢れていたのが素敵でした!
実況の清水さんが「荒牧さん、リクエストというのは…」みたいな感じで要所要所で用語の解説を挟んでくださっていて、それに対するあらまきくんの素直なリアクションがすごくよかった!
無理なく知りたいことが入ってくる感じで、普段野球に親しみのない層がしっかり楽しめるような工夫を細かいところでもしてくれているなぁと。

対するりゅうじくんは野球経験アリなのでまた違ったスタンスになるわけですが、そもそも最初のご挨拶も「全編イタリア語でやります!」なりゅうじ節炸裂からでしたが笑、
試合が進むにしたがって目の前の熱戦に自然と感じ入っていき、お得意のボケが少なめになっていく様子がまた新鮮ですごくよかった…!笑
付き合いの長い俳優さんへのツッコミコメントの安定感はもちろんなんですが、あまりイメージのない野球の話題をりゅうじくんから聞けるのもなんだかすごく楽しかったなぁ。
まりおくんがピンチの局面でふたたび登板したとき、あらまきくんが「左投手だとやっぱり相手は打ちにくいとかあるんですか?」という質問を清水アナにしていたのですが、
そこから「佐藤さんはどちらですか?」「僕は右・右です!」みたいな会話があったりして、いや~新鮮だわ!ってなりました。(りゅうじくんは左ピッチャーは苦手で右打ちなんだそうです。)


試合途中でまさかの「猫」乱入&高野くんとの攻防戦があったり(気ぐるみの中にいたのが染谷俊之くんとわかったときの、あの驚きたるや!)、
コミッショナーの部屋」と称した城田さんとの2ショットトークコーナーが設けられたり、
松也監督の「ピッチャー、俺!」からの育三郎監督の「代打、僕!」が見られたり、
最終回の攻撃での助っ人カードで絵に描いたような助っ人外国人選手の体でspiさんが現れたり、
本筋の試合以外にも本当にエンタメ要素がギュッとつまりまくっていて、とにかくめちゃくちゃ沢山笑いました。

野球経験ゼロですが!という前フリで登場した高野洸くんも、コミッショナーの部屋でものすごく楽しい!を連発していて実際楽しそうだったし(そして彼には猫を捕まえる特命がくだされる笑)、
岡宮来夢くんが「もし選手だったら入場曲にしたいのは?」という質問に「キセキですかね!」と回答するそれこそ奇跡の瞬間もありましたし(そんな彼の隣にいるのは城田優さんw)。

とにかく徹頭徹尾「見てくれるお客さんを楽しませよう!」という気概にあふれていたなぁと感じます。
みんなが楽しそうな姿を見てるだけでこちらは十分楽しいのに、そこに予告どおりのエンタメ要素がドカドカと入ってきて、笑っている間にあっという間に終わってしまった!という感覚でした。
20時での試合終了が予め告げられていたので、進行の結果全7回までの予定よりも早い6回で試合が終わってしまったのは確かに残念ではありましたが、でも見ている側の充実感は半端なく高かったです!


試合はDIAMOND BEARSが6-1で勝利をおさめる結果となりました。
表彰式では「ハッスル賞」など独特の賞が用意されていたのですが、鰻1年分とかハーゲンダッツ100個とか、スケールがほんものだ!?になったのがまた面白くて。
極めつけに、MPVの岩瀬恒輝くんに贈られたのがスポンサー:トヨタからのまさかの車だったのには、客席が大きくどよめいていました…!笑 いや、車て!?笑

最後のお別れはふたたびテーマソング「L・A・S・T」に乗せて、両チームの選手がぐるっとドーム内の客席の真下を周回してくれる演出に。
このとき、笑顔で客席に手を振ってくれているみんなの表情が、本当に充実感に満ちていて。
「そうだよねぇ、こんなに楽しいことって、ないよねぇ!」と、見ているこちらも歌に合わせて手拍子をしながら、全力で笑顔になりました!

◆4.観戦を終えて

事の発端は、昨年秋のまりおくんのツイートでした。


ファンの間ではもう十二分に知れ渡っているまりおくんの野球愛なので、「おぉ、これはなにかやるんだな」とは思っていたのですが、それから半年ほどが経過した、今年の春。
ある日突然、明らかに「野球が好き」とわかっている俳優さんを中心に、「明日、大きめの情報解禁があります」「夢が叶います!」といった言葉が続々とツイートされる事態になり、
それを見ていた我々が「え、なに?野球大会?」とうっすら察してしまっていたあの流れは、本当に面白かったです…!笑


実際に解禁されたときは、まず「東京ドーム」という文字を見て目を疑って爆笑し、さらにメンバーにIMYのお三方がコミッショナー・監督として名を連ねていることに度肝を抜かれ*2
こんなことが実現可能なのか!と、とにかくお知らせだけでめちゃくちゃに楽しくなってしまってました。
2時間あったABEMAでの事前特番では、これでもか!というくらいメンバーからの野球愛が伝わって、「元ネタ全然わからないけどクオリティが異様に高いことだけはわかる」野球選手モノマネに爆笑したり、
巨人とのコラボタオル発売ではまさかの巨人の選手からの激励コメントが両キャプテンに届いたりと、なんでこんなに楽しいんだろう?となるエピソードには事欠かなかった印象。
ひたすら当日が楽しみな気持ちで迎えたのですが、期待以上の時間を過ごすことができました!


「自分たちのやりたいことを叶えながら、お客さんを巻き込んで絶対に最高の時間にしてみせる!」という気概をまりおくんからひしひしと感じていたのですが、
様々なエンタメが本意ではない状況を強いられつづけている中で、なんとか観客有りでの開催を実現できたこと、本当に心からよかったなぁと思います*3
興行的にもしっかりと成功していたらいいな…!
そして是非、来年以降も継続的な開催が叶ったら最高に嬉しいなぁと思います。うん、とにかく、心底楽しかった!!!



現地・配信問わず、周りで観戦した人が「楽しかった!」と口々に言う様子を見ていて、それだけでもとても幸せな気持ちになりました。
この時勢下で実現に漕ぎ着けるまで、色々と困難なことも多々あったものと想像しますが、野球×エンタメの新しくてとびきり楽しいひとときを届けてもらえたことに大感謝です。


また来年、ACTORS☆LEAGUE 2022の開催を願ってやみません!
そしてまりおくん、こんなとんでもなくて楽しすぎるイベントを実現してくれて、ありがとうございました&本当にお疲れさまでした!!!

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灼熱!な東京ドーム前で野球カードを記念撮影

*1:やはり地元に根ざした球団があるのって相当に体験としてでかいなと思います。ホークスと共にある感が強いので、住んでる頃はやっぱり試合結果とか選手の名前とか当たり前にわりと理解してました。個人差、もちろんあると思いますけれども!笑

*2:ミュージカル界の大先輩であるIMYのお三方と、仲間の俳優陣をつなぐような役割を果たせているのも、今のまりおくんの立ち位置だからこそ出来ることだと感じて感無量なのでした

*3:恐らくエンタメ演出を担っていたのであろうサポートメンバーの皆さんが直前で出演叶わずになってしまったのは大変残念でしたが…!該当の方もどうか予後が大事無いことを祈っております。